記憶と生きること

こんにちは!お世話になっております。花香ユイです。
皆さん、子供のころの記憶ってどんなことを覚えていますか?
私の中の記憶と言えば、お父さんにお尻を叩かれたりとか、学校でみそしるをひっくり返したりとか、先生に胸ぐらつかまれるくらい怒られたりとか笑
誰しも断片的で、衝撃的だった瞬間だけの記憶が長く残りがちですよね。
だから忘れがちなんです、子供のころのたわいもない会話とか。

私が通っていた高校の制服は、赤いネクタイが特徴的でした。
特にそれがいいと思ってこの高校に入学したわけではないのですが、不思議なことがありました。
初めて制服を身に着けて、ネクタイを締めたとき、ふっと、子供のころに描いたらくがきやおともだちと交わしたおしゃべりの記憶が下りてきたのです。その時の絵がこちら(イメージ図)

イラスト21

この絵を描いた経緯は、おともだちと「将来のわたし」について熱く語っていたことにあります。おそらく小学校低学年ごろでしょうか。おともだちがみんな、かわいいリボンの制服を描き「キラキラの女子高生になる」と語っている中なぜか私はネクタイにこだわっていました。そんな記憶がよみがえったのです。今まで忘れていたというのに!

また、わたくし先々週ガチ病みして、人生つまらん!もう終わりにしよう!といった思いで自殺未遂(というほどでもない)を犯し、現在会社を休んで療養に励んでいるのですが。その時思い出したのは、子供のころのふとした会話「20歳になったら死にたい!一番きれいなうちに死にたい!」
7月で21歳になってしまう私が死ぬにはいいタイミングだったんでしょうか?笑、結局これはかないませんでしたが。(それでいい)

多分、思い出せばゴロゴロ出てくるんです、こういう経験。
人の記憶って、ロケット鉛筆みたいにポンポン抜け出て行ってしまうものだと勝手に思っていたのですが、もしかしたら圧縮袋に詰められて、押し入れにしまわれているだけなのかもしれませんね。
子供のころの記憶なんて、わざわざ引っ張り出すほどの価値はないですけど、少なからず、自分の中に存在しているからこそ今の自分に影響を与えてるのかもしれません。(ゲームの乱数調整みたいじゃないですか?)
この先も生きている限りしまわれていく記憶がどんどん増えるでしょう。
と同時に自分に影響を与える記憶がどんどんよみがえるでしょう。

もし私のように「当たり前にこうなるだろう、もう先の人生が見えてしまったからつまらない」そんなことを思って死に急いでる方がいたら、教えてあげたい。
あなたを作るものは、あなただけかもしれない。
でもあなた自身をあなたは死んでも知り尽くせない。


ちなみにわたくし、生還し数日経って、椎名林檎の「人生は夢だらけ」を聞きました。生きてみます。ありがとうございました。


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