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風に乗って

あまりに広い世界の中で あまりにちっぽけな僕が
何ができるかなんて 何をしたいかなんて
あまりに遠いものだけれど 夢見ていたくなるの
そんな一人の時間に

温もり残る寝床飛び出し 走るわ
僕にもわからないワクワク抱えて

髪揺らす風だけは 僕のことどこまでも
連れて行ってくれる気がした
まだ見えないたどり着けないこの先が
どんなに続いてたって
今だけはこのまま走っていたいな

夜が長すぎて 朝が遠すぎて うずくまってしまうわ
不意に流れてくる音楽が 今の私を許してくれるわ

瞑った瞳の裏に映る 宇宙が
誰も触れられないワクワクで包んで

一面の星空が 僕のことどこまでも
抱きしめてくれてる気がした
まだ言えないずっと癒えないあの傷が
どんなに苦しくたって
今だけはこのまま漂っていたいな

心の隙間から 日々の隙間から
手を引いてくれるわ 微笑んで

髪揺らす風だけは 僕のことどこまでも
連れて行ってくれる気がした
まだ知らない誰も知らないこの先が
どんなに長くても
背中押すこの風が 僕のこの足取りを
乗せて君の元へ行くから
もう負けないもう止まらないスピードで
どれだけ苦しくたって
今だけはこのまま走っていたいな

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