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GLAY第316曲「KISSIN' NOISE」(1997)

突然やけど、漫画の第1巻って、
ガチャガチャしてるよね。
登場人物は細かい事をたくさん発言するし、
変なボケとかツッコミもあるし。
絵も、妙な部分が書き込まれてて
線が多くて見づらいことがある。
2巻、3巻となるにつれて、
徐々に洗練されていって削ぎ落とされる。
まるで派手な縄文土器から
素朴な弥生土器に変わるように。

とどのつまり、それはKISSIN' NOISEである。
いや、決して揶揄しているわけではない。
だからこその味わい深さがある。
事実、私はKISSIN' NOISEが大好きだし、
2006年Re-birthでのKISSIN' NOISEは
最高のパフォーマンスだったと思っている。

でも、きっと今ではこういう曲は
作らないだろうなと思う。それはそれで寂しい。
リフやメロディを詰め込みまくった若々しい曲。

GLAYがデビューするにあたって、
佐久間さんや永井さんのサポートが入り、
最初に"削ぎ落とす"ことをしたらしい。
インディーズ時代のGLAYは、
アレンジも複雑で、楽器の手数が多かったらしい。

いまCD音源になってるのはデビュー後の再録なので
アレンジもやり直していると思われる。
でも、メロディの多さや展開の多さは
インディーズ時代のGLAYを想わせる。

アレンジはとても練られているが、
2006年のアレンジはさらにまた新しくなっている。
Return to our mother, close my, close my life.
うるさいkiss なくした愛 それも人生

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