第5話　新人研修

翌日からも研修は続く

新入社員研修は、ホントに基礎の基礎から学び直す

それこそ、挨拶の仕方から練習させられた

二人１組になり、向かい合って

「おはようございます」

「お世話になります」

「お先に失礼します」

こんなワードをデカイ声で言い合う

社会人て、こんなんなんや？(笑)

なんか思ってたのと違うなぁ(笑)

黙々とこなすTK工房

しかし周りを見ると、明らかにインドアに過ごして来ただろう同期も多く

何を恥ずかしがってるのか、声が小さいとか、照れ笑いしてしまったりと、やり直しをさせられている

（なるほど、この研修はこういう奴らのためにあるんやな）

と一人納得した

その他の研修は、1時間毎に色々な役員の講義を聞いて

その日のうちにA4用紙1枚に要約してレポートするというもの

役員数人の講義を聞いたが、ノートに必死にメモをしないと覚えれないような、ありきたりな内容ばかりだった。

正直、誰一人大した内容を言っていたわけではなかったが、単純にこの作業は、ついこの間まで学生で遊び惚けてた奴ら(特にTK工房)には良い練習となった。

実はTK工房はこういう作業が大の苦手。

大学は理系のほうが、レポートが多いからなのか、単純に理系のほうが頭が良いのか、それとも単純にTK工房が頭悪いだけなのか、周りがサクサクと書いて、提出して帰っている中、いつも遅くまで残って書いていた。

(これって、定時後に残って書いてるのは残業に入るんだろうか？)

なんていうふざけたことを考えながら。

そんな日々が2-3日続き、あっと言う間に初めの一週間が終わった

いよいよ来週からは工場研修