コロナでわかる政治家と役人の愚

 知識が無いものほど、経験が浅いものほど、考えが浅いものほど、幼いものほど『絶対』を欲しがる。

ワクチンという絶対を求める愚

 依然としてコロナは未知の病である。
 それに対して、ワクチン接種ですべて解決するような政治家の口調。
 感染や重症化の確率を下げるだけのものであるのに、さも、絶対兵器であるかのように、経済対策を発案し始める。
 未知であろうが無かろうが、自然に対して人間の知識・能力は微々たるものであることを自覚せず、人脈の中だけの優位性を自然に対する優位性と誤解し、専門家の提言よりも自らの思惑を政策と称して優先する。
 ゾンビ映画では、死亡フラグが立つ人間の典型である。

兵力増強という絶対を求める愚

 某国がミサイルを飛ばしたから、こちらも兵力の増強が必要だと金切り声を上げる政治家。
 テロ対策に、出兵して根絶やしにする必要があるとした合衆国。
 国威高揚のためなのか、己の国内政策の失敗を隠蔽するためなのか、兵力増強と南シナ海進出をする大陸国。

 全ては相対であり、絶対兵器は存在しないことを信じたがらない臆病さと無知と無学さ。

 強力な兵器というおもちゃを欲しがる軍人という幼児と、それに頼り、日常の努力がいる外交を怠る愚かな政治家と役人。

絶対を求める怠け者

 感染症対策は、日々の三密回避と換気の努力を要する。
 医療政策の根底からの見直しと辛抱強い根回しや政策立案と実施が必要になる。細やかな判断と毎日の作業を要する。
 ワクチン接種という華々しい方策を掲げ、日々の努力、根底からの辛坊強い作業から逃避する、幼児的な行動をする政治家と役人。

 国際摩擦は、外交の失敗から発生する。
 外交の失敗は、産業と経済と国際政策の失敗から発生する。
 産業と経済の失敗は民間の失敗から生じる。産業と経済で自分の利益だけを追求し、国内の格差だけでなく他国との間に格差を作り他国に貧しさと不正と反感をもたらす。反感は国際摩擦の温床となる。
 そして、国際摩擦の最悪のものが戦争であり、テロである。
 つまり、戦争は日々の経済と産業活動の失敗から生まれる。
 これを理解できずに、ただ兵力だけを増強する、滅亡へ向かう兵力増強競争に猛進する政治家と役人の愚。

絶対を求める怠けものを
政治家として立たせている
役人として仕事をさせている
国民自らが
考え直す必要がある

bye

ありがとー