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ちゃんと向き合えてますか? GLAY第273曲『時の雫』(2004)

2001年から2004年のGLAYは常に新しい扉を開き続ける日々だったと思う。
音楽的多様性の広がり、エンターテイメントの可能性の追求、自己と世界の関係性を音楽へ昇華する試み。

そんな怒涛の日々の中で生まれた、

ポップス色 × 独特の空気感。

って感じのシングル『時の雫』である。

『時の雫』っていうタイトル、ロックバンドではなかなか見ないよね!

本屋大賞 辻村深月『時の雫』、

季節を愉しむ旅館『時の雫』、

若さ取り戻すウォーター『時の雫』、

GLAYニューシングル『時の雫』...

最後のやつが一番違和感あるやろw

曲調もロック色は少ないのだけど、かと言って、巷にありふれたポップスというわけでもない。
ストリングスを使ったイントロや、ポタッポタッと滴り落ちる"時の雫"を感じさせるような表現。
囁くようなAメロと、同音程をひたすら繰り返す独特なBメロなど、拘り抜かれた音楽である。

まさに、ロックとかポップスとかのジャンルを超えて、音と向き合いまくった結果生まれた曲なのだろう。

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