渡邉真理子

自分で人生を終わらせることは許されませんか? 生命保険の自殺免責について調べています。…

渡邉真理子

自分で人生を終わらせることは許されませんか? 生命保険の自殺免責について調べています。米光講座S11

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大切な人のために、死期を決めるということ。

死に対して後悔を残さないために祖母が脳梗塞で倒れた。 「もう思い残すことはないんだけど、おばあちゃんに何かあるとまりちゃんが泣くから」 と言って、毎日スクワットをし、新聞を熟読し、何百とある食器を季節に合わせて使い分ける89歳だった。 寝たきりになり、もう声は出ない。 東京・宮崎の距離だったけれど、年に2回は一人で祖母に会いに行っていた。 今年だって、航空券を予約していた。 祖母が倒れるまで1ヶ月もあったのに、休みが取れたことも、何も、まだ伝えていなかった。 も

    • 自分だけは、という奢りが自殺を肯定するのか。

      「お釈迦さまは、毒だとわかったうえで、自ら最後の食事をされたのです」 法事での説法が印象に残った。 日本では自殺で亡くなったとしても、加入後3年経っていれば、生命保険の保険金すら支払われる。 自殺免責は、期間限定だ。 仏教なら、自殺の是非を聞けるかもしれないと考えて、お寺を訪ねた。 聞いたのは、考え方が間違っているのかということ。 例えば65歳くらいで自分で人生を終わらせるとしたら、それはどうなのか。 自分が把握できる範囲で人生が終わった方が気持ちが楽になる気がする

      • 掛捨て保険に入りたくない日本人は、死と向き合えるか

        お金がたまらないのなら、保険はいらない令和元年は死に向き合うのに適した年になりそうだ。 日本人が生命保険に支払う金額が減ってしまった。 昨年同期の半分以下、会社によっては1割にも満たない。 ≪2019年第二四半期 新契約年換算保険料 個人保険(≠個人年金保険)≫ 保険会社     前年同期比 ネオファースト ______7.5% エヌエヌ生命 _______16.9% マニュライフ生命 ____29.5% 大同生命 ____________39.1% FWD富士生命 _

        • 自殺対策が若者を中心に実施されることは問題なのか。

          問題は若者?それとも…厚生労働省の自殺対策白書に「若い世代の自殺は深刻な状況である」と明記されているように、日本の39歳以下の自殺が問題視されている。 同白書に「深刻」と言及されている自殺は若年層に対してだけだ。 確かに、人口動態統計によると、日本における10歳から39歳までの死因は自殺が最も多い。 それに続くのは、不慮の事故か、悪性新生物である。 そして、WHOによれば、G7の中で若年層における死因の1位を自殺が占めているのは日本のみ。 他国の自殺は2位もしくは

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        大切な人のために、死期を決めるということ。