便秘や下痢を改善する栄養療法①

こんにちは、cocomiです♡

今月もメンバーシップに継続加入していただいている方、ありがとうございます。

今回は、オーソモレキュラーニュートリションプロフェッショナルとして学んできたことを存分に活かしながら、いただいた質問に対して、記事を書いていきたいと思います。事業所の中や、専門職同士の中では、どぎつく栄養の話だけ主張することは避けている=マルチが大事だから ので、あまり普段は前面に出していないのですが、お尋ねされたことについて、栄養療法の観点からまとめてみたいと思います。



「下痢があるときの腸にいい食事を教えてください!」


うん、そんな単純な話ではなく、いろいろその方の症状、状態や生活状況を聴きながら、改善につながる保健指導を考えていかないといけないので、簡単には言えないんですが、まずは、口から腸に入るまでのところで問題がないか、それを考えていきたいと思います。


私は、保健師にもできるアプローチをと思い、オーソモレキュラーという「分子整合栄養学」を学んでいます。栄養のバランスを、特に栄養素にフォーカスして整えていくことで、根本的な改善を図っていくものです。
この分野との出会いは、メンタルヘルス不調者への支援をしてきた中で感じた疑問から、いろいろ調べて行くうちに、どうも栄養素の不足が不調や不定愁訴の原因につながっているのではということにたどり着きました。
体のメカニズムや、栄養素の働きを学んで、今まで看護学校で勉強してきたことがやっと腹落ちした気分でした。みなさんは、何か症状、不調の相談を受けたときに、そこだけに目がいっていませんか?
総合的なアセスメントができているか、言葉でいうと簡単ですが、その不調はどこからきているか、例えば今回のように「腸の状態」の相談と思っても、実は違う場所に原因があることもあります。

そんなことも念頭に置きながら、オーソモレキュラーで学んだ内容などをまとめて皆さんにお伝えできる保健指導(栄養療法)を一緒に考えていきましょう♪


病気があるのかないのかも含めて、適宜検査が必要になってきますが、まずは胃の話です。

ここから先は

3,212字
この記事のみ ¥ 300

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?