若干恋愛依存症
あまり親しくない人との会話に困った時の話題が、「今日は暑いですね。」だとか、「今日はいい天気ですね。」だとするなら、
自分の友人や親友との会話に困ったときの話題は「最近彼女とどう。」「好きな人はいる。」「良い感じの人はいる。」かもしれない。
世の中は、「あの女優がかわいい。」だの、「あの女の子がかわいい。」など異性の話であふれている。
世間には、「ガッキーロス」や「福山ロス」などにかかり、次の日の仕事に支障がでるなんて病気の人もいる。
ガッキーや福山が結婚したら、あなたになんの影響があるのと思ってしまう。別にあなたガッキーとお付き合いしてないでしょ?
しかしながら、私もそんな話が面白いと思ってしまう一人の男性であるので人間の本能はしっかりしている。
ちなみに、新木優子や岡崎紗絵、今田美桜が誰かと結婚しても、僕はちょっと寂しい気持ちになるくらいだ。
このような世の中の恋に夢中な人達の症状を
「若干恋愛依存症」
と名付けようではないか。
日曜日になると訪れる「サザエさん症候群」であったり、「五月病」など世の中には本当に沢山の症状に病名が付いているので、この恋愛を愛してやまないこの症状にも名前がついて良いはずである。
世の中は、恋バナであふれている。
誰もが恋をし、友人に恋愛相談をする。
「若干恋愛依存症」
この症状の人は日本全国に約3000万人いるといわれ、予備軍も含めるとざっと5000万人にのぼる。
この病気の人に見られる傾向は
友人が恋愛相談を自分に持ちかけてきた時には、的確なアドバイスができるのに、いざ自分が恋愛相談を持ちかける側になったときに、友人にアドバイスをもらっても、アドバイス通りにフットワークを軽くして、行動に移せないという症状である。
「もっと積極的にいかないと!」
「もっと、自分を磨け!」
「相手に振り向いてもらうために・・・」
こんなアドバイスは友人にはなんぼでもできるし、実際このように動いたら絶対上手くいくのに!なんて他人の時は思っていても、いざ自分の恋愛ごととなったら
「あの子がもしそういうことを嫌がったら・・・」
「相手に気づかれて避けられたらどうしよう・・・」
「周りにばれてアピールしにくくなるかも・・・」
かも、かも、かも、もし、もし、もし、たら、たら、たら
全ての友人のアドバイスに対して、あらゆる最悪の想定をして全く友人のアドバイスは聞き入れない。
このような恋愛の問題というのは、自分の行動は相手のみぞ知る事であるので、相手に関しては自分がどうあがいたとて干渉することはできないものである。
アピールしたつもりでも、相手には気づかれないで終わるということはよくある。しかし、自分が凡ミスしたときに、相手が
「なんて可愛らしいミスをする人なんだろう」
と感じ、凡ミスに魅力を感じてくれるなんてラッキーなんかもたまにある。
また、若干恋愛依存症の人は、自分の全ての些細な行動にも、恋い焦がれている相手にどう思われているかと一日中悩んだりするが、大抵相手は自分のことなんて全く興味ない。なんてこともよくある。
「若干恋愛依存症」
は私たち20代の人だけに限った病気ではない。
40代で50代にさしかかろうとしている人も沢山この病気の人はいる。
私の両親なんかもそうである。
「わかっていても」とか「テラハ」はしっかり見ている。
結婚している人でさえ、美男美女が様々な障壁にぶつかりながらも、互いに惹かれていく恋に興味津々なのである。
しかし、両親の前では恋愛ドラマや恋愛リアリティ番組を見るのははばかれる。
「若干恋愛依存症」
今を生きる人のほとんどが、良いパートナーはいないか。かわいい、かっこいい人を探している。
別に恋だけが人生の全てではないと思ってしまうが、人間という生き物は「孤独」には勝てないので、パートナー(自分の良き理解者)を求めるのだろう。
私もコロナが収まったら恋がしてー
「若干恋愛依存症」
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?