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データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考【読書ログ】

こんにちは。TKです。

今日は、データ分析に関するこちらの本を紹介したいと思います!

この本の最大の特徴は、データ分析の手法ではなく、データ分析を現場に生かすための手法を論じている点です。
「データ分析をしたけれど、現場で活用されなかった…」という悲しい事態を防ぐためにはどうしたらよいのか。そのための方法を体系的にまとめてくれています。

キーワード:意思決定プロセス

意思決定に有用なデータ分析を行うだけでなく、分析結果が意思決定に活用されるように「意思決定プロセスを設計する」必要がある

データ分析・AIを実務に活かす データドリブン思考(河本 薫)

本書では、意思決定プロセスそのものを改革する(not 意思決定プロセスを見直す)ことこそが大切であり、それを実現することではじめて、データ分析の活用が進んでいくと述べています。

つまり、データ分析を活かせる企業と活かせない企業の違いは、分析能力や保有データの優劣よりも、仕事のやり方に課題があるということです。

暗黙知との闘い

データ分析を活かせない企業は、勘と経験に頼り、 阿吽 の呼吸で仕事をしていることが多い一方、データ分析を活かせる企業は、ファクトを重視し、仕事のやり方をプロセス化しています。

そして、意思決定プロセスが暗黙知のままでは、形式知の世界での思考ツールであるデータ分析は意思決定プロセスに組み込めないのです。
意思決定プロセスに、データ分析というピースを組み込む。そのためにはまず、意思決定プロセスを形式知化しなければならないのです。

意思決定プロセスの形式知化

本書では、意思決定プロセスを6つに類型化し、それぞれに応じた形式知化の方法を具体に解説してくれています。
ぜひ詳細は、本書を読んでみてください!

  1. 反復選択型の意思決定プロセス

  2. 体制選択型の意思決定プロセス

  3. 原因特定型の意思決定プロセス

  4. 計画策定型の意思決定プロセス

  5. 仮説試行型の意思決定プロセス

  6. 経営判断型の意思決定プロセス

最後に

データ分析をしたけれど、現場で活用しきれていない。
もしかしたら、データ分析ではなく、それを活かすための意思決定プロセスに問題があるのかもしれません…!

データドリブンな意思決定が求められる昨今、読んでおいて損はない一冊です。

興味を持ってくれたら、ぜひ読んでみてくださいね!

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