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ガストバーナー危険浪漫譚/2024年4月のライブ

4月のガストバーナーはライブ月間でした。
思い出大好き振り返りのコーナーです。

 社会人に与えられる休日の約半分をライブに注ぎ込みましたが、本当にライブって楽しい。ずるい。
 ライブそのものも楽しいですが、その周囲、バンドメンバーと過ごす時間、バンド仲間と久しぶりに会ってわいわいしたり、ライブを楽しんでくれているお客さんの嬉しそうな顔を見たり、なんだか予定を作ってみんなでその日を一生懸命楽しむ姿や、頑張っている様子全てが愛おしく感じていました。



[1]4/7 扇町para-dice(ZOOZ vs ガストバーナー)

なんだこのフライヤーは


 この日は僕がドラムを叩いているバンド、ガストバーナーとZOOZのツーマンが1日のうちに2回、僕は計4回3時間50曲ライブをしました。イベントを決めた当初は「1日に4回もライブできるなんて最高じゃん!!ご飯大盛りくらい嬉しい!!」と思っていました。
 僕のドラムプレイはいつのまにか「首の取れそうなびっくり人間」スタイルになってしまったので、日が近づくにつれて果たして3時間持つのか不安でしたが、なんだか大丈夫でした。なんなら翌日も主だった筋肉痛がなく、自分がサイボーグなんだと自覚させられました。
 ツーマンとツーマンの間に数時間空き時間があったのですが、みんな楽屋や車で寝たり横になったりする中で、ZOOZギタリストのアベさんだけは商店街に繰り出し、普通にお酒を嗜み、沢山の人と話して帰ってきたので彼もサイボーグだと思います。
 ZOOZとガストバーナーは同じドラマーなのに、バンドの色が違っていて面白い。個人的な感想では「ZOOZは大学生の頃の僕が衝撃を受けるバンド」「ガストバーナーは高校生の僕が衝撃を受けるバンド」だと思っています。
 また、このライブの前々日に身内の不幸があったので、いつも通り臨んだはずでしたが、バンドメンバー、ライブハウス、お客さんに心底助けてもらいました。もう本当に嬉しかったです。身内もどこかで見てくれていたはずです。

[2]4/13 大阪GORILLA HALL(ブクロック!!)

📷byえみだむ
タイムテーブル

 池袋が我が大阪までやってきた日。このお祭りみたいな空気感と抑揚感に混ざって演奏させてもらいました。
 セクマシのライブがとてもとても良くて、何があろうがライブを、その日を良いものにするという徹底した意地みたいなものを見ました。やっぱりすごいバンド。
 バンドも皆人間なので、調子の良い日もあれば悪い日もある。メンタルがよろしくない日だってあるし、沢山の外的内的要因が絡みついてライブをしている。一人の問題でもなく、バンドで良いも悪いも全部包み込んで、その日どうやってお客さんと楽しんで良い一日にするか、どうやってポジティブに変換するかを学ばせてもらった日でした。
 あとは色んな人にお酒を奢ってもらいました。ありがとうございました。なんかご褒美みたいな日でした。 

ライブ直後の我々


[3]4/19 LIVE SQUARE 2nd LINE CinDo×CenDo

📷by大川茉莉
フライヤー

 みなそれぞれが筋の通った格好良さを追求しているバンドばかりが集まっていました。旧知のマズバグも、Dr. Smokin' Frogも、climbgrowも自分たちの美学を追っているなと感じつつ、ガストバーナーはガストバーナーでブレずにいくしかないと思っていました。
 やはり僕は随分と長い間大阪でバンドをしているみたいで、色んな人と時代を超えて会えたのが良かったです。空き時間に加納さんと大量のパンを買ってウキウキしていました。
 打ち上げでその日の出演ドラマー4人集まり「あなたが16ビートはやおさんだったんですか!!」と言われて喜んでしまい、つい偉そうに「ドラムはね、無理するか、とにかく頑張るかしかないよ」と言ってしまって反省しています。あんな上手いドラマー達に何を言っているんだ僕は。
 Dr. Smokin' Frogドラムのニシガキくん(名前を直接呼んだことがないから間違っていたらすみません)の着ていたスウェットに刺繍されていたパラッパ(パラッパラッパー)も、僕の脳筋ドラム理論を聞いて少し冷めた表情をしていました。

ドラム4人集



[4]4/20 今池3star

📷
すごいフライヤー

 いや、アイドルってすごいよ。ステージに立つ人物として隙がない。感服しました。バンドで学べないことを一気に勉強しました。
 バンドを長くやっていると、ついステージと日常が繋がってしまいがちで、地続きになっている分良いこともあるけれど、気を抜くとステージ上で隙が出てしまうので、改めてマインド面を引き締めてもらった気がしました。それはブクロックの日にも強く感じていたことだったので、毎日を特別にする努力を続けようと思っていました。
 僕はきっと漫才師と同じイベントに出たら、嬉し涙を流しちゃうだろうな。ずっと大好きなアイドルと同じ時を共有して感涙するりっちゃんが印象的でしたが、リスペクトが高いって本当に素敵。僕はランジャタイと共演したら泣き崩れると思います。バンド頑張った先に面白い未来があると思えると、いつまでも頑張れちゃいますね。

最後に呼ばれて出てくる我々


[5]4/27 京都GROWLY  SuperBackレコ発

イカしたフライヤー
サングラスを借りてイキっている僕

 SuperBack、171、Giallo、それぞれで関わりがあったのですが、全バンドしっかりとグレードアップしていて最高でした。
 リハ転換のときか、いつか忘れてしまったけれど、僕がつい「ライブくらいしか楽しいことがない〜」と口走ってしまっていたのですが、それは半分本当で、正しくいうならば「ライブよりも楽しいものにまだ出会ったことがない」というべきでしたでしょうか。
 みんな爆薬を詰め込んだようなライブをしていて清々しかったです。何度でも対バンしたい。その日が最高だったという日を何度でも繰り返したいと思える人たちとライブができて楽しかったです。


 以上、ガストバーナー4月のライブでした。バンドはやっぱり楽しくて、僕にとっては生活を潤すお金を稼ぐ手段ではなく、人生の高揚や人生そのものを充足させる楽しい集まりや出し物なんだと思います。だからいつまで経っても辞めることができないんだと思います。仕方がない。
 今年は何故か、もう先の予定までたくさん決まっていてスケジュールどうなってるんだっていう感じなのですが、まだまだ遊び足りないので、隙あれば遊びましょう。今年度の目標は「お酒を飲んで記憶をなくさない」にします。全ての思い出をしっかり刻んで楽しみます。それでは。

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