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ひよこ日記 プレゼンで頭真っ白になり凹んで一人旅にでる。

プレゼンの準備は着着と進んでる。主に私以外。資料もできてる。企画書も書き直して及第点。まあ、、これでやってみましょう。
ミラ部長はあれこれ言わなかった。逆に恐ろしい。わたしは定時終業のあとにほぼ毎日クレアさんのところに行きエネルギー療法を受けている。好転反応でるかもね?は見事にそうなり
こじらせ女子と変なあだ名をほしいままにその日フレッドと口論した。はっきりいって100%わたしが悪いんだけれどもちょっとオトナなフレッドが先にごめんと先制し、なんだかよくわからない展開で結局雨降って地固まるそのままの流れとなった。

次の日社食のカフェでランチを食べていたら目ざといミシェルが昨日なんかした?!とじいーっと私を見るけどシートパックしたからじゃない?とシラを切った。そういうのいちいち言うような年じゃないでしょ?

しかも社食!みんないるのに絶対口を割るつもりはないのだ。

テオがなんかフレッドにコソコソ話をしてたけどフレッドもへーとかふうん。とかのらりくらりとかわしてた

その日の夜からプレゼンの日まで企画書をブツブツ言いながら暗記している。
何度も何度も台本通りにやって準備にはまあまあ時間かけたのに当日のその会議で頭が真っ白になり、普段の半分以下しかできなくて結局ミラ部長がサポートに入りなんとかプレゼンを終えた。穴があったら入りたいとはまさしくそれでいっそ消えたいくらい。

エルンスト先生はドンマイ新人!とわざと茶化してくれたけど大事な会議でパニックなんて使い物にならなさ過ぎ

クレアさんのとこに行く気力も湧かず
各所友人方面のメッセも既読スルー。
もちろん帰りなんて一人で帰りたい。
先に帰るとテキストだけ送り17時のチャイムと同時に会社を出た。

嫌すぎる。恥ずかしすぎる。あんなにみんなにサポートしてもらったのに説明するわたしがポンコツとか切腹してお詫びしたいくらい顔を合わせられない。自己嫌悪マックス!!

家には誰もまだ帰ってきてない。
帰ってきたふたりから今日どうだった?とかも聞かれたくない。

どっか行きたい…どっか誰もいないとこ。
頭をクリーニングしたい
海とか海とか…ノルマンディー?
検索すると一時間半後に列車がある。泊まるとこ…どこでもいいよ、寝れるなら?
あの二人みたいにリッチでマーベラスなとこなんて無理!寝れたらいいの。シャワー使えてベッドがあれば。お手頃なとこみつけてどうか予約できますようにと直電したら一部屋空いてて予約できた。

ボストンバッグに目についた服や下着や化粧品と本を突っ込んで外にでた。

傷心旅行ということで。
書き置きするの忘れた。まあ、いいや

ダッシュでリヨン駅に向かう。切符を買う
あれ、わたしパソコン切ったよね?うん、切った。


駅の売店で禁断のお菓子を買い込む。
ポテチ!チョコ!ビスケット!甘い炭酸!

泊まるところにチェックインして(はじめてひとりで手続きした)
部屋に入る。思ったよりかは狭いけどキレイにしてるしべつに気にしない。ご飯のこと聞いたら近くに食堂があるよ。と教えてもらいそこに食べに行った。人の良さげな女将さんがまくし立てるようにオススメを教えてくれたからそれを頼んだ。サフランの入ったお魚のスープは温かくておいしくてお米のサラダも美味しくて鼻を啜りながらご飯をたべた。なにしてんだろ。
会計のときにおかみさんが良い子にはこれを上げましょうってキャラメルをくれた。たまにはいいさね。お嬢ちゃん。こっちの特産品みたいだ。塩キャラメルらしい。口に入れたら甘じょっぱくてますます涙腺が刺激された。

夜遅くに雨が降り出した。豪雨。海が近いからか雷がすごい。ビカっ!ドーン!!
スマホはしきりに着信のピカピカが鳴ってる。だから不在ですから!とスマホにあっかんべーをしてシャワーを使う。今日のよどみは今日取るの!を合言葉にガシガシシャンプーして体を洗う。すずらんの香り。
あー、サシェ持ってくれば良かったな。
枕元にラベンダーがあればもっとこころ穏やかに眠れるのに。

パトラッシュなんだか疲れちゃったんだよ、、とか某アニメのセリフを声に出して電気を消した。明日は晴れてますように。






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