『ブルーヘロンのいる森で約束したこと』第23話
♡第22話続き♡
「トゥリーもいろいろ忙しいのね」
サヤカは言った
「ううん 全然。森の植物たちといろんな話をするのがとても楽しいんだ。
だから忙しいとは思わないんだよ。むしろみんなに会いに行きたくなるのは僕たちの方なのかもしれないんだ」
トゥリーはしみじみと語った
「トゥリー俺たちにつきあっていて大丈夫なの?」
ハヤトは何かふっきれたような顔をして明るい表情で話した
「気にかけてくれてありがとう ハヤトくん。
今は落ち着いているから大丈夫だよ。
それにハヤトくんやサヤカちゃんともまだお話ししたいしね」
トゥリーは優しく答えた
こうしてトゥリーも加わりさらに森の奥へと進んでいくのだった
歩いていると ふとサヤカがある大木の前で立ち止まった
「ねえトゥリー この大木、不思議な形しているね」
大木をじっと見たまま彼女は言った
その大木は上を見ると1本の木なのだが下を見ると3本の木に見えた
根元よりも2mほどのところから3本にくっきり分かれていて、まるで3本足のようだった
「この木はアリュールというんだ。僕たちの仲間なんだよ」
トゥリーはそう答えた
大木は今にも動き出しそうである
するとその大木が突如、話しかけてきた
「やあ こんにちは ハヤトくん、サヤカちゃん」
2人は突然のことにびっくりした
♡続く♡
私は自分の親との関係が良好でなかった為いろんな経験をしました。その経験を活かしてお母さん、お父さんの子育てのストレスが解放される楽しい時間を、たくさんの子供たちに笑顔を提供していきたいと全国の舞台で朗読劇、楽しいパフォーマンスをやる事を目標にしています。応援よろしくお願いします♡