サービスの世界観を一貫して届けたい!!「LPO部」立ち上げの経緯をCMOと部長に聞いてみた!
こんにちは、マネーフォワードの稲毛です。
2年ほど前に新設されたLPO部で「マネーフォワード クラウド」のサービスサイト改善・コミュニケーションデザインをしています。
最近採用面接をしていると「LPO専門の部署があるのって珍しいね!!」とコメントをいただきます。
そこで弊社のCMOとLPO部の部長に、部署立ち上げの経緯やこれからを聞いてみました!
登場人物
LPO部立ち上げの経緯
ーーそれではCMOの駒口さんにさっそく質問です!なぜLPO部を立ち上げたんですか?
大きく下記2つポイントがあります
①ファネルの上流を強めたい
②サービスの世界観を一貫して届けたい
①ファネルの上流を強めたい
「マネーフォワード クラウド」を知り、関心のあるお客様がサービスサイトに訪れてくれます。
ファネルを考えたときに認知を獲得してから、「わかりずらい・後にしよう」が要因で利用に至らないことは、望ましくないので改善していきたいというのが一点。
②サービスの世界観を一貫して届けたい
二点目は、急拡大したマネーフォワード特有の問題です。
現在「マネーフォワード クラウド」は会計、請求書、給与、勤怠、契約...など20以上のサービスがあり、バックオフィスを効率化する1つのプラットフォームを提供しています。
「マネーフォワード クラウド」は会計ソフトから始まり、これまで各サービスごとバラバラにデザインされていた経緯がありました。
世界観や、全部使うとどのような便益があるか「全体最適でより伝わる姿にしていきたい」という想いでLPO部を立ち上げました。
ーー LPO部 立ち上げ時、部長の頼本さんはどんな心境でしたか?
この領域は改善できる余地が大きい部分だと思っていました。
駒口さんの言うように、各ページで一定の製品価値は伝えられていましたが、世界観であったり、サービス連携の価値は伝えられていませんでした。
また、サービスが増えるにつれ課題感が大きくなり、製品利用までに離脱しているユーザーがいることも認識していました。
そこを改善できるのは、会社としても期待値が高いし、個人としてもやりたい、やりがいのある仕事だと思っていました。
ーー 立ち上げから具体的にどんな活動をしてきましたか?
まずは現状把握をしました。
Webサイトの数字を会社の中で誰も持っていなかったので、部署立ち上げの前に数字分析を行い、インパクト大きい箇所を把握した上で、着手する場所を定めました。
次に目標設定です。
改善の目安を一般的なSaaSのCTRなどを参考にしながら、現状との乖離をざっくり試算して、1年でどこまで持っていけるか目標を立てました。
ここからチームを組成し、内容やデザインが古かったものを、数字をある程度気にしつつ、まずはあるべき姿にリニューアルしました。
この時点で元の内容・デザインよりも数字が良くなりましたが、さらに改善施策をチームで議論し、定期的にABテストやコンテンツ追加、削除をしていきました。
立ち上げから半年経ち、計測データにノイズが含まれており、数字のブレが発生していることがわかったので、正しく計測するための取り組みも始めました。
1年間くらいは社内で知見もないし、データも揃っていない状況でした。
計測やコンテンツ作成について、自分もメンバーも手探りで改善を進めていましたね。
そこから管轄するサービスページの数が増え、それに伴いメンバーの採用も全職種進めています。
LPO部のやりがいや雰囲気
ーー 部長の頼本さん自身、仕事で楽しいと思うことはなんですか?
個人としては、やはり改善がうまくいって数字で結果が出てくるのが楽しいところです。
マネージャーとしては、会社や事業は成長していますが、まだまだ伸び代があるので、メンバーが増えていろんなことができるようになったのが嬉しいですね。
チームのみんなが楽しく働いていたり、稲毛くんや黒木さんが成果を出してMVPを取ってくれたり、部を作ってさまざまな成果が出ているので、我ながらつくった甲斐がある部署だと思います(笑)
ーー サイトを改善する上で他職種・他部署とどう連携していますか?
LPO部にはディレクター・デザイナー・エンジニア各職種のプロフェッショナルが揃っています。
企画・デザイン・実装がチーム内で完結し、スピード感を持って改善できる体制をつくりました。
プロフェッショナルが揃っているからといって、個別に働くのではなく、チームとして良いアウトプットを出すために、職域をまたいだ意見を出し合っています。
採用時にそういう人に加わってもらっているのもありますが、職種にこだわらない良いチームだなと思います。
広告チームやコンテンツ制作チームなど、マーケティングで必要なコミュニケーションは、同じ本部内で完結しています。
普通にコミュニケーションを取っていて、同じ目標を追っている仲間なので、変に意識することはないですね。
ーー 駒口さんから見てチームの雰囲気はどうですか?
良い意味でわきあいあいとしてますよね(笑)
実は京都拠点から頼本さんが働いていたり、シンガポールから仕事をしているデザイナーさんがいたりします。
場所も職種の壁もなく「マネーフォワードのサイトがどうやったら良くなるか?」わきあいあい話して、成果を出せるチームって素敵だと思ってます(笑)
LPO部のこれから
ーー 駒口さんのLPO部への期待値を教えてください!
LPO部がつくっているサービスサイトは「マネーフォワード クラウド」の顔だと思っています。
「マネーフォワード クラウド」がどんな存在なのか、どうユーザーの役に立てるのか、そういったメッセージを一番伝えなきゃいけない部署なので、今後大きくなる「マネーフォワードクラウド」の先頭に立って欲しいです!
ーー頼本さんは今後どんなチームにしていきたいですか?
まだまだマネーフォワードは成長していきます。
大きくなるにつれ、やるべきことも増え、その分苦労があると思います。
いかにアウトプットを最大化できるかを考え、乗り越えられるチームをつくっていきたいと思います。
ーー最後に興味持ってくださってる方に一言お願いします!
こういった領域の改善をしていると、社内調整に時間を取られてしまうというのが、業界あるあるだと思います。
LPO部は「お客さんや事業課題、社会にどう価値を届けるか」に向き合って仕事ができる環境です。
職域にこだわらず、サービスの価値お客様に届けるために、自分も事業も成長させたい。そんなチャレンジがしたい方はぜひ一度お話ししましょう!
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