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ポケモン好きで良かったな、という話 【カントー交響楽団 第4回公演の感想レポ】

おんがくの ちからって すげー!
いまでは オーケストラで
ポケモンの おんがくを たのしめるんだぜ!

こんにちは。

2024年7月20日(土) 武蔵野市民文化会館大ホールにて行われた、
カントー交響楽団 第4回公演」を観覧してきました。

ライブ等で音楽を聴く度、
何かしらの形でそのときの感想を記しておくようにしているのですが、
今回の「カントー交響楽団 第4回公演」で感じることができた
(ポケモン好きでよかった)という感想が爆発しており、
SNSでは文字数が足りない気がしましたので、noteに記した次第です。

ちなみに、今回綴った文章の文字総数は約9,200文字でした。
(「・・・要約力が 足りないよ」ということ)

私の夢は「ポケモンのBGMで酒を酌み交わすことが夢」でしたが、
今回の公演によって、その夢が叶ったいちごちゃんです。
よろしくお願いいたします。


まえがき

余りにも長くなったので別のnoteに放り投げることにしましたが、
私はポケモンの音楽めっっっっっちゃ好きです、ということだけ。


「カントー交響楽団」を知った話

そこから?というところですが。今年の3月末頃、友人から、

「カントー交響楽団」という楽団が
オーケストラでポケモンの曲をやるっていうのを見たから行かんか

と教えてもらったのが最初でした。

少し横道に逸れるのですが…
昨年2023年8月10日(木) パシフィコ横浜 国立大ホールで行われた
「ポケモン×NHK交響楽団スペシャルオーケストラ 2023」、
ポケモンの音楽が聴けるオーケストラということで、
とても行きたかったのですが、チケットは抽選漏れ……。
オーケストラは、ネット配信視聴で楽しみました。
ただ、配信で聴いた「天翔ける夢」があまりにもよくて(語彙力)、
会場で、オーケストラを聴きたかったな〜〜、という気持ちが、
昨年の夏からず〜〜〜っとありました

しかも、
今回の「カントー交響楽団」の公演テーマがホウエン地方」、
私も友人も、ホウエン世代の生まれです。

情操教育は本当にRSEで済ませたと言っても過言ではないほど、
RSEに関する思い出はいっぱいあります。
何より、
何回、何千回と聴いてきたRSEの音楽を、
オーケストラで聴ける、というだけで、
もう行かない自分を想像できませんでしたね。

あと、これは主観的な話にはなるんですが、
RSEからハードがGBAになったことで、
それまでの8bitサウンドに比べ、BGMの幅が広がったと思うんですよね。
(音楽的な話には疎いし、
 ハードの技術的な話もそこまで分かってないので素人感性ですが……。)で、ことRSEに関して言えば、
「やっぱり管楽器の音色が印象的だな〜」と、
ホウエン地方の音楽ってめちゃくちゃオーケストラ映えしそうだな〜」、
と思っていましたので、
それが聴ける……!!というだけで、ワクワクが止まりませんでした。


チケットを手に入れる話

カントー交響楽団さんのSNS(X)では、
事前にteket会員登録のアナウンスもあったので、助かりました。

本当に、6月15日 17時からの来場チケット予約を
しっかりやって良かったなと。
事前にteketのアカウント準備もしっかり済ませ、
数分前からスタンバイはしていたものの、
いざ17時にチケット予約ページで座席を吟味しようと思うと、
webページを更新する度座席が減っていくんですよね、焦りました笑
あとからSNSを見れば、開始30分で8割強埋まっていたとのことなので、
早々に座席の確保ができたことは僥倖でした……!

また、
私は友人に声をかけてもらえたことで本公演を知ることができた身ですが、私は私で別の友人にも本公演を教えて、
その友人も無事チケットをとることができました。
ポケモン好きだし、音楽も聴きたいよね!という認識を共有できる
友人がいてくてよかったなあ、と思いました。


公演日までの話

6月15日にチケットを手に入れてから、公演までの約1ヶ月間、
特にカントー交響楽団さんのSNSでのプログラム予告に関する投稿や、
会場のポケモンが映っているもの、イラストに関する投稿等、
予告を見る度にテンションが上がりました!

この公演を知ったのが3月末というところで、
実はそれ以前に行われていた「プログラムコンテスト」には参加できず……だったのですが、
「私もそれに入れていたな……笑」と思う楽曲が選ばれていたので、
一安心でした。
(参加できずでしたので、次回こういう企画あったら参加します!)


当日、会場に向かうまでの話

7月20日のカントー(関東地方)は特段暑く、
私の居た地点での気温は、お昼時点で36℃もあったそうです。
まさに「日照り」ですよね……

こんな暑い日に、あの「日照り」を聴いてしまったら、
諸々のトラウマが蘇ってしまうのではないかという気持ちを抱えながら

友人の駆る車に乗り込みました。

予習も兼ねて、特にホウエンのBGMを中心に聴きながら、
会場である武蔵野市民文化会館をめざしましたが、
普通に行き先を間違えて武蔵野市民会館に行きかけました。

14:30開始のプレ公演から絶対に聴きたかったので、
早め早めに動いておいてよかったです笑 確認は大事ですね。

昔からポケモンのサントラを集めてたのですが、結局いまでも一番聴いているサウンドトラック。
あまり理解されないですが、「海を越えて」のワクワク感が大好きです。
めちゃめちゃいい曲じゃないですか……?



会場着〜公演開始までの話

会場への入場時、
再入場判別用のリストバンド(トプ画のもの)と、
パンフレットを頂戴できました!
このパンフレットですが、開いて衝撃、
「聴きたいな〜」と思っていた曲達のタイトルがずらりと並んでいたので、
その時点でもうワクワクが沸騰してしまいました。
(ここのところは、実際の感想とあわせてまた書きます。)


ちなみに、会場について2点ほど後悔したことがあり……
1点目は「ポケモンに関する装いをしていけばよかったな」ということ、
2点目は「そもそもポケモン連れてけばよかったな」ということです。

ポケモンに関する装いに関して言えば、
「ポケットモンスター Tシャツコレクション Pokemon Trainers -女性キャラ- vol.2」という商品群の「マリィ」と「エリカ」のTシャツしか所持してないのでよいとして、ポケモンは連れていけばよかったなぁ……と笑

ホワイエやホールの至る所に、所狭しとポケモンがいたことや
多くの方々も皆相棒と思われるポケモンを連れてきていたことから、
私も本記事トップ画像にあるチルット(とハルカ)を連れて行けばな、と笑

好きなポケモンがホウエン出身のチルタリスとチルットで、
まさに絶好の機会だった
ので、もったいないことをしたなと、
ちょっと後悔です笑
(実は部屋に等身大のチルタリスもいます、
 さすがに連れていけなかったと思いますが笑)

(あと、得意げにホワイエという言葉使いましたが、
 カントー交響楽団さんのSNS投稿で初めて知りました笑)


「カントー交響楽団 第4回公演」を観覧した話(ほぼ感想)

ここまでで既に長文で、要約力に関してヒガナに指摘を食らいそうですが、
ここからが書きたかった……

実際に3時間30分に渡る公演を楽しんだ結果、
自分の中に湧き上がった「エモ」を書き出しておきたいのです。
ただ、無限に書けちゃうので、本当に残しておきたいところだけ…
(頑張って要約します。)

初めてのオーケストラでしたが、本当に感動しました。
演奏を楽しめたことは勿論のこと、

あのポケモンloveが詰まった空間に居合わせられたことが、
嬉しかったです。


楽団員の皆様を目にしただけでちょっと感動する話

まず、演奏者の方々が、
皆思い思いのポケモンやトレーナーのコスプレをされていたのですが、
この時点でもうテンション上がりました……
単純に、「あ、ポケモンめっちゃ好きな人たちがこれから演奏するんだ
と思っただけで、胸に来るものがありました。

また、「おーすみらいの チャンピオン!」から始まるカンノ様の司会も、
大変聴きやすく、親しみやすかったです。
ある意味一番ホウエン感あるのって、このセリフじゃないかなと思います笑


「じてんしゃよ永遠に」がよすぎた話

今思えば、第7世代以降はじてんしゃBGMってないんですよね。
(自転車がない世代もありますもんね)
だから、本当にめちゃくちゃ久しぶりに、
じてんしゃに乗っていたあのとき、あの場所を走っていたな〜、
という思い出が連綿と蘇ってきました。
(とはいえ、じてんしゃに乗ってても街や道路に行っちゃうと
 BGM上書きされちゃうんですよね。
 だからず〜〜〜〜っと聴き続ける機会って、
 ゲーム内だと実は多くないハズなのですが、
 それでも単純に乗った数が多かったから、
 こんなにも耳に残ってるんでしょうね。便利でしたもん、じてんしゃ笑)

このあとも、同じような追憶で幾度も感情がメタメタにされるのですが、
この「じてんしゃよ永遠に」で、世代を跨いだ音楽たちを楽しめて、
もうこの時点で満足感がすごかったです。


組曲《ジョウトの風景》でキキョウシティを聴けた話

特にキキョウシティを聴けてよかった。
オーケストラだからだったのか分からないんですが、
普段サントラ聴いてるだけでは刺激されない記憶まで突かれました。

私の初めてのポケモンは、2002年のクリスマスプレゼントで貰った
ルビーでした。
なので、実は金銀って、私が体験したのは結構後、
それもリメイクのソウルシルバーなんですよね。
ただ、ソウルシルバーを遊ぶ前から知ってた金銀の曲が2曲あって、
そのうちの1曲のキキョウシティは、今でも聴き続けている大好きな曲です。

HGSSが出る前、もっと言えばエメラルドが出る前、
FRLGは遊んだんですが、リメイク要素であるナナシマの
4・5のしまのBGMがヒワダ・フスベのアレンジ、
6・7のしまのBGMがキキョウ・アサギのアレンジだったので、
この2曲だけは知ることができたんです。

特に、6のしまの住人が、
「この島は何もないけど、都会から遠いから星空がきれいに見えるんだ」
みたいなことを言うんです。
この曲聴きながら星空を見てみたいもんだよなと思いながら、
6のしまでずっとこの曲を聴いてたような気がします。
そんな気持ちを思い出せた時間でした。


SVジムリーダー戦がスラスラ歌えた話

<第1部> 最後の演目「Let's テラスタル」では、
SVのジムリーダー戦を演奏するとのことでした。
ただ、この音楽には手拍子と歌(掛け声?)があるものの、
楽団員の皆様は当然両手が塞がっているし、
管楽器奏者はそもそも声を出すことができない!
とのことで、なんと私達が演奏する部分があるとのアナウンスが!

司会のカンノ様の音頭のもと、
楽団員の皆様のお手本に合わせ練習する時間も頂けていざ本番!

自分でもびっくりしたんですが、
意識せずとも手拍子はできるし、歌も歌えてしまったという笑

いや、おそらく皆さんそうだったのかもしれないですが、
実際ジム戦しながら口ずさんだりしてたからかもしれないです笑
予習をサボってしまっていたのですが、いやはや、ほーんとびっくり……。

めちゃくちゃ楽しかったです。貴重な機会をありがとうございました。

また、ジムリーダー戦に至る前の「テラレイドバトル!」、
ものすごい臨場感があって、とても好きでした!

あわよくば、また聴けるといいなぁ。


チャイムを聴けた話

どんなタイトルやねん、という話ですが、
RSEって、鐘の音の聞こえてくる音楽が多いな〜と思っていました
(楽器に明るくないので正式名称が分からないんですが、
多分当たらずとも遠からずだろうということで、チャイムと記載。笑)

私はサイユウシティで鳴っているイメージが強かったんですが、
タイトル メインテーマ」からあんなに鳴っていたんだなと……!
(サイユウシティでは鉄琴の音色が聴こえてきました。エモかったな……。)

で、この音色で一番震えたのが、
<第2部> 「交響詩《アクア団vsマグマ団 -抗争の果てに-》」での
戦闘!超古代ポケモン」でした。
イントロの緊張感まじでやばかった……。
この曲に限った話ではないと思うんですが、重厚感が堪らなかったです。

しかも、本当に有り難いことに、この演奏はYoutubeでも聴けるという!
公演以降この演奏動画をエンリピしてます。かっこよすぎるんだァこれ……。

ちなみに、「戦闘!超古代ポケモン」を含む
「交響詩《アクア団vsマグマ団 -抗争の果てに-》」では、
「日照り」も聴くことができました。
当日の気温を受けて、ある意味一番身体に染みたのはこの曲かもしれない。
GBAのあの音源って、ある意味電子音だからできる音楽なのかなとばかり思っていたのですが、
改めて、オーケストラってすごいんだなと思いました。
あの曲の怖いところ全部出てたんじゃないでしょうか笑


ヴァイオリンのソロが余りにもかっこよすぎた話

この感想は、かっこいい以外の語彙が消失してしまっていることを、
先にお伝えさせてください笑

オーケストラってどう楽しんだらいいか、とか、
そういう話はあんまり分からないし、多分好き好き何だと思うのですが、
初めてオーケストラを見た私は、
色んな楽器やその演奏に目を泳がしながらも、
指揮者のサカイさんに目が行く機会が多かったなと思います。
めっちゃかっけえな、と……。

そんな感じで<第1部>、<第2部>と演奏を楽しんできたのですが、
なんと<第2部>最後の演奏「ヴァイオリン協奏曲「流星」」は、
サカイさんのソロヴァイオリンがあるとのことでした。

ヴァイオリン協奏曲「流星」は、
ORASでの追加エピソードである「エピソードデルタ」の物語を彩った楽曲で構成されているとのこと。

(ヒガナ戦のイントロってたしかめっちゃバイオリンかっこいいよな〜)
とか、聴き始める前の私は考えてました。
これこそ、「想像力が 足りないよ」ってコトなんでしょうね……。
実際に、人生で初めて観るソロヴァイオリンの迫力は、
想像を遥かに超えてきました。
オーケストラって滅茶苦茶楽しいんだな……!と思うと同時に、
ソロヴァイオリンのサカイさんめっちゃかっけえな、と……。
このかっこよさを文字で表現できないのが心苦しい……。


パンフレットの「ハルカ」にびっくりした話

<第3部>では、
「ホウエン・バトル・リミックス!2024」と題された、
ホウエン地方の戦闘曲全てが盛り込まれた演奏がありました。

パンフレットを開くと、
本当に全ての戦闘曲が記載されていて興奮を覚えたのですが、
その中でも真っ先に目に止まり、
かつ一番嬉しかったのが「ハルカ」でした。

「ハルカ」ってBGMの名前があることを知っている人は、
そんなに多くないんじゃないでしょうか。
多分今この曲が書かれたとしたら、
「ハルカのテーマ」になりそうだな、と思います。
(「ハルカのテーマ」だとアニメのED曲と丸かぶりにもなりそうですが)

「ハルカ」は、ライバルの「ハルカ」に関するイベントが発生したとき
"だけ" 流れるBGM(のハズ)です。
(ライバルが「ユウキ」のときとは、BGMも違うんですよね、
 ハルカの方が明るい曲調だな〜と思います。
 今思うと、RSEのときから凝ってるなぁと思います。)

なので、あんまりゲーム中で聴ける機会って多くないですし、
そもそもバトルや街・道路と違って、キャラクターやイベント用BGMって、ちょっと、ほんとにちょっとニッチじゃないですか。
だから、まさかこの曲も収録されているとは……!と、
とても嬉しくなりました。

可愛らしい演奏だったハズなのですが、
何故だかびっくりするくらい涙腺に来てました。

私は、なんやかんやあって、
ハルカが初恋だったんじゃないかと今でも思っているのですが、
この曲と、「小さきもの」は、おそらく必然的に、堪らなく好きでした。
好きな曲をオーケストラで聴かせていただけるって、
こんな贅沢あっていいんですかねえ。


《エンディング》で浸ったノスタルジーの話

<第3部>では、続いて、
「弦楽器とハープのための《エンディング》」と題された、
しっとりとした演奏を聴くことができました。

エンディング」というBGMは、好きではあっても、
あまり積極的に何度も何度も聴くこともなかったので、
久しぶりに聴くことができました。

ハープの音色が本当に心地よく、
殿堂入りを果たした後に、主人公がミシロタウンの自宅まで、
自転車こいで帰るあの映像が、ありありと脳裏を駆け巡っていきました。
自宅に帰ったときのママの優しさが温かかったな……とか
エンディングを聴きながら、そんなことも考えていました。

クリアして、データを消して、クリアして、
はじめはそんな遊び方を何回も繰り返していた記憶があります。
その度に聴いていた「エンディング」と、
目にしていたハズのエンディングムービーを、
今になって想起すると、当時とは全然異なった感情になりました。
そんな、意図せず浸ったノスタルジーに、心が震える時間でした。


「昔、ホウエン地方に住んでいたのかな」と思った話

「「カントー交響楽団」を知った話」で書いたように、
天翔ける夢」をオーケストラで、生で聴きたい!と思ったのが、
そもそもポケモンのオーケストラに、心から興味を持った第1歩でした。

司会のカンノ様から最後の演奏と説明された「むげんのふえ2024」は、
メガシンカしたラティオス・ラティアスの背に乗って、
ホウエン地方を空から巡るというコンセプトで紡がれた演奏でした。
(コンセプトが美しすぎる。)

そのコンセプトに違わず、演奏は「天翔ける夢」から始まりました。
演奏を聴けた、という充足感も然ることながら、
演奏のあまりの壮大さに、の時点でもう魂の涙は決壊しているのですが、
演奏はホウエン地方を巡る旅へと進んでいきます。

シダケタウンの静かなピアノソロがとても印象的だった、
サイユウシティの演奏を聴けた、
要所要所で印象に残る部分は数多あります。本当に。

ただ、これは100%勘違いなのですが、
この演奏を通じて、ホウエン地方を巡ってみて、私は、

シダケタウンの花の香りを感じたこと、
サイクリングロードの下を潜ったこと、
せっせと火山灰を袋に詰めたこと、
長い草むらをかき分けて歩いたこと、
毎日きのみの水をあげたこと、
海流に身を任せて海を漂ったこと、

色んなことが、本当にありありと脳裏を通り過ぎていったので、
私は本当にあのホウエン地方で暮らしていたことがあるんじゃないかと、
そう思いました。

なんなら、
見知らぬおじさんと隣り合ってポロックを作ったことも
あるような気すらします(ない)。

ポケモンってそういうものなのかもしれないですね。
もしかしたら、あの公演にいた他の人に訊いても、
同じなのかもしれないとも思います。

この「天翔ける夢」で始まり、数多の街を巡って、
「天翔ける夢」で終わった演奏を聴き終えたときの満足感は、
今まで味わったことのないものでした。



拍手を止められなかったおかげで涙腺が壊れた話

演奏を聴き終えたあとの充足感は、全て拍手に還元できたと思います。

私、なるべく最後まで拍手を続けたいタイプの人間なのですが、
この終演時の拍手は、その拍手の終わりが訪れない、というくらい、
本当に拍手がすごかった……。
そんなことを考えながら余韻に浸っていると、なんとアンコールで、
アニメのOP「アドバンス・アドベンチャー」を演奏して頂けるとのこと!!

当然世代ど真ん中、WAKUWAKUしたいよ、どころではありません……!
この曲もやっぱりブラスが映える……!
そして、今聴くとやっぱり琴線に触れるものがありますね。

これまでの演奏を振り返りながら、興奮とノスタルジーに包まれていると、
なんと、本当にあっという間に聴き終えてしまいました。また聴きたい。

なんというサプライズでしょうか。
改めてこの充足感を全て拍手に還元していると、
なんとなんとダブルアンコールまであるとのこと……!!!

本当に本当に最後の演奏ということで紹介されたのは、
2003年に公開された、
劇場版ポケットモンスター アドバンスジェネレーション
七夜の願い星 ジラーチ
主題歌の「小さきもの」でした。

このアナウンスだけで涙腺が決壊するという。人間はよわい生き物です。
映画の1シーンを想起するだけでも若干危ないし、
観てしまったら勿論涙腺を壊す映画なのですが、
アナウンスだけで決壊するとは思いもしませんでした。

千年彗星の下で、ハルカが、
ママが歌ってくれた子守唄をマサトのために歌ってあげる場面が好きです。
その子守唄が「小さきもの」なのですが、多分それを初めて観た時から、
私はハルカと「小さきもの」が忘れられないんですよねぇ。
(思い出すだけで鼻を啜ってしまう。)

そんなわけで、
最後の演奏時、ハルカとミクリがハイタッチして座席を入れ替え、
ハルカがステージ手前側に来たのを観ただけで涙腺がハイドロポンプ。
感想冒頭にも書きましたが、コスプレで人って泣けるみたいです。

演奏中は、
もう筆舌に尽くしがたい感動を止められずメッソンになってました。
オーケストラで聴く「小さきもの」、
こんな贅沢ってあっていいんですねぇ。



さいごに

夢のような時間でした。
その上、終演後に友人と一杯やりに行ったのですが、
「ポケモンのBGMで酒を酌み交わすことが夢」だったので、
夢まで叶ってしまいました。夢ですかねえ。

2024年7月20日(土) 武蔵野市民文化会館大ホールにて行われた、
カントー交響楽団 第4回公演」の観覧した感想を綴ってみました。

本当に行ってよかった、本当に楽しかったです。
楽団の皆様も、私たちのようなお客さんも、
みんながポケモンloveで、
ホウエン地方に思い入れがあって、
その上ポケモンの音楽も好き、
そんな空間に居合わせられたことが、何より嬉しかったです。

また、「カントー交響楽団」の皆様には、拍手だけでは伝えきれないほどの
感謝でいっぱいです。
あんなに演奏が上手な人がポケモン好きというだけで、本当に眩しく見えました。
今年から、なんやかんやでソロギターが趣味になり、それこそポケモンの曲を弾けるようになってきたのですが、演奏を目にして、上達のモチベーションがぐーんと上がりました……。
今回の公演を観て、色んな意味で人生が豊かになりそう。

次回の公演も必ず、またポケモンが好きな友人に大勢声をかけて、
お邪魔できたらな、と思っております。

カントー交響楽団の皆様に、少しでも感謝の気持ちが伝えられたら、
と思いながら、
(私の要約力の無さにヒガナもドン引きしてるので、)
ここらで文章を締めくくらせて頂ければと思います。


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