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山本って知ってる? GLAY第287曲『STARLESS NIGHT』(2008)

底抜けに明るいロックって、良いよね。
GLAYの中でここまで爽やかに明るいロックってあるっけな?
『Bible』は曲調は明るいけど歌詞は暗い面があるし、
『生きてく強さ』や『笑顔の多い日ばかりじゃない』はロックというよりポップスって感じやし。

この曲は2008年あたりの『HIGHCOMMUNICATIONS TOUR』で披露されたやつだったかな?(記憶は定か。)ホールツアーを通して成長していった曲だった気がする。

そういえば、この頃のハイコミツアーで「お客さんをステージに上げて一緒にぶっつけ本番の演奏をする」という企画をやっていた。
その企画のなかで、今でも動画サイトで話題になっているのだけど、『山本』という伝説のお客さんがいる。
とあるライブで、TERUが「そこのHISASHIみたいな髪型の男の子」と指名し、一人の男性をステージに招く。「名前は?」とTERUが聞くと、その男性は「山本です」と答えた。
見た目を裏切らず、やりたい楽器として希望したのはHISASHIのギター。やりたい曲については、一度「More than Love」と答えたものの、何故かTERUに唆されて「彼女の"Modern…"」をやることになった。
そして、ぶっつけ本番で始まった山本@ギターを交えての「彼女の"Modern…"」! 会場のテンションはMAXに。

伝説はここからである。2番のサビが終わり、「彼女の"Modern…"」の最大の難所であるギターソロへ突入。山本がボリュームを上げてソロを弾き始める。最初は少しリズムが崩れたりして、見ているお客さんも心配そうな眼差しを送る。しかし、徐々に持ち直して速弾きやTAKUROとのハモリもバッチリ決めて、会場を盛り上げまくる!!
度胸が試されるなか、演奏をしきった山本。きっとこうやってステージに立つことが夢だったのだろう。演奏後、ステージでGLAYメンバーとやり取りする彼の目には涙が。そして会場も感動の渦に呑まれる・・・詳細が気になる方はぜひ動画サイト等でチェックしてみてほしい。

『STARLESS NIGHT』から話は逸れてしまったけど、
「STARLESS NIGHT=星の見えない夜」は、目指すべき方向が分からくなる若者の一夜を書いた曲である。
このハイコミツアーを代表する曲だけど、「山本」の伝説が重なるんだよなぁ・・・

小さな頃 見上げた 空を翔ける星座
もう逢えないあの人の まなざしに会えたら。
Oh Starless Starless Starless Tonight
Oh Starless Starless Starless Tonight
You Don't be afraid, Kids
Ready Go! Steady Go! We're Boy

(訳)
星のない夜。
でも恐れるな、子供たち。
行け、そのまま行け。私達はみんな少年なのだ。

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