ありがとうしかない

阪神タイガース38年ぶりの優勝をしっかりと見届けてから私の「もふもふのお友達」が11/6の夕方18:00に旅立った

思えば6/25に肺癌が見つかり、症状がなかったものの年齢的にも外科的手術も難しく何もしなければ余命3ヶ月と言われた時から覚悟はしてた、一人で散歩して居なくなった時の日のことをシミュレーションしながら「やっぱダメだ」とか言いながら号泣もしたりした、この街の至る所の愛犬の残像がちらつくのだ

しかし、この2-3日は見ていて辛い症状が続いていたので、これ以上騙し騙し延命をしていくくらいなら、壊れてしまった不自由な身体から解放されて自由な魂になってほしいと思う自分もいた

ただ、最後にどんなに辛い状態で私は彼の命の灯が消えるのを見なくてはいけないのか、吐血か、痙攣か、なんじゃこりゃあとかいいながら白目を剥いて死にゆくのか....もうそれを想像するだけで毎日が恐怖だった

だから、病院で容体が急変して最後の時に間に合わずいつもと変わらず警戒感0の状態で眠る亡骸と対面した時には、ただただ有難うだった

小心者の飼い主に最後の時を見せずに、苦悶なく安らかな表情で眠る彼と対面できた時は、不謹慎かもしれないけど、ただただ安堵した

病気になってから極力病犬扱いせずに平常通りに過ごしてきた、カートも最後まで乗らずに頑張ってみた、カートが脱輪して嫌な顔もされた、いつか来るその日に向け一秒ずつ時間は削れていくけど、その現実を認めるのが怖くて一秒一秒を噛み締めて最後まで今までと同じで過ごせたことに本当に感謝しかない

来世があるとしたらお互い人間で、焼肉と焼き鳥と、パンケーキと美味しいパン屋巡りと、って食べものばかりだけど、なんか美味しいものを食べに行こう、ニコラス

徹夜で看病した亡くなる当日の朝焼けがやけに綺麗だったので、自由な魂になって空から見守っててくれよ、相方

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