オンストロボとオフストロボの違い

オンストロボとオフストロボは、カメラやフラッシュ撮影の設定に関する用語で、それぞれ以下のような違いがあります。

オンストロボ (On-Camera Flash)

  • 位置: ストロボがカメラ本体に取り付けられている状態を指します。カメラの内蔵フラッシュや、ホットシューに装着した外部フラッシュがオンストロボになります。

  • 使い方: 光源がカメラのレンズのすぐ近くに位置するため、被写体に対して直接光が当たります。

  • 利点: 持ち運びが簡単で、設定がシンプル。特に暗い場所で手軽に明るい写真が撮れるため、初心者にも使いやすい。

  • 欠点: 直接的な光のため、写真に「フラッシュ感」が出やすく、影が硬くなったり、被写体の顔がフラットに見えたりすることがあります。赤目が出やすいこともあります。

オフストロボ (Off-Camera Flash)

  • 位置: ストロボがカメラ本体から離れた位置に設置されている状態を指します。ワイヤレスまたはケーブルを使用してカメラとフラッシュを同期させます。

  • 使い方: ストロボを自由に配置できるため、被写体に対して様々な角度から光を当てることができます。サイドライト、バックライト、トップライトなど、創造的な照明効果を作り出せます。

  • 利点: より自然で立体感のある光を演出でき、プロフェッショナルな仕上がりになります。影の位置や形状をコントロールしやすく、柔らかい光を作ることも可能です。

  • 欠点: 設定が複雑で、追加の機材が必要になることが多いため、持ち運びや準備に手間がかかることがあります。また、初心者には少し難易度が高いです。

まとめ

  • オンストロボは、手軽で持ち運びしやすい反面、光が硬く直接的になることがあります。

  • オフストロボは、柔軟なライティングが可能で、より自然でプロフェッショナルな写真が撮れる反面、設定が難しくなることがあります。

撮影シーンや求める効果によって、どちらを使うかを選ぶとよいでしょう。

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