労働判例を読む#498
今日の労働判例
【国・渋谷労基署長(山本サービス)事件】(東京地判R4.9.29労判1285.59)
本事案は、介護サービスを提供する会社Kで勤務する介護士L(昭和21年生)が、会社の業務と同時に、個人の業務として、1週間、住み込みの看護をしました。これは、住込みの看護を行っていた者が1週間不在のためにその間の住込み介護をLが依頼されたため、一日のうちの数時間はYの業務として介護を行い、残りは個人の業務として住込みで待機・業務を行う、というものです。ところがLは、この住込