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ガストバーナー危険浪漫譚/三種の神器ツアー名古屋編(2024.05.11/新栄CLUB ROCK'N'ROLL)

フライヤー

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 アルカラとこんなに対バンできる人生になると思っていませんでした。学生の頃『キャッチーを科学する』を見て「あぁこうはなれないかっこよすぎるうますぎるどうしよう」となっていた自分を思い出します。
 月日は流れて令和になって、諦めずに(といっても惰性もあるし時に本気だったりするけど)ライブをし続けていたらこんな素敵な未来が待っていました。

 ずっとずっと、人生ってなんだろう?満たされるってなんだろう?幸せってなんだろう?と考え続けているのですが、見栄や権力やお金や色欲はキリがなくって、それらは他人と比べ続けることでしか現れない相対的で一時的な幸せでしかないのかなと思っています。
 もっと体の真ん中にある「自分が楽しい!」という感情を追求すること、それが楽しい人生に繋がる気がして、そこには見栄も権力もお金も色欲も無いんだなと改めて感じています。そう感じさせてくれるメンバーを本当に大事にしたいなと、気を引き締める日々です。ギブアンドテイクでもなく、一方通行のギブアンドギブでもなく、双方向のギブギブギブギブギブくらいの関係になれたら良いのになと思っています。

ライブ前に何故か全員で円陣を組んでいました

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 アルカラのドラム疋田さん。僕と全く違うタイプのドラマーなのに認知してくれてガストバーナーのライブ中繁々と僕の野蛮なドラミングを眺めてくれていました。一体何を考えていたんだろう。逆にアルカラのライブ中、袖から見ていた僕に対して、ドラムを叩きながら真顔で何十秒も僕を見つめ返すという素敵アイコンタクトも取ってくれていました。一体何を考えていたんだろう。
 太佑さんはガストバーナーのライブ中、体全部がステージ袖に入り切って、メンバーを眺め、時たま僕のドラムを見て指をさして笑っていました。楽しそうでした。アルカラというバンドの人生に僕たちがお邪魔しているのがとても不思議な感覚でした。
 根からかっこいいバンドに認知され、琢磨している人生は楽しいです。ガストバーナーはスーパーカーではなく、燃費が悪いしガタガタいうわりに何が原因かわからないけどとにかく速い車のようなバンドです。これからもそんな燃費の悪さを磨いて楽しもうと思います。

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