法務の技法_第2版_

大手事務所巡り #4

2020/1/24の報告
【若江悠弁護士(長島大野法律事務所)】

 この日は、3か月に亘る「長島大野法律事務所」セッション(計4回)の初回です。
 「アジア巡り」の初回は、やはり「中国」です。
 中国での業務経験豊富な若江先生にお話しいただきました。
1.講義
 講義では、実際の事案に基づき、生々しい中国ビジネスでの法律問題をお話しいただき、それを踏まえた様々な留意点を指摘してくれました。
 どうしても、法体系の総論から話が始まる研修が多い中で、具体的な事案を通してリアルなイメージと問題意識を持つことができ、ともすると抽象的過ぎて理解ができない総論部分も、非常にリアルに問題意識を共有することができました。
 特に、現地政府や法制度だけでなく、そこで働く従業員や提携先まで、様々な関係者の意識や特徴が理解できたことが、今後、実際の業務の中で非常に価値があると感じました。
2.懇親会
 講義終了後は先生を囲んでの懇親会です。
 昨年と同様、事務所のご厚意により、懇親会をご準備頂きました。
 懇親会の参加者は、残念ながら非常に少なかったのですが、そのことでかえって、若江先生にかなり突っ込んだ質問をすることもでき、参加者にとっては非常にありがたい機会でした。懇親会参加者のそれぞれの所属会社の違いなども話題に、和気あいあいと、プチゼミのようにフランクに意見交換もできました。
 さらに若江先生は、非常に熱心に、今後も続く「アジア」シリーズの研修の進め方について質問や提案をしていただきました。若江先生にお話しいただいたことが、今後の「アジア」シリーズの中で、さらに興味深い内容となって生かされることと思います。2回目以降の研修も、とても楽しみです!
 非常に貴重な機会をいただいた若江先生と長島大野法律事務所のみな様、本当にありがとうございました。
※ JILAの研究会(芦原ゼミ)では、今年も、「大手事務所巡り」の特別研修を行っています(2年目)。これは、私から、JILAのプラチナ会員である4つの大手法律事務所に、順番に、3か月間、趣向を凝らした研修をお願いし、実現しました。
 詳細な内容は紹介できませんが、感想をお伝えします。
 このシリーズは、不定期となります。

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