無はこわくない

みなさんおまたせしました。花香ユイです。
先日長野県で大雨洪水警報が出されて、ありがたいことにニュースを見て心配してくださる方がいらっしゃいました。私は無事です！ミヤネ屋で中継してるときにはもうめちゃくちゃお天気でした。それよりも九州のほうが大変みたいですねー。洪水で流されてしまった、濡れてしまった、失ってしまったひとりひとりの何かしらの財産のことを考えると、離れていても胸が痛くなりますね。

こういう悲しいニュースにいちいち影響を受けて落ち込んでしまうことが多々あるのですが、その度自分の無力さに気付かされて、ずーっと深くまで沈んでしまうんですよね。
自分にお金があれば。もっと行動力があれば。考える力があれば。誰かに伝える能力があれば。無いものねだりばかりしてしまいます。
でも「無い」ことは別に怖いことじゃないんです。どうにでもできるんですから。

私は生まれたときから右耳が聞こえません。(さらっと言うのが多分かっこいい)
こういう話をすると、片耳がないってどんな気分なんだろう？と自分の耳を手で塞ぐ方がいますが、科学的な無音にするには耳の中を真空にするほかありませんよ〜。
というか逆に私に両耳の世界を教えてほしい、そしたらもっと片耳で生きるのが上手になる気がするので。笑
悲しい顔をする方もいます。心配しないでください、私にとってはこれが普通ですから！なんたってはじめからないんですから！
無くたってちゃんと過ごせるんです。無意識的に人の右側に立つし座るし自分の右側には常に警戒してるけど、もう当たり前なんですよね。
できないこともあります、ASMRの楽しさが分からないとかサラウンドとモノラルの違いがわからないとかPUBGで足音の方向がわからないとか(くだらなすぎる)。でもその程度ですよ。私の持ってないものが小さいものだからそうなんでしょうって思うかもしれませんけど、腕がなくたってドラム叩く人間もいるじゃないですか。何かが在る限り、なんだってできます。無いのは怖くないんですよ。

今あるものを大切にしていれば、できないことはないってことです。
失くなってしまえば「無い」と言える状況になるまできっとたくさん時間やお金やらを使ってしまうかもしれません。
ないものねだりばかりしてないで
あるものまもりの精神で生きていきたいです。
なにいうてんねん！

さいごに、そんなような話を描いてる、
綿矢りさの「勝手にふるえてろ」をよかったら読んでください。おすすめです。

今日もありがとうございました🌸