Sony FE135mm F1.8 GM (SEL135F18GM)レビュー
4月19日にソニーから発売開始された「FE135mm F1.8 GM」を、ソニーストア札幌様からお借りして撮影する機会を頂いたので簡単なレビューを書きたいと思います。(@zentakashimoto_photo)
まず、筐体の質感はソニーのGMシリーズのルックスを踏襲したモダンでソリッドな感じです。持った感じもこクラスのレンズにしては約950グラムと重すぎずにボディーとのバランスは良好な印象です。よく比較されるシグマの135mm F1.8 DG HSMは1230グラムなので、ハンドリングの面でも好印象です。
また、個人的にはクラス最短の「寄れる」レンズとしても重宝しそうだと思いました。0.7mまで寄れるので、例えば、ポートレートやビューティ系の撮影で顔の特徴にフォーカスするような場合も非常に使えるレンズなのではないでしょうか。
実際の画作りの印象は「繊細かつ爽やか」で、開放で撮影した際はピント面はかっちりとシャープ、ボケ味もソフトでなめらかです。色乗りは若干あっさりな印象ですが、あとで編集する素材という点で考えると編集しやすい絵を作ってくれるレンズだなと。
実際の撮影現場ではAFも非常にスピーディー。日中の野外撮影環境では全く迷うことはなく、瞳AFと相まって撮れ高は非常に高かったです。
今回の撮影では、全て開放で撮影しましたが、いわゆる単焦点は「2段ほど絞ったF値がベスト」という通説を覆す(もろん、2段絞るとさらに良くなるとは思いますが・・)、本当に開放から「使える」レンズだと感じました。
中望遠域の単焦点レンズなので、万人受けはしないとは思いますがこの立体感とボケ感の表現力は一度味わうと欲しくなることは間違いないかと。お値段が安くないので、価値が分かる玄人志向のレンズだとは思いますが、ポートレートフォトグラファーは一本持っていることをオススメしますね。
Special thanks to ソニーストア札幌 Rio Kuronuma (@kuronuma_rio) Reia Kuronuma (@reiakuro)
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