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アールデコに包まれる至福のひととき。東京都庭園美術館/邸宅の記憶(建物公開2023)

アールデコ好きにはたまらない東京都庭園美術館。
20代はじめの頃から、ずっと1番のお気に入り美術館です。

庭園美術館のアールデコな内装

装飾的で曲線が多用された優美なアールヌーボーに比べ、
直線的でシンメトリーや幾何学模様が多用されたシンプルなデザインが特徴のアールデコ。
ちなみに、下の画像がアールデコと対比されるアールヌーボーの作品。
お馴染みアルフォンス・ミュシャ。

アールヌーボーといえばミュシャ。曲線が主体の優美なイメージです。


庭園美術館は外観はとてもシンプルで、どちらかといえば質素なイメージですが、邸内はもう~別世界!
照明器具やガラス扉、ラジエーターのカバーに至るまで、その一つ一つの洗練されたデザインの素晴らしさに終始しびれっぱなしでした。
これらがすべて約100年も前につくられ、しかも、現在では二度と同じものが作れないということに、感動と愛おしさが湧いてきます。

アールデコ装飾の数々

アールデコを完全な形で今に伝える建造物として、
2015年に国の重要文化財に指定されたとのこと。
良い状態のまま保存していくのは、私たちの想像をはるかに超えるほど大変なことと思いますが、
より多くの人が末永く訪れることができる場所であるよう、
心から願っています。







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