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徒然なるビート

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自分の人生を振り返って大切なものを考えたり考えなかったりするブログです。
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2024年7月の記事一覧

価値観は虚像

価値観は虚像

[1]忘れられたくない

 小さい頃から書き物をはじめとして「後世まで残るもの」をやけに意識して生きてきた。大学に入るとそれは「研究めいたもの」に変わり、図書館の奥深くに入っては、死後数百年経っているのにまるで呼吸しているかのような埃の被った本を拡げて、自分もきっといつかは図書館に眠る本の一冊になるんだと信じていた。そうすれば体は亡くなっても頭は、自分の思考は社会に生き続けるような気がしていたから

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異常性に気付こう

異常性に気付こう

[1]間違っていない人の末路
 「自分の判断基準は間違っていない」という考えをなるべく捨てるように心がけている。悩み抜いて導き出した答えだって、振り返れば大きな間違いだったりする。
 大事なのはあの時の自分の考えは間違っていた、あるいは最善ではなかった、ここは良かったけど、ここは悪かった、と反芻し続け、柔らかく認め続けることだと思う。
 「自分は間違っていない」「悩み抜いたのだから、正しいと認めて

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分かり合えない人たち

分かり合えない人たち

[1]分かり合えない人たち
 分かり合えない人たちがいる。攻撃的な言葉や態度で人を傷つけることを厭わない人がいる。そういった人たちに抗っても、攻撃的な自覚がないものだから、更なる攻撃性を纏った言葉や行動が滝のように溢れてきてしまう。
 疲れた。そういった他人と関わることで発生する気持ちのささくれが、電車で隣の人が怪訝そうにしていても脚を広げて座る誰かが、誰が誰を持って帰っただの、大声で話す知らない

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甘えることができていいよな

甘えることができていいよな

[1]甘えることができない
 甘えることができない。それは小さな頃から、「自分がしっかりしなくちゃ生きていけない」という環境から生まれてくる癖や、思考だったりする。
 小さな頃から母は暮らしを成立させるために朝から晩までがむしゃらに働いていたし、兄も早くに自立して家を出ていったので、僕はずっと一人だった。母に迷惑をかけてはいけないと、気を張りながら暮らしていた節があった。勉強もそう、学校生活もそう

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衝動の正体

衝動の正体

[1]熱量を持って取り組めばなんでも面白い
 バンドと会社員を行ったり来たりしていると、「人生にかける熱量」みたいなものの高低差にクラクラしてしまうときがある。
 最近の人生のテーマは「全部全力だよ!もう!生きてるんだから!!」みたいなところがあり、順調に積み重なる「疲れ」だけが日々問題になるだけで、生きている時間はそれなりに有益に使えている気がしている。
 会社員として熱量を持って働くことは、個

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