優しい虐待
妊活中、というか妊娠が分かるか分からないかの頃、わたしがすごく救われた記事があります。
それが幡野広志さんのこちらのブログ。
幡野さんは、相手のためと信じて、でもじつは相手を苦しめる行為のことを「優しい虐待」と呼びます。
これこれ、わたしが苦しかったのもこれだなぁ、と思った。
気にしすぎだよ。気にすればするほどうまくいかないみたいだよ。引っ越したら環境も変わってうまくいくかもよ。次のステップに進んでもいいかもよ。仕事を辞めてストレスがなくなったら...。
ぜーんぶ、わたしにとっては、優しい虐待でした。真綿で首を絞められるかのように、それにじわじわと苦しめられていく日々。
それは、妊娠が分かってからもやっぱり同じで。憂いのないアドバイスには、時に苦しさを感じることがあります。
妊娠を手放しで喜べて、これからも順調に育つことを疑うこともなく、変わっていく自分のからだを受け入れられて、そんな妊婦ばかりじゃない。
せめて自分は、優しい虐待をしない人でありたい。そんなことを気にしたらなんのアドバイスもできなそうだけれど、でもそのくらいでいい。
他人の辛さに、100%共感することはできない。
であるならば、少しでも寄り添える想像力を持った人でありたい、と思う。
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