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ワイン1年生(読書ログ)

ワインは好きなんだけど、正直違いが分からない…!
そう思って、この本を手に取ってみました。

そこには、ワインを楽しむための最初の一歩が、非常に分かりやすく書いてありました。その中から、最も初歩のエッセンスを3つ紹介したいと思います。

ワインの『おいしさ』の定義

ワインは嗜好品。美味しさは個人の好き嫌いに大きく左右されるそうです。
その中でも、ワインの『おいしさ』は以下2種類に大別できます。

分かりやすく、おいしいワイン
・味:シンプルな味わい
・食べ物に例えると:子供が大好き、ハンバーガー
・価格:リーズナブル

分かりにくく、おいしいワイン
・味:複雑な味わい
・食べ物に例えると:大人のおつまみ、あん肝
・価格:高級

高級ワインを飲んでも『おいしい』と感じられないのは、自分の味覚が「分かりやすい」おいしさしか知らないからです。

まずは、『分かりやすく、おいしいワイン』からスタート。
シンプルな味わいが物足りなくなってきたら、『わかりにくく、おいしいワイン』を探してみましょう。

補足:ワインを探すコツ
『わかりやすく、おいしいワイン』は、新世界と呼ばれるチリやアメリカなど(ヨーロッパ以外)のワインが多いです。
1,000円~3,000円程度のものを選べば、大きな外れはないでしょう。

ワインの味を学ぶ

ワインの味を楽しむために、まずは定番ワインの味を知ることから始めましょう。
赤白それぞれベースとなる1種類+好みに応じたもう1種類を紹介します。
※種類:ワインを作るための葡萄の種類です

赤ワイン
最初の定番:カベルネ・ソーヴィニョン
⇒ 美味しかった!:メルロー
⇒ 重たいかも、、:ピノ・ノワール

白ワイン
最初の定番:シャルドネ
⇒ もっとフルーツ感が欲しい…:リースリング
⇒ もっとスッキリ感が欲しい…:ソーヴィニョン・ブラン

これらは、最もメジャーなワインの種類です。
赤白それぞれの定番、それを起点とした2つのポジションを頭に入れておけば、それを基準としてワインを選ぶことができるようになります。

まずはこれらを飲んで、自分の好みのワインはどんな味なのかを探してみましょう。

ワインの味わい方(注ぎ方から余韻まで)

飲むワインが決まったら、そのおいしさを目一杯堪能しましょう。
どのように味わうのか、注ぎ方から余韻までを順番に説明していきます。

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① 「じょぼじょぼ」と空気に触れさせながら注ぐ
(香りと味が開きやすくなる)

②注ぐ量は、グラスの三分の一くらいまで
(香りが立つスペースを残しておく)

③光に透かして、ワインの色をチェック
(最初は分からなくてもOK!)

④グラスを回して匂いを嗅ぐ、これを繰り返す
(回すときは、においがグラスからこぼれない程度に。しばらくすると香りが開いてきます)

⑤最初の一口、口に含んだらワインで舌全体を包み込む
(複雑なおいしさのワインは、ファーストアタックから余韻にいたるまで、味や香りが目まぐるしく変化する。時間を取らないと見逃してしまいます。)

⑥余韻を楽しむ
(高級なワインほど、残像が残るもの)

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いかがでしょうか。ワインを一口飲むだけでも、こんなに多くの味わいポイントがあることがわかりました。
同じワインでも、意識して飲むだけで、味は大きく変わってきます。ぜひトライしてみてくださいね。

最後に

自身の備忘録をかねて、ワインの楽しみ方の初歩の初歩をまとめてみました。
もっと知りたい!って思った方は、ぜひ本書を手に取ってみてくださいね!



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