GLAY第196曲「都忘れ」(1996)
承久の乱で敗れ、佐渡に島流しになった順徳天皇が、庭にさいた花に目を止め「恋しい都も忘れられるような美しい花」と言ったことが名前の由来とされる花、その名もミヤコワスレ。
GLAYのTAKUROが1996年にこの曲を書いた時、どういう想いでこの曲のタイトルを「都忘れ」にしたのかな。
生まれた町から遠く離れた東京で日々バンド活動を頑張る日々にも束の間、故郷の函館に帰ることもあったのだろう。
そこでこの曲を描いたのかもしれないし、東京の街で出逢った人との想いを描いたのかもしれない。
いずれにしても、
若い頃、
がむしゃらに生きる日々と
癒しのような恋の狭間に生きる、
一人の男をとてもよく表現している名曲だと思う。
私が好きな一節はたくさんあるけれど、
次の歌詞は最近の私に、ぐっときます。
時代が僕らの背中を押したことさえも
シナリオの一部だと笑った
全ては運命なのかもしれない、と。
何かの縁があって、巡り巡って流れるように私達がいまここにいるけれど、それも運命だったのかもしれないね、と。