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アラフォーのおっさんが感じた「しゃべくり007」の魅力

夜に仕事から帰ってきて、リビングで1人ご飯を食べながらテレビをつけた。特別何か見たいわけではなかったけれど、とりあえずスイッチを入れたら「しゃべくり007」がやっていた。壇上ではお馴染みの芸人達が楽しそうにおしゃべりしている。それを見ながら、ふともう10年以上もまともにこの番組を見ていないことに気が付いた。(後で調べたら2008年スタートの番組らしく、最初の1~2年は結構楽しみに見ていたのを覚えている。)

いつもならテレビをつけるとすぐにNetflixかAmazon primeをチェックするのに、昨日はなんとなくチャンネルをそのままにしていたいと思った。別にゲストや話の内容に興味があったわけではなくて、10年ぶりに見たせいか「レギュラー 陣が全員すごく年をとったな!」と驚き、ただ彼らの姿をしばらく眺めていたいと思ったのだった。そして、しばらく見ていると当時20代の自分では感じることの出来なかった番組の魅力が見えてきた。

当たり前だけど20代とアラフォーでは感性がまるで違うので、番組の内容も全然違って見える。昔は単に出演者の話に没頭してその部分だけに笑っていたけど、今は話の内容よりも構成や演出を含めた全体のバランスの方に目がいった。進行の作り方、話の振り方や落とし方、出演者の役割や演出など、自分は作家ではないけれど、良くも悪くも「完成度が高い」というか。そして部分によっては自分も馴染み深い「古典的な笑い」があり、なんというか妙な安心感を感じることが出来たのだ。

最近はテレビをほとんど見なくなってしまったけど、たまにこうして「安心感」を得るためにテレビをつけるのも悪くないなと思った。自分が欲しいと思う情報だけを追っていたら、きっと得られない感覚だろうと思う。気が付けばしょうもないことをツラツラとしゃべくりまくっていた。終

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