見出し画像

単に、うちのかわいい犬の話

犬という生き物は例外なくかわいいけど、我が家のビションフリーゼ(メス)は世界一かわいい犬のうちの一匹だ。

子どもが6歳のとき、我が家にジョインした「ぎゅうにゅう」。
子犬時代はそれなりにおてんばガールだったけど、2歳になった今はおっとりした性格になり、ヒトもイヌもネコも大好きで、撫でてくれる相手にはふわふわの白いからだをスリスリとこすりつける。
小さな子どもに対しては「触っていいぞ……」と神妙な面持ちだし、
最高に撫でるのがうまい神の手を持つ人には、更に「さあ!もっと!!!もっと撫でてください!さあ!どうぞ!!!」と、腹を出してへそを向ける。

なお、苦手なおじさんが撫でようとするときだけは、素早い反復横跳びの動きで拒絶するが、その姿すらもかわいい。

犬を家族に迎えようと思ったとき、それぞれ犬種は色々と調べてから家族で選んだんだけど、「ぎゅうにゅう」の性格は、ビションフリーゼの犬種の正確としてよくある説明のとおりだった。

甘えん坊で、人にもとても従順

活発で賢く、人間にもとても従順で、人懐っこい性格をしています。子供に対しても優しく接することができるので、しつけはとても楽です。吠えることはほとんどなく、マンションなどの集合住宅でも飼いやすい犬種と言えます。ただし、甘やかすとわがままな性格になってしまうこともあるので、基本的なしつけはしっかりとするようにしましよう。

犬好きのための犬図鑑
https://editor.note.com/notes/n528db1dd8399/edit/

いや、正確には賢くはないんだけど、空気を読むのがうまいと思う。例えば「お買い物行かなきゃなのよー」「さて、私はそろそろ寝るよ」と言うと、ぎゅうにゅうはポテポテと歩いて、ハウスに入る。
ブラッシングやお風呂はそこまで好きじゃないけど、吠えたり噛んだりは決してしない。
ただ、夫が筋トレするために床に寝転び始めると、夫の身体をジャンプ台にしたり、筋トレでぷるぷるしている顔の前にボールを置いて「あそぼ」と小首をかしげる。かーわーいーいーの極み。

そして、超がつくほどの陽キャである。ドッグランではあっという間にその場でお友達をつくり、気づくと走り回っている。

私は人見知りなのだけど、「ぎゅうにゅう」を介して、色々な飼い主さんとお話できるようになった。
散歩中でもそうだ。小学生の登下校の時間に行くと、「ぎゅうにゅうちゃん!」と近所の小学生の女の子たちがみんな撫でてくれる。
近所の気難しいおばあさんも「ぎゅうにゅう」には心を開いていて、おやつをくれる。何ならちょっとあげすぎるぐらい。
おばあさん、私には見せない笑顔を犬には見せる、いぬパワーつよい。

抱き上げられる「ぎゅうにゅう」
ウトウトする午前9時

飼う前から私は犬が好きだったけど、今現在はもっともっと犬が好きになった。うちの犬は世界一かわいいけど、お散歩やドッグランで出会う犬はみんなかわいくてみんな好きだ。遠くから「バウッバウッ」と威嚇する子だって「あー、警戒心が強いね、かわいいね」だし、うんこをしている最中の犬は「あー、おしりがプルプルしてかわいいね。あの姿勢がたまらんね」と思う。
どんなにかわいい犬に出会ってもうちの犬が世界一好きなんだけど。

もちろん、これだけ気持ちが強いと、いつか別れが来るその日は今から怖い。
末永く長生きして、何ならずっと仲良く生きていられたらいいけど、犬は人間よりもずっと早い速度で時間が進む。
いずれは今みたいに元気なままじゃなくなるんだろうなって。

でも、そうなってから「ぎゅうにゅう」が一番元気だったころを思い出して文章を書くと、それはそれで切なくなってしまいそうなので、今、このタイミングで思いの丈を綴ってみた。

ここで一句。

若葉揺れ
長寿を願う
さんぽみち

これからの季節、散歩のためにさらに朝が早くなりますねー。
でも、緑の濃い初夏のお散歩は大好きです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?