夏はオバケの季節です

今回は私的に絶対外せない異色のミイラ映画『王女テラの棺』です。
.ﾟ+.(・∀・)ﾟ+.ﾟ
はい、ハマー怪奇映画末期の作品です。
原作は『吸血鬼ドラキュラ』の〝ブラム・ストーカー〟です。

何が異色って〈ミイラ男〉は一切出ない。
(ーωー)
現世復活を目論む〝古代の呪われし王女テラ〟が転生体であるヒロインを夢遊支配して連続殺人を行わせる──という骨子。
その惨殺シーンは『The ハマー鉄板』的に毒々しいショッキング（それでも近年の『直接描写なゴアグロ』じゃない演出法が品格を感じさせます）。
( ￣-￣)
早い話、恐怖対象が〈妖怪ミイラ男〉じゃなくて〈呪いの業そのもの〉なのが異色なワケですが……実はコレって元祖ユニバ作品『ミイラ再生』と同じコンセプト。
っていうかユニバ第二作目『ミイラの復活』からはダイレクトに〈ミイラ男〉が売りになってくるから、この〝ジワジワと真綿で首を絞めるような上質な恐怖演出：王家の呪い〟ってのは稀有（この二作品だけじゃなかろうか？）。(ーー;)

花形存在〈ミイラ男〉が出ない事からホラーマニア間では好き嫌いが大きく分かれるようですが、それでも『作品』自体は好評価のようですね。

( ﾟ∀ﾟ)b
それからヒロイン女優の〝ヴァレリー・レオン〟ね（テラと一人二役）。
とっても〝エロセクシー〟なのに同時に〝キュートで可愛らしい〟女優さんです。
彼女の魅力も好評価の一因になっているようです。

あと私的には、やっぱ、あのオチ！
(;ﾟ∇ﾟ)
絶妙過ぎて感嘆しましたわ！

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