ガストバーナー危険浪漫譚 / 2023.09.09 MAGICツアー大阪編(扇町para-dice)
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8月上旬から毎週ガストバーナーはライブをしていました。毎週末集まっては名古屋→稲毛→池袋→京都→富山→岡山、そして大阪でライブだった。週末ライブをしてどれだけ最高な気持ちになっても、平然とやってくる平日のサラリーマン業にうんざりしながら、今夏はどうやって人生もっと面白い方向に進めていくか考えながら過ごしていました。
「社会人しながらこんなに精力的にライブして、バンドしてすごいね!!」と言われる。全然凄くない。だってそもそも社会人したくないのだから、働かないで好きなことしている方が人生楽しいに決まってる。本音で言えば、土日にライブして水曜くらいまでだらだら寝ていたい。そうすればお金が足りなくて暮らせないから、働いているだけなのである。メンバーと話せば話すほど、これからの人生を考えるツアーでもある、と個人的には思っています。
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MAGICツアーも丁度折り返し。大阪・扇町para-diceでお試しワンマンと銘打って1日に2回、ワンマンでした。パワー溢れる日だった。
僕以外のメンバーは初めて訪れるpara-diceにびっくりしていた。商店街の中に突如現れる初見殺しの入り口、地下なのにカラッとした空気、音が良い、みんなと悪いことをしているような一体感、1部と2部の間で商店街へ散り散りに楽しんでいくお客さん、全てがうまく噛み合って、質の高いカオスな空間が拡がっていました。
ライブ中にこの空間に感動してしまって、なんだか泣きそうでした。ライブの刹那や、笑っちゃうくらいかっこいいバンドメンバー、大好きなものが溢れると、なんだかもう気持ちの整理がつかなくなって、まあつかなくてもいいか、と思いながらドラムを叩いていました。
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1部と2部の間に楽屋でメンバーとくだらない話をして盛り上がっていましたが、そのなかで加納さんがちびまる子ちゃんのこの曲の話をしてくれました。
曲を聞いた途端、懐かしさで脳が溶けそうになりました。やはり、というか、もう分かりきっていることだけど、過ごした時間は年末調整しても還ってきません。この曲を何気なくテレビで聞いていた小さい頃から昨日のpara-diceの楽屋まで、生きてきた年月の距離を感じ、ずいぶん生きてしまったなと耽っていました。
ツアーも半分が終わりました。あれだけ沢山時間をかけて準備しても、始まってしまえばあっという間。夏も終わりが見えて、少しエモーショナルになっているのかもしれません。けれどもツアーも人生も続く。いつまでもくだらないことができるように、頑張ります。
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