見出し画像

昨日と今日の違いはちょっとに思えるけど:GLAY第53曲『LOVE IMPOSSIBLE』

昨日と今日の違いはほんのちょっと思えるけど、その積み重ねで過去と未来が変わるんやなぁと、そんなことを思う今日この頃(急にどうした)。

そして花粉症が辛い日々。今日紹介するのはGLAYの中でも「不評な声」をよく聴く曲。その名も『LOVE IMPOSSBLE』。そう、叶わぬ恋。2013年リリースの11thアルバム『JUSTICE』の4曲目に収録されている、なんだか妖艶なナンバー。とりあえず聴いてみよう。

実はこの曲、GLAY×EXILEの候補曲やったらしい。結果的に『SCREAM』が選ばれることになるのだが、その背景を知ってから聴くと曲の聴こえ方が変わってくる。TAKUROはダンサーブルな曲を作りたかったんやなと感じる。

そもそもGLAY×EXILEの曲作りは相当苦労したらしく、TAKUROが何十曲作って持っていってもEXILEからダメ出しを食らったという。要は「これでは踊れない」ということらしい。最後に残ったのが『SCREAM』と『LOVE IMPOSSIBlLE』だと思われるのだが『LOVE IMPOSSIBLE』のメロディなんかは、当時(2005年頃)の日本のポップシーンを猛烈に意識してるであろうことが伺える。全体的にEXILEや倖田來未がテレビで歌ってそうなメロディやと思う。

『SCREAM』がリリースされたことにより『LOVE IMPOSSIBLE』は一時お蔵入りになるのだが2013年にようやく日の目を見ることになる。ただ、この時にもレコーディングでJIROから「TAKURO君は何をしたいのか分からない」と面と向かって言われたという。

そんなこんなで完成した『LOVE IMPOSSBLE』。少し見え方が変わってきたのではないだろうか?
私は、ポップシーンを追いかけるTAKUROに対抗するように、おそらく今までで一番ヘビーなんじゃないかというくらい歪ませたギターを入れてくるHISASHIが好きだ。Aメロのゴリッゴリの合いの手や、サビ前の半音下降は結構聞きどころやと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?