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錆びたナイフって?:GLAY第218曲「TWO BELL SILENCE」(1994)

錆びたナイフ 君に突き刺せば
きっと2人 いつまでもいつも
時を超えて 心変わるなら
今の僕は優しくなれない

1994年のインディーズアルバム「灰とダイヤモンド」に収録され、今なお根強い人気を誇る「TWO BELL SILENCE」。ライブでも比較的演奏されることの多い曲である。

また、「灰とダイヤモンド」の中でも、完成度が高く構成や世界観もしっかりと纏まっていて、聞きやすい曲だ。

しかし、あらためてサビの歌詞を見て思うねんけど

錆びたナイフってなんや。

初期のGLAYの曲には、とにかくナイフが出てくる。
Freeze My Loveでは、錆びたナイフを自分の胸に刺して今は遠い君を思うんやけど、TWO BELL SILENCEでは錆びたナイフを君に突き刺している。

またデビューシングル「RAIN」の元となった「Julia」という曲では、冒頭に、
錆びついたナイフを握りしめ
という歌詞がある。

とにかく錆びたナイフが大好きだったTAKURO。
きっと本当に何本か錆びついたナイフを自宅に所持していたのではないか。

ナイフっていうのは、反抗心の象徴だろうか。
そして、"錆びた"というのは、ずっと抱き続けていい加減古くなってしまった、という意味なのだろう。

さしずめ、
ずっと抱き続けているが、もうどうしようもなくなった反抗心
みたいな意味なのかもしれない。

しかし、それを突き刺すというのはどういう事なのか、私にはてんで解らない。解らないです。

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