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『最高におもしろい人生の引き寄せ方』を半分読んだ

羊の皮を被った狼、という、言い方があるけれど。
この本は、さしずめ。
ビジネス書の皮を被った、探検記? (サトコ主観です)

ビジネス書の新刊のコーナーで、平並べされていたけど。
圧倒的に、違う臭いがした。
「引き寄せ」とか「人生」とか「最高」とか「面白い」とか。
ビジネス書に使われるパワーワードを並べては居るけれど。
まず、カラー表紙が、ビジネス、ではないじゃん。

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うっかり開いてみたら。
……これ、ビジネス書、ですか?
野犬に襲われそうになったとか、警官に脅されるとか。
骨折、五大大陸……。
ビジネス・ワードとは無縁な単語が散りばめられている……。

本から立ち昇る、汗と土埃と、熱気と湿気臭さ。(ちょっと盛ってマス(笑))

老眼には読みやすい。(笑)ちょっと大きめな文字で。
時々ゴシック入ってるし。行間空いてるし。

ペラペラとめくると、気付きました。
そう。この方のこと、知っています。
クレイジージャーニーという番組で、見た記憶があります。
「ロビンソン・クルーソーの住居跡」を発見した人だ。
そうして、浦島太郎の実在の痕跡を辿ろうとしている人でもある。

はい。深呼吸。頭の中を整理するお時間です。

まだ半分くらいしか、読んでいませんが。
最初は、冒険譚…でなくて、著者は探検家なので、この本は探検記にしても良かったんじゃないか、と、ずっと感じていました。
それくらい、ユニークな内容です。

なのに。
ビジネス書、自己啓発書に、すごい力技で仕立てたのには、何か意味があるのでしょう。
ええ。力技です。こんな自己啓発書、読んだことが無い。

凄いのは。誰かの言葉を借りるのではなく、絶対的な自分の経験と感じ方、知識も加えて語られている。
そうして、サラリーマンとしての時間を積み上げながら。怖い思い痛い思いをしつつも、挑戦し続けた時間で積み上げたスキルを、フル活用させて、探検家の地位にたどり着いた現実、事実。
著者は、丁寧に語っているよ。望まない仕事だとて、自らの血肉に出来ると。

この方に、運がいい、恵まれている、たまたまだ。
そう言ってしまう人は、居るのかもしれないけれど。
著者のように考えれば、思考を転換すれば、自分にもいけるかもしれない。
と、思う人も居るかもしれない。

いつか、出会うべくして出会う読者に向けて。
力の限り、渾身の力で、この本という形で背中を押している、のかもしれない。

だからこの本は、ビジネス書で、自己啓発書、たりうる。

私は、面白そうだけど、買うか迷いました。
迷って、ビジネス書・自己啓発書の新刊の棚を回り、既刊の棚も全部見て回りました。綺羅星なベストセラー、ロングセラーが並んでいました。
今日、一冊購入するのなら、何を買いたいか、自問しながら。
けれどやっぱり。戻ってきました。
土臭い湿気臭くて汗っぽい香りがぷんぷんする、この一冊に。

目次に「迷ったら、面白い方を選べ」とあります。
私も、迷ったことあったなぁ。
学校で、一年間、美術と音楽と書道が選択だったのです。
美術は得意だし、音楽も好き。吹奏楽のクラブに居たことがあった。美術の点数はいつも高かった。実技が特に高かった。
どうしようかなぁ。どっちもやりたい。一つを選べない。
美術も音楽も選べないから、私は書道を取りました。
どっちも選べないなら、どっちも選ばない。……変な奴ですね。
逆に、やったことのない書道に挑戦したくなった、とも取れる。(笑)
そうなのかな? 忘れちゃった。

選んだことも、選ばなかったことも、全部ひっくるめて。
今の、ワタシを造ってる。
過去のワタシの為じゃなく、未来のワタシの為でもなく。
今のワタシの為に、面白いベクトルを選べ。
最高、最大に楽しめ。突き詰めろ。
それが、ワタシの最高の人生への近道だから。

……ちょっと世間知らずな紫月さんには、良い刺激になりました。(笑)
最高最大全力、でも計画は緻密に、客観的に事実を積み重ねて。
外堀を埋めてから、確実に詰めてから、攻略だ。✨


ここまで、お読み頂き有難うございました。感謝致します。心の支えになります。亀以下の歩みですが、進みます。皆様に幸いが有りますように。