本質の話をすると、人は傷つく

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 仕事の話をします。厄介事や許せないことがあると見て見ぬ振りをできず、「これって本当はこうじゃないのか」と単身突っ込んで周りから総スカンをくらってしまう人がいるのですが、よくよく話を聞いてみると、その人の話があまりに本質を突いていて、総スカンしている周りの人たちがプライドや形にこだわって聞く耳を持たなくなっているだけだと分かった。
 会社は大体そういうもので、なけなしのプライドや何だかよくわからない「形」にこだわっている人が多い。そしてそういう人ほど、頼れるところがちっぽけなプライドと形しかないので、本質を突かれると自分を守るためにムキになったり、同族を集めて多勢になったりする。
 そんなのつまらないなぁ。

[2]
 引き続き仕事の話をします。「責任を持たない」人生は楽しいのだろうか。肩書きが何であろうが、責任を持ちたくないからといって、何とか回避したり押し付けたりする様は、なんと醜いんだろうか。
 責任を避け続けた人に魅力は無い。どんなに人当たりが良くても、矢面に立ちたくない、リスクを負いたくない、嫌な思いをしたくないといって避け続けた人は、なんというか、面白くない。そういう人の人生を否定はしないけれど、面白くないなと思ってしまう。
 もう少し会社でこういった縮図を体感して、それから何か前に進みなさいと、神様から言われている気がする。どんな人にも人生はあるから、皆の人生を尊重しながら、なにか本質的なものを見逃さないように慌ただしく毎日を過ごしている。

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