ムウ太

元看護師で、現在はフリーでYouTubeやブログ作成のお手伝いをしている人です。(L)…

ムウ太

元看護師で、現在はフリーでYouTubeやブログ作成のお手伝いをしている人です。(L)GBT当事者、ADHA、鬱病などの経験や日々の幸せを、細々と書いております(#はちみつ日和)(#鬱くんと私) たまに彼女との合作漫画(#あまちゅちゅぱ)も落書きしています。

マガジン

  • 鬱くんと私

    筆者の鬱病での体験談や、身の上話などをまとめています。(毎週月曜、水曜、金曜更新)

  • はちみつ日和

    (L)GBT当事者の筆者と、彼女の馴れ初めや、日々の幸せをまとめています。(毎週火曜、木曜、土曜更新)

最近の記事

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鬱くんと私①

始めに、私が鬱病だと診断されたのは、丁度半年ほど前でした。その頃私は、コロナを受け入れOKの病院で看護師として働いており、毎日多忙な日々を送っていました。 そんな私が異変に気が付いたのは、丁度夏の終わりごろでした。仕事中の些細な出来事で、私の心は段々と擦り減っていきました。 それは、とある患者さんと関わっている時です。その人は若い患者さんで、元々お気に入りの看護師に対して「お触り」があるような人でした。そのお触り相手に、私が選ばれてしまったのです。 最初は手を触られ、最

    • 鬱くんと私⑥

      母と弟と共に、知らない土地へと引っ越した私の生活は一変しました。 まず、父からの抑圧の無い生活は、私の心に安心感を与え、自由も同時に与えてくれました。この変化が一番大きかったと思います。 そして、次に大きかった変化は「母子家庭」になったということでした。 結局、母と付き合っていた男性は雲隠れしてしまい、母は一人で私たちを育てなくてはならなくなってしまいます。 母子家庭であることは、母だけでなく私自身の生活にも重く圧し掛かてきました。転校してきた学校で、まだ母子家庭が珍

      • 鬱くんと私⑤

        私が5才の時、初めて記憶に残っているのは、父親と一緒に妊娠している母の定期健診に付き添った時の事です。 母のお腹の中に弟がいると知った私は、幼い頃特有の嫉妬と恐怖を、まだ生まれてもいない弟に向けました。それは、弟が生まれることを誰よりも喜んでいた父親の影響からでした。 私と父は血はつながっておらず、義理の関係でした。本当の父親は、母と生まれたばかりの私を2階の部屋に閉じ込めて、窮屈な生活を強いていたそうです。 母は若い頃に、祖父と祖母の反対の声を押し切って本当の父親と結

        • はちみつ日和①

          今日は、鬱くんと私でも話している、彼女について紹介したいと思います。 彼女との出会いは、今から8年程前になります。専門学校で知り合った私たちは、趣味であったアニメや漫画の話で意気投合しました。 専門学生の間は、良き友人として時間を共にしていき、看護師となる時も、一緒に喜びを分かち合いました。 彼女の事を、恋愛感情として意識し始めたのは働き始めて3年目の事です。大好きなアニメがご当地コラボすると知った私たちは、貯金を切り崩して旅行に行きました。 美味しいものを沢山食べて

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        鬱くんと私①

        マガジン

        • 鬱くんと私
          6本
        • はちみつ日和
          2本

        記事

          鬱くんと私④

          2021年となってからひと月ほど経った後、病状が安定してきた私の頭の中に、あることがずっと引っかかっていました。 「仕事を探したいけれど、もう看護師には戻りたくはない…」 「じゃあ、他の仕事を経験もなしに出来るのだろうか?」 今まで看護師しかしたことがなく、副業で少しパソコンをかじったことがあるだけの私にとって、この課題は重く圧し掛かることになりました。 その悩みは、私の中で落ち着いていた「鬱くん」を再び大きく成長させて、気付くと私はまた外出できないレベルまで、気持ち

          鬱くんと私④

          はちみつ日和(つぶやき)

          今日は、彼女と地元である福岡県海の中道の公園に広がる、ネモフィラを見に行きました! まだ五分咲きという事で、ちらほら蕾もありましたが、とても綺麗に咲いていましたよ😊 その写真がこちら⬇ 他にも様々な花が咲いており、中でもお気に入りだったのが「デルフィニウム」です! (ここで残念なのが、あまりの綺麗さに興奮した私が、写真を撮っていないという事、、、😂) 桜やチューリップは残念ながら既に散っていましたが、ラベンダーやノースポール、早いものではバラまで咲いていましたよ。

          はちみつ日和(つぶやき)

          鬱くんと私③

          それは闘病生活から三か月目の、寒い日の事でした。 段々と鬱病が落ち着いてきた私とは対照的に、彼女の仕事がいき詰まっていたのです。 彼女の仕事は、元々私と同じく看護師なのですが、私よりも細かなことに気が付く、患者さんからの信頼も厚い看護師でした。 しかし、コロナ下でしなくてはならない仕事も増え、患者さんと丁寧な付き合いも出来ず、ギスギスとした職場の環境に、彼女は思い悩んでいました。 そんな時、私はというと、何もしないのは悪い気がして副業でクラウドワークスの仕事を受けるよ

          鬱くんと私③

          鬱くんと私②

          通院を始めてから二週間後、最初は薬の副作用からか、眠気と闘う日々が続いていましたが、次第にそれも落ち着いてきました。 薬の効果自体は一か月は経たないと分からないと、先生から説明を受けていた為、そればかりは気長に待つしかありませんでした。 最初は、休むことに罪悪感を感じて、眠れない日々が続いていました。自分を誰かが責めるような、そんな悪夢ばかりを見ては、飛び起きていたと思います。 それを心配した彼女から、とあるお願いをされました。 「野菜を育てたいから、毎日の水やりお願

          鬱くんと私②