失敗する美味しいレストランでのデート
恣意であることを頭の隅に置くとこが前提。
高級レストランって何?
デート、特に本命女性とのデート、下心というか結婚前提というか、そういう本気でのデート。
もちろん、高級レストランや料亭を選ぼうとする。(料亭は少し無理があるかもしれないが)
一つには男の社会ステータスを見せる必要があるから。
もう一つは、たぶん高級ならハズレは無いから。
できれば、予約を取りにくい人気のレストランが、ステータスを押し上げてくれる。
つまり、高級レストランは『うまいものを食べに行く』場所ではない。
余談:金を食べる場所
レストランに限らず、高級○○は、食事や宿泊をする場所ではない。
高級感を味わい、それができる人種であることをステータスとする場所である。
「美味しいーーー」
と感激する淑女は、舌を悦ばせる、鼻を感激させる美食を味わっているのではない。
事前に雑誌で読んだ記事と写真で抱く『高級感』
ドレスアップした自分に感じる『高級感』
予約を告げると、静かな音楽が流れる中を、まずはバーカウンタで一息をつく『高級感』
高級家具とインテリアの中を案内され、見事な景色が見える席に案内してくれる『高級感』
周囲のドレスアップした『紳士、淑女』が作り上げる『高級感』
フランスから空輸した食材とワイン、その説明を受けるという『高級感』
美味しいのは全体のほんの一部であり、「美味しいーーー」は、料理以外の雰囲気や高級感から作り出されている。
つまり、その高級感を保証する高額な『金』を味わっている。
(==注意書き==恣意であり、誇張である==)
例外はある
例外は当然ある。
生まれたときから金持ちで、レストランと言えば高級レストランしかないと思っている人種である。
王侯貴族が平民と違っていたように、生まれたときから外食とは高級レストランでするもの、列車旅行は個室で行くもの、車というのはロールスロイスの事という人種は存在する。
彼らは、例外である。
勝手にやっていて欲しい。
料理よりも評判で選ぶのが本道
雑誌や各種のネットメディアで話題になり、価格も相当なものである限り、まず味には間違いはない。
最低でも、学生街の定食程度の美食は楽しめる。
本命女性のためのレストランは、味の評価ではなく、雰囲気・インテリア・客層・場所、その他もろもろの『高級感』を生み出す要素で判断すべきである。
○○屋では○○以外で選択するのがお勧め
以上のことはレストランに限ったことではない。
〇〇を買うなら、その専門店へ行く。
○○はマンションとか車とか生命保険でもよい。
○○屋で良質な○○を扱うのは当然のことである。
もっとも、悪質な業者でないことが前提である。
ちなみに、悪質な業者の判別には消費者センターや各種メディアからの譲歩を収集し判断するという、これまた大変な作業が必要ではある。
決して、知り合いの高評価をあてにしないこともお勧めする。
えてして知人が良い業者だというものは悪質な場合が多いからである。
さて、元へ戻って、○○を買うには、○○以外で『も』高評価できる店や業者を選ぶ必要がある。
マンションを買う時も、マンションに住むのではないことに留意する必要がある。
マンションに住むのではなくて、マンションを住処として、その街に住むのだから、間取りとか設備以上に周囲の環境、小中学校の近さ、治安の良さ、その他諸々を評価しなければいけない。
レストランで食べているのは金である
繰り返す。
レストランで食べているのは金である。
金であることを念頭に、支払う金が有意義に効果を上げる店を選ばないと失敗する。
レストランは料理、マンションは間取り、車は走り・・・という、主目的だけで選ぶのは失敗の買い物をすることと同義語である。
もしかして、恋愛も? 結婚も?
これは、触れてはいけない領域である気がする・・・・・・・・
bye
ありがとー