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地元のクリニックからの転院

3回の流産を経て、夫とも改めて話し合いをしました。

「専門クリニックに行こう」

それまで通っていた地元のクリニックで受けた少し詳しい検査では、免疫に問題があるのかも?ということでバイアスピリンを処方されていたのですが、それでも流産してしまう。これはもっと詳しく検査してもらわないといけないかもしれない。

その次の診察で、先生にもその意思を伝えました。先生も、「それがいいと思う、この病院でできることはもうない」と。そうか、原因が分からないほど私の状態は悪いんだ、そんな絶望感を覚えました。

転院先として先生が「ここが日本で一番有名な不育症の専門クリニックだから」と教えてくれた横浜の病院は、次の予約ができるのが3か月後。そんなに待っていられないと、別の病院を教えてもらい、紹介状をお願いしました。

こうして、それまで通っていたクリニックとお別れしたのが、2019年2月13日。不妊治療を始めたのが2018年4月のこと。それから10ヶ月で、3度も流産をしてしまいました。

妊婦さんと一緒の待合室は辛かったなぁとか、短い昼休みに急いで診察してもらって、ランチをゆっくり食べる間もなく仕事に戻ったなぁ、とかそんなささいなことを次々に思い出します。

次のクリニックに行けば、何か分かるかもしれない。そんな少しの希望を持ちつつ、もうここに戻ってくることはないんだろうなと、すこし感傷的な気持ちでクリニックを後にしました。

ちなみに、この10ヶ月間でかかった費用は、領収書が細かく残っているわけではないのですが、約4~5万円です。終盤に一度、保険外の検査をしたこと以外は全て保険内の診察だったので、だいぶお安く済んでいます。

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