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魔法の言葉
𓂃 𓈒𓏸
たまにすごく怖くなる時がある。
不安のない世界に、憧れていた生活に
偽りの世界なのでは?と疑って止まない。
薬があるから、手に入れた今の生活。
薬がなければどうなるのだろうか。
癇癪も不安もなくなった今、
幸せなはずなのに、幸せである自分が怖くて
私はちゃんと前に進めてるのだろうか。
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もうすぐ、前職を休職することになってから1年が経つ。去年は大好きな春も感じられないほど、心が空っぽな状況だった。1年を経て、どのくらい自分自身に変化があったのか、残しておくことにする。
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一年前…
・毎日不安で夜が来ることが怖かった
・1人の夜を越えることが苦痛
・自分を責める日々
・パートナーに不安をぶつける(癇癪)
・1人では外出できない
・無気力で何も行動できない
・毎日悪夢をみるので、寝るのが怖い
とにかく1人でいることができなくて、彼が仕事に行ってしまう度に癇癪を起こしていた。彼とは同じ職場だったこともあり、自分の出来なさに悔しさと焦りを感じていた当時。
振り返ってみると、私よりきっと彼の方が本当に辛い日々だったことと思うが、とにかく側に居てくれた。
現在…
・癇癪も不安になることもなく穏やかな日々
・バイトを始める
・1人での充実した過ごし方を見つける
・前向きになった
・パートナーと楽しく過ごせるようになった
・人と会えるようになった
・悪夢を見なくなった
1番の変化は、毎日起きてた癇癪がなくなったこととマイナスな考えをしなくなったこと。どん底を経験しているため、今が本当に幸せだと身に沁みて感じられる。
諦めたものや、失くしたものは多いけれどその分大切なことに気付いたり、得たものも多い。
とにかく彼とただただ笑って過ごせる日々であることが幸せで、このままそんな日々が続くことを祈っている。
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今、安定した生活があるのは彼のお陰であるが、そんなことを言えばきっと彼はこう言うだろう。
" みなが頑張ってきたからだよ。"
どこまでも謙虚な人だなあと思う。
前頭にもあるように、私の穏やかな心は薬で造られたものなのかと時折不安に思うときがあるが、薬の力であったとしても、今幸せだと言うことに変わりはない。
幸せになる1つの手段に通院や服薬があると言うことだけであり、ただそれだけのことなのだ。
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"焦らず、のんびり。"
そういつも言い聞かせては、心の安定を保っている。
魔法の言葉である。
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