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GLAYのアルバムリリースの法則:GLA第77曲『SUMMERDELICS』(2017)

SUMMERDELICSは、2017年7月リリースのアルバムのタイトルであり、そこに収録された曲名でもある。夏にリリースされた夏アルバムである。
ところでdelicsというのは、「〜delic」で「〜的な、〜様の」という意味らしい。つまりsummerdelicで「夏的な、夏様の」といった意味になる。「delics」という名詞で「珍味」の意味もあるらしい。これだと「夏の珍味」ということになる。

ところでGLAYのアルバムのほとんどが10月〜3月の半年にリリースされているのをご存じだろうか?以下は、GLAYのオリジナルアルバム、ベストアルバム、B面アルバムなどのコンセプトアルバム、TAKUROのソロアルバム、サウンドトラックのリリース数を月別に集計したものである。一目瞭然や。(アンソロジーだけは除いている)

4月:1枚
5月:1枚
6月:1枚
7月:2枚
8月:0枚
9月:2枚
10月:5枚
11月:4枚
12月:3枚
1月:4枚
2月:5枚
3月:5枚

つまり夏にGLAYがアルバムを出すというのは非常に珍しいことなのである。だからこそ、アルバムのタイトルは『SUMMERDELICS』なのかもしれん。ちなみに7月にリリースされたもう一つのアルバムは『pure soul』だ。

さて、JIRO作曲の『SUMMERDELICS』のほうも聴いてみよう。

夏のフェスに行く期待と狂気を描いた曲。同じく大好きなアーティストへのライブへの希望を描いた『lifetime』とモチーフが似ている。これも『SUMMERDELICS』に収録されているし、そして、いずれもJIRO曲である。

サビでリズムパターンが変わるところは2001年の『mister popcorn』を連想させる。mister popcornはBPM自体が変わるのに対してSUMMERDELICSのほうはBPMはキープなんだが。JIROのこういう音楽はJIRO自身に染み付いてるもんなんやろうな!

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