見出し画像

GLAY史を語る上で欠かせない曲:GLAY第170曲「LAYLA」(2006)

優しい愛に巡り合ってね、と 別れの声を聞いた
春の嵐吹きすさぶ若葉の頃

「LAYLA」より

2006年、Re-Birth=生まれ変わり を掲げたGLAYが発表したのは「LAYLA」というミディアムナンバー。

まだ俺はやれるのさ かつてのように器用にはうまく振る舞えないかもしれないけれど

この歌詞に、GLAYの新たな旅立ちに対する意志が感じられて、とても嬉しくなったのを記憶している...

調性は王道のC。
コード進行もかなり単純。
メロディもシンプル。
素直で剥き出し、少し痛みを感じつつ熱を帯びた歌詞。

気を衒わない。素敵な曲である。

これまでの記事のなかでも「GLAYの歴史を語る上で欠かせない曲」は紹介してきたけれど、「LAYLA」は間違いなくそれに当てはまる曲だろう。

かつて出会い、いまは別れた敬愛する女性。
その人との別れと自身の人生を重ね合わせた、他のアーティストにはない唯一無二の楽曲作品だと思う。

また、間奏にハーモニカを使用しているところも特徴的である。
これは2006年にリリースされなかったら絶対に無かったであろうアレンジだ。
ここに"素直さ"が表現されていて、「LAYLA」という曲の印象を決定付けている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?