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英語オープンスクール③

オープンスクールてこんなところ
翌日から本格的な授業が始まった。(数日間は、例のNが付き添ってボディガードのようになってくれていた。おかげで、彼女の友人が、彼女がいないときも私を気にかけ、守ってくれるようになった)テキストはない。ボランティアを、大体14〜15時過ぎに終えて、そのまま軽く昼ごはんを食べたら、16時からの授業に向かう。早めについた日には、1時間ほどディスカッションに参加してから授業に移動した。16〜18時が基本的な授業で、この遅い時間帯を選択する生徒は少ないらしく、いつも片手に収まる程度の生徒数であった。(ちなみに、主のディスカッションルームでは30人くらいがみちみちに座って、1人の人が話す議題について突っ込んでいく)
生徒の英語レベルは本当にバラバラだし、何ができるようになりたいかのゴールも違うので、文法や構文など全体に話すような感じではあるものの、一対一で時間を取る形式がとられていた。まず先生は、私がどういうことが苦手で何を克服したいか確認してくださった。私は、リスニングととっさに反応するスピーキング力が不足していることを伝えた。
じゃあ、今日あったことを話してくれるかな?と先生は言った。今日起きたところから、起きた出来事、それに対して何を感じたかを、寝るところまで話していく。先生はそこで私の時制、完了進行形や完了形をもっと使えるように対策しようと考えてくださった。
全てが英語で書かれ、説明されるのはとても良かった。日本語を挟まず頭に入れられるから。毎日宿題を出してもらい、家でも例文を書いた。毎回違う動詞で、違うSで、ちゃんと時制が状況がおかしくないように、と考えて書くと、私の動詞のバリエーションが増えていくのを実感した。
時制が全て完了すると、今度はプレゼンをするようになった。自己紹介、そして今日あったトピックや今気になっていることについて考えを述べる。みんなはそれについて質問する。先生が時制や単語などの小さなミスをすぐ指摘する。
村のヘルスセンターに行った時に感じた男尊女卑の文化や、病院スタッフの患者への態度、滞在期間中に行われた国勢調査の調査方法・改善点、日本人とタンザニア人の髪質の違いやヘアスタイルについて、日本食とタンザニアの食について等。(これは別で記事に書こうと思う)

得られたものは大きい
何人か、私のモチベーションを上げてくれる、「本当に努力している人」がおり、お互いに切磋琢磨できるのが本当に楽しかった。ここで仲良くなった多くの友人が、君がはじめてのホワイトの友達だ、と話してくれた。そして殆どの人が、私に何か見返り(金品など)を求めて声をかけてくるわけではなく、純粋に学ぶ友として、接してくれた。
最後の日には、先生が、いつでも君は私の生徒だからまた連絡するんだよ、と優しく声をかけてくださり、他の友人とも別れを惜しみながら授業後も暗くなるギリギリまで話した。

このオープンスクールのおかげで、ここに住む同世代の人と触れ合うことが出来たし、考え方を知ることができた。もっと自分を表現して、伝えようとすることで、英語も向上していくと実感した。
ボランティアだけでも人によっては疲れてしまうスケジュール。誰もしないような詰め方をしたけど、後悔はない。

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