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【親友紹介series】川上くん(劇団主宰)という男

職業病かもしれない。周りの人への関心が強くて、よく人間観察をしてる。好きが増すと「あぁ、この人を世の中に紹介したい。」と書きたい気持ちに襲われる。

「川上創平」

今回、私の親友の1人。劇団まきじゃくの主宰であり、DOKOSOREのデザイナーであり、私の会社のメンバーでもあり大学の同級生の彼について書こうと思う。(友達歴は5年?)

出会い

深夜1時の松屋

彼によると、私との最初の出会いは法政大学での演劇サークルだったらしい。大学一年生の頃、私は法政の演劇サークルに顔を出した。昔から女優になるのが夢で、演じてみたかったからだ。でも、なんとなくサークルの雰囲気と合わない気がして、すぐ抜けた。その時に同級生の川上くんと挨拶をしたらしいけど、私は全然覚えていない。「思ったより静かだなぁ〜」「私が仲良くできそうな感じの友人いないなぁ」とか思っていた。笑

再会

調子に乗っていた写真

そんな彼を私が認知をしたのは、確か大学2年生の冬だったと思う。この頃の私は、ある記事がきっかけでNewsPicksに取材されて、フォロワーが増えて、個人で仕事をもらいはじめていた。多分私って、かなり調子に乗っていたんだと思う。大学にはあまり行かなかったけど、学内で「話題になった女子大生がいる!」とチヤホヤされてた(思い返すと死にたい)

そんな中で同じ大学で、同じキャンパスの人からDMがきた。長文で「すごく刺激をもらった。応援してます!!」みたいな感じだった。SNSでずっと見てくれてて、私の行動力で自分も頑張ろう!と刺激を与えていたらしい。うれしい。

そんなこんなで、定期的に連絡をしたり、私がデザインで困ったら相談したり、お互いに大学の外で活動をする貴重な友達として仲良くなった。
ただ、ずっと川上くんは私を尊敬の目で見てくれてたから、私が常に上からで調子に乗らせて頂いていたと思う。笑
良い意味で対等じゃなくて、私に一生叶わないもんな!みたいな気持ちでいたと思う(死にたいです。)

だってずっとずっと、川上くんは私を追いかけていたなと思ってたし、私はずっとずっとその先を進み続ける。「追いついてこいよ」と思ってた。(うける

「ふーん、おもしれぇオトコ」

川上くんも、川上くんらしく歩んでいた。彼は、独学でデザインを勉強し、デザインの大きいコミュニティに入り、多くの人を巻き込み実績をつくっていた。「デザイナーになりたい。」その憧れの気持ちをぶらさずに、機会を貪欲に掴んできたんだと思う。

経済学部からデザイナーになる。環境もネットワークもないところから、1から創り上げて着実に自分の人生をもがいていた。私が一瞬でやめた演劇も、コロナに屈せず自分が好きなように貪欲に取り組んでいた。

彼は、その辺のただ私に憧れる人とは違うかも。
私はいつのまにか、彼の存在や動向が気になりはじめていた。努力して自分の道を切り開こうとしてる。「ふーん、おもしれぇオトコ。」いつからか、彼を巻き込み仕事をしていた。 

出会ってから3年が経っていた。
私は新卒フリーランスとして仕事をしていた。

まさか、川上くんに嫉妬するとは

彼は、経済学部からデザイナーになるため苦しい就職活動を乗り越えてデザイン制作会社に入った。ブラックデザイン制作会社らしく、文字通り朝から晩まで働き詰めであったらしい。
そんな彼から「りっちゃま、公演やるから観にきてよ」とある日連絡が来た。

社会人になっても、サークルみたいなこと続けてるのほんとすごいなー。お世話になったし観に行くか。

仕事の合間を縫って観に行った。観に行ったのだが、、、あまりに、、、感動して、、というより演劇に魅了され脳内に雷が打たれたような衝撃だった。

目の前で役者が魂を燃やして、演技をする。照明も舞台セットもハイクオリティで面白い。作るということの素晴らしさを目の当たりにしたと同時に、私は川上くんに心底嫉妬した。
悔しかった。社会人になっても、忙しくなっても、こんなに面白いことをやり続けてる。私はどうだ。私は、何もできてないじゃないか。かつて、演劇がやりたくて、表現をし続けたい。彼よりも面白い尊敬される人であり続けたい。人生の選択をどこで間違えたのか。もう一度戻るなら、あの舞台に立ちたい。私もあっち側で魂を燃やして、好きなことをしてみたい。
私は、初めて彼に嫉妬した。
そして、素直に舞台に立ちたい。そう思った。

あれから1年3ヶ月

2024.5.5-6「回り道」にて

私は、川上くんが主宰する舞台に立っていた。
私が「やりたい!!」と発信した時に「りっちゃま出てよ」と声をかけてくれたからだ。「いいよ!来年の5月ね。カレンダー空けとくわ!」

私もあれから会社員を辞めて、起業した。彼の会社も手伝いつつ、彼の演劇の構想を楽しみにしていた。
クソ忙しい中で、オファーを引き受けてしまったな。
それでもわたしは、離脱は考えてなかった。これは私の夢であり、彼との共通のプロジェクトだからだ。

あの日の高揚感を忘れない。私は本番が楽しみで仕方なかった。

川上くんというオトコ

彼の会社を私も手伝うようになり、また彼と一緒に過ごす時間が増えた。なぜだか彼を頼ってしまう。デザインスキルもさることながら、彼がいるだけで盛り上がる。人へのリスペクトを欠かさず、大胆に繊細に、サポートしながらも自分のやりたいを突き通す。ハートフルさと繊細さを兼ね備えている。

彼になぜ演劇を続けるのか、聞いてみた。
「人生いっぱい思い出を作りたいから。死ぬ時に本番がたくさんあると楽しいじゃん、演劇をやってると本番がくる。思い出に残る。それが楽しい」
あくまでも、思い出のためのツールであるらしい。
そして、演劇は彼にとって、好きな人を巻き込むプラットフォームでもある。

「好きだなーと言う人を巻き込める。その口実が演劇なだけだし、好きな人と何かしら関わることを誘えるのは、ぼくの人生の思い出に必要なんだよ」

彼はどこまでもピュアに、人生の物語をつくっているなと思う。

「りっちゃま?りっちゃまも好きだから巻き込みたいんよ。りっちゃまって変だよね。最高に変!色んなものが突出してる代わりに色んなものが欠けている。成長をそばで見たいんだよな」

彼にとっての人生の1ページに、りっちゃまがいるならそれはとても光栄なことだ。笑

最後に

私もこれからも、川上くんを巻き込み、川上くんに巻き込まれたいなと思う。川上くんの「好きな人と演劇をする」この願いを叶えるための1人でありたいなと思っている。

ここ4.5年。メンヘラでわがままばかりで、仕事だと詰めるし高低差が激しい私を受け止めてくれてありがとう。(受け止めてるのか、流しているのか)

川上くんを、手放したくないので私は川上くんが面白いと思う人であり続けたい。そして、面白いと思う案件を取ってこようと思う。

演劇も、どう持続可能にさせるのかを考えるしいざとなれば出資できるために稼ごうと思った。
川上くんがりっちゃまから貰ったものがあるなら、私も同じぐらい貰ったものがある。

法政大学の同級生として、戦友として。
りっちゃまも三田理紗子もよろしく!!

誰もが認める、最高の劇団主宰でした!!!
ありがとな!!!!

川上くんのXはこちら

https://x.com/soheiver?s=21


三田理紗子より


じぶん、お金に困ってます!!!!🙋‍♀️ でもそんなことよりいいねを欲してます🙋‍♀️🙋‍♀️(ハイッ) https://twitter.com/@ritchama0610