見出し画像

博報堂時代の『心・技・体』…技その②:プレゼンキラーワード(木戸)

このnoteでは、★色んな働き方、生き方があるということをシェアして、結果的に、多くの人が目の前の仕事に忙殺されるだけの人生ではなく、自分の意志で取捨選択した人生やキャリアを歩める世の中になることを願って書こうと思います。僕にとっては、博報堂時代のサラリーマン人生も、その後のフリーの木戸俊介としての経験も、どちらも欠かすことはできません。両方あるから、今の木戸俊介がいると思っています。そういう意味では、特に、今後の将来に対する期待と不安が入り混じる同世代、★29歳~38歳の企業マンに向けて話すつもりで書けたら良いなと思っています。

こんにちは、HDAの木戸です。

僕は、博報堂で営業として3年半、スポーツ局に3年半在籍しましたが、スポーツ局時代も、基本的には『営業』をしている時間が最も長く、楽しかったです。

スポーツ局時代にも、スポーツコンテンツのプロデュースが半分ありましたが、『業務推進部』という、いわゆる営業部隊も兼務していました。

プレゼンのキラーワードとは

プレゼンで自分の口説き文句を持つ。というのを意識してセールスしていました。

キラーワードは、
●端的(シンプル)に
●分かりやすく(イメージしやすい)
●インパクトがある(心が動くような)

そんなワード。特に、その商材が一番、何が強み(How=差別化)で、どういうターゲット(Whom)に検討いただきたいのか、ということを意識したコトバであるべきです。
その強みを、端的に、分かりやすく、インパクトをもって言い表すことができるか、がココで言うキラーワードです。

正直、そのワードが刺さらなければ、どれだけ売っても売れないので、切り替えて次にいきます。

例えば、分かりやすい例でいうと、プロゴルフの協賛の場合は、、、
相手の顔色を見ながら、以下のように繰り出します。

「プロゴルフの協賛の価値は『プロアマ』です。
プロアマとは、つまり”大接待大会”なんです!

とプレゼンしていました。どういうことかと言うと・・・

ゴルフは、他のスポーツと違って、協賛すると『主催』になります。

主催になるということは、権利も大きいですが、その分責任も重大だからこそ、一方で、プロアマ大会のような、スポーツイベントをフル活用するような企画を開催する権利があるのです。

プロアマ大会には、プロの選手も出場するので、他の競技ではあり得ないベネフィット(協賛の対価)です。

厳しくも、色んなドラマが巻き起こります。今日は、その肝の部分、プロアマ大会について触れながら、プレゼンのキラーワードの解説をします。

だいたい、相場は3億円。

内訳は、①1億は賞金、②1億は放映権料、③1億はプロアマ大会になっています。

①賞金は、賞金女王とか、獲得賞金とスポーツニュースでやっているように、総額1億円程度の賞金を、優勝⇒準優勝⇒3位、4位、、、というように、賞金が振り分けられていきます。

②1億円は、スポーツ中継のための放映料(制作費含む)です。

③そして、プロアマ大会の開催費に1億円。
金額シェアは1/3ですが、個人的な感覚では、半分以上の目的がプロアマです。また、プロアマ大会の価値についてはまた詳しく紹介しますが、ざっくり言うと、主催者の企業が、その企業のクライアント(得意先)の決裁者(会長や社長など)を招待し、翌日から始まる大会に出場するプロと一緒にゴルフをラウンドする、という大イベントです。

誰もが知る、主催者の大企業の社長さんは、大成功に終わったプロアマの閉会式のスピーチで「コレで、来年の売上は確保されましたね」と笑顔で言うほど、プロアマの成功が、今後の自社のビジネスの命運を握っていると言っても過言ではありません。

実際、数字から考えても、プロアマ大会は40人のプロが出場し、40組に特に重要な得意先が各3社か4社程度の決裁者が招待されるので、40組×3社だとしても、120社程度の取引が、安泰になるとすれば、極めて重要なイベントであることは間違いありません。

「『大接待大会』なんです。」

冗談まじりですが、本気のキラーワードです。

「接待なんて・・・。」という方は、買わなくてOK。

プロゴルフトーナメントの協賛、プロアマ大会は、色んなドラマ、ネタ、ビジネスの学びが詰まったコンテンツなので、また随時紹介していきたいと思います。

では、また次回。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?