見出し画像

第26回 まつもと演劇祭『竹の籠』1.6畳×志月ゆかり

2023年9月30~10月8日で行われた、第26回まつもと演劇祭に参加してきました。演劇祭全演目、そして1.6畳×志月ゆかり『竹の籠』も無事に終演することができました! ご来場いただいた皆様、演劇祭運営の皆様、応援してくださった皆様、誠にありがとうございました。

まつもと演劇祭は、本当に活気的な地域演劇祭で、1000人以上の方に来ていただけたそうです!
参加団体の中で一番経験が浅い、私の参加したいという気持ちも汲んでいただき、たくさんのサポートをいただきながら無事に駆け抜けることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

『竹の籠』はひとり芝居、生演奏、遠方公演とチャレンジの多い公演となりました。7月にINDEPENDENT:SND23に参加した時から、本当にたくさんの方々に支えれ、成長しつづけることができた作品です。私にとって長野県松本市は大好きな場所です。そんな場所で公演をすることができて本当に幸せでした。

稽古期間や仙台を出発する前に
「がんばってね」「応援してる」「いってらっしゃい」「きをつけてね」

公演期間中も
「まってたよ」「がんばろうね」「遠方だけど応援してます」「素晴らしかった」

公演終了後も
「おかえりなさい」「おつかれさまでした」「またいつでも帰っておいで」

直接声をかけていただけたり、メッセージをいただけて、とても嬉しかったです。上演後も温かい拍手や応援の言葉をいただけて、かけがえのない時間になりました!
本当にありがとうございました!

『竹の籠』のメンバーについて・滞在期間の様子について写真も合わせて、下記に書かせていただきました。最後まで読んでいただけると嬉しいです^^


『竹の籠』について

原作は「竹取物語」です。
『竹の籠』は媼に焦点をあてた物語になっています。
ひとりになった媼が、かぐや姫になる前の「たけんこ」とすごした日々のこと、かぐや姫が月に帰るときのこと、その後の媼をひとり芝居で上演しました。

キャスト/スタッフ

まつもと演劇祭創作~公演期間支えてくださった座組の皆さんです。

出演/演出:横澤のぶ(1.6畳&ぴかぴか芝居塾18期生)
脚本:志月ゆかり(ゆめのあと)
音楽:金田拓真
照明:三浦菜央
舞台協力:松浦良樹
稽古場助手:名塚かずや(りこりた)
制作:志賀彩美(演劇ユニット 箱庭)


左:志月ゆかりさん  右:横澤のぶ

脚本:志月ゆかりさん

志月さんとは、去年(2022年)の9月に、横澤が一カ月だけ松本に滞在していた時にお会いしました。はじめはクールな印象だった志月さん。でも、演劇や物語のお話をしているとすごく情熱的になる志月さんに感化されて、ぼそっと「ひとり芝居をいつかやってみたいんだよね」といったのが『竹の籠』のはじまりでした。作品の始まりは志月さんがnoteで書いてくださったので、ぜひ読んでください!

横澤は仙台(宮城)、志月さんは松本(長野)を拠点にしているため、特に距離のもどかしさを感じる稽古期間でした。それでも、映像越しに演技を見ながら、何度も何度も脚本の調整をしてくださいました。
志月さんが描く脚本の繊細さや大胆さが私はとても好きです。美しさや優しさだけで終わらせない、その奥に眠る、執着や妬み、不安をみのがさないところがすごく魅力的です。

素晴らしい脚本家に出会えてよかった。次に会う時にはもっと成長した姿で、志月さんの良さを引き出せますように!初めて書いていただいた、ひとり芝居の脚本が志月さんで、本当によかった。ありがとうございました!また、松本で会いましょう!


音楽:金田拓真さん(撮影:セバスチャン)

音楽:金田拓真さん

生演奏で共演した金田拓真さん。劇中音楽だけでなく、子守歌も作詞作曲してくださいました。
今回の『竹の籠』に合わせて、味わい深く音を奏でてくださいました。生演奏なので、毎回少しづつ音楽が変わります。その時々の空間に合わせて、演技も音も変わる、掛け合いをする、とても特別な時間を過ごすことができました。「作品の世界にあう音楽を創りたい」その思いで出来上がった音楽に何度も助けられました。本当にありがとうございました!
また、仙台でもよろしくお願いします!

劇中でそんなシーンは一切ありませんが、金田さんが最初に作ったのは「帝の戦闘シーン」の曲でした。繊細な曲やかわいらしい曲だけでなく、パンクな曲も手掛けられる作曲家です。


松本到着
舞台協力の松浦さんにたくさんサポートいただきました
名塚さんは本番中は襖の後ろで照明操作をしてくださいました
開演前の真剣な表情の照明:三浦菜央さん(撮影:セバスチャン)
制作:志賀彩美さん「東北にきたことあるかた~?」前説で拍手をいただきました!(撮影:セバスチャン)

まつもと演劇祭期間中の様子を制作:志賀彩美さんの「演劇ユニット 箱庭」で発信してくださいました!出発から、松本のまちや本番の様子も見ていただけるので、ぜひのぞいてみてください!

月に手紙を送ってみませんか?

制作の志賀さんの発案で、当日パンフレットに添えられた千代紙。自由に感想やメッセージを書いて、竹籠に入れていただきました。温かいお言葉と、心に響く素敵なメッセージがつづられていました。本当に嬉しくて、公演期間中も心の支えになりました。ありがとうございます。大切に、大切に仙台に運びました。

終演後にいただいた千代紙お手紙。大切に月へ、仙台へ運びました。

『竹の籠』舞台写真

撮影:セバスチャン、しょう

照明:温かい光がそっと舞台を照らす
金田さんの幻想的な音楽から始まる(撮影:しょう)
たった一人になった媼が向かう場所とは(撮影:セバスチャン)
結婚を申し込む貴公子たち対して挑戦的なかぐや(撮影:しょう)
宝で愛は買えないが、宝で愛は育つんです(撮影:セバスチャン)
帝からかぐやにおくられた手紙をよむ媼(撮影:セバスチャン)
母親だもの、手紙の整理くらいいいでしょう(撮影:セバスチャン)
「かぐや姫」になる前の「たけんこ」と手を繋ぐ(撮影:セバスチャン)
たけんこが眠れない夜にうたった子守歌(撮影:セバスチャン)
そんなに早く私のそばを離れていかないで(撮影:セバスチャン)
わたしだけが覚えている「たけんこ」「かぐや(撮影:セバスチャン)
ゆっくり竹籠を抱き寄せる(撮影:セバスチャン)
竹籠で育った「たけんこ」との日々を思い出す(撮影:セバスチャン)
月に向けてたけんこをの名前をよぶ媼  (撮影:セバスチャン)

最後まで見ていただきありがとうございます。
また、皆さんとお会いできますように!

横澤(1.6畳)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?