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斜め

★大学進学に向かって受験勉強をするやつを斜めに見てきた
そんなに勉強して何になるの?
良い大学に行ければ幸せなのか?

★公務員試験勉強に向かうやつを斜めに見てきた
何も考えずに公務員目指すの?
公務員になるって腹くくれてすごいな

★就職活動しているやつを斜めに見てきた
自分のやりたいことの妥協点を探しに行くのか?
腹を決めてよくわからないまま就活という流れに乗れるってすごいな

皮肉を込めて、そういう人たちを称賛してきた

ただこれはただの自分の防御反応である

受験勉強がうまくいかない
公務員試験勉強をする意欲もない
就活に本気になれない自分

を守るための見方にしかすぎなかった

その見方は独立したポジションにいるような感覚にしてくれて、ただ取り残されていく自分を、時に大人が褒めてくるような立場だった
「よく考えてるね、ちゃんと悩んですごいね」
そんなことはない、何も考えてないし、悩んでない、迷いでしかなかった

どこかうらやましかった
ちゃんと真剣に勉強できている子が自分より大人でしょうがなかった
だからこそ、そんなに勉強してどうすんの?と一見大人目線を向けることでその人より大人であろうとしていた

皮肉は後から込めていたが、単純に勉強できる子、就活に全力を捧げる子がまぶしかった

すぐにナナメに見てきた奴らを肯定できるだろうか
すぐにはできないから
できない自分を認めていくしかないのかな
自分が好きなことを認めてあげた先に、何かに明け暮れているかっけえ人・がんばる人を肯定できるようになるらしい

じゃあ、自分が好きなことってなんだろう
お笑いを見る、ネタを考える、ネタを作る、ネタを練習する、ネタを披露する
あとは、冷めて見がちなチームで円陣を組んだり、掛け声をかけあったりする雰囲気がめっちゃ好きだったりする!
自分がその和に入り切れなかった人生だから、冷めた目で、ばかだな、よくできるな、何がおもろいん?と思ったけど
やっぱりその和に入り切れて、盛り上がっているときの空気間は最高だ

中学校から高校までバレーボールをしてきたのもあるけど、やっぱりみんなでワイワイしたり、盛り上がったり、胴上げをしたりみたいなことを本当は好きなのだ。やってみたい

こんな自分の好きを自分で認識し、肯定した先に、自分の好きを発信できたら、周りの人の好きやがんばりを肯定できるんだって!

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