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Noraneko52Rのビルドログ

open source keyboard project.
Noraneko Projectは
「1つのキーボードでさまざまな配線を見たい」
というキーボード設計者の堕落猫さんのテーマがあります
各Noranekoキーボードを作成するには自分で基板の配線をしてから工場に発注する必要があります(これがとても勉強になりました!)
キーボードの基板データとアクリルプレートデータは堕落猫さんのGitHubからダウンロードできます
ダウンロードしたファイルはKiCadというフリーソフトでファイルを開き、配線をします
部品の配置と信号や電力端子の紐付けが済んでいるので、あとはそれらの線をたどって思い通りにひたすら配線するのみ!です
今回初めてKiCadで配線したのですが、約1ヶ月間、色々試行錯誤しながら、たまに居眠りしながら…とても楽しく配線できました
だんだん配線のコツがわかってきて余計な配線や打ちすぎたビア等、省略できる箇所をどんどん減らし、最終的にはこの様なデザインになりました

発注時の配線の様子
GNDベタ有り

基板の発注ですが、JLCPCBさんからクーポンを戴いたので利用させていただきました
JLCPCBさんのクーポンリンクを貼らせていただきます↓

基板を発注するのに必要なファイルの一覧はこのような感じになります

KiCadから出力したガーバーファイルとドリルファイル

ファイルが用意出来たらすべて同一のフォルダに入れZIPファイルに圧縮し、基板発注画面でファイルをアップロードします

圧縮フォルダをアップロード中…
送信に成功するとイメージ画像が出ます
基板の色を変更すると画像もその色になります

あとは好みの基板の色等を指定して注文します

そして、発注後約10日程で到着!
とても綺麗に仕上げてもらいました

おまけのステッカーもいただきました

うまく動作するか不安だったので、マイコンを仮付けして一つずつ動作確認しながらはんだ付けをしました

コンスルーを使ってマイコン仮付けし、動作確認
LED光った!
ダイオードをはんだしてキー入力もOK
マイコンを仮で全結線して
全てのキー入力OK
一通り動作確認できたのでLEDをじゃんじゃん付けていきます
小さい方のLEDは右上のにゃんこマークの端子だけはんだして位置決め&固定した後、まとめてはんだ付けしていくと楽です
マイコンのはんだ付けはマスキングテープで固定しながら行いました
LEDも全部光った!
最後にキースイッチ用の白いソケットを付けました

基板が完成したらスタビライザーを取付けます

スタビライザーの樹脂部品が基板に触れる場所に
テープを貼ってから取付けます
ネジが当たる場所にもテープ
ワイヤーにグリスを塗ってスタビライザーを
取付ました

KBDfansのスタビライザーで高さは問題ありませんでした
ワイヤーが樹脂部品に触れる場所にはグリスをたっぷり塗ると異音防止になります

そしてアクリルプレートを3枚取付けます。
アクリルプレートはelecrowさんでクリスマスキャンペーンをしていたのでその時に注文🎄

おまけのプレートかわいい
トッププレート
ミドルプレート
ボトムプレート

イメージ通り綺麗に仕上げてもらい大満足!
ボトムプレートにもにゃんこデザインのレーザーカットを追加しました

ボトムプレートと基板を固定するネジとスペーサーは遊舎工房さんで購入しました

トップとミドルプレートを重ねてからお好みのキースイッチとキーキャップを取り付けていきます

数字はタクタイルスイッチで他はリニアスイッチ

スペースとバックスペースにピッタリのキーキャップが無かったので下記のキーキャップをTALPさんで注文しました

そして届いたキーキャップ
キーキャップの色と高さはほぼ同じです
そして完成!
ライティングをONにすれば綺麗に光ります✨
裏も光ります

50%キーボードなので足りないキーはレイヤー切り替えで入力しますRemapに対応してるのでブラウザから設定できます

Layer切替はBSキー長押しにしました
Layer1に足りないキー&欲しいキーを割り当てます

レイヤー切替や、親指バックスペース操作等に慣れると、数字キーが無い40%キーボードに移行しやすいのかも
Noraneko52Rはコンパクトなキーボード入門用に丁度いいなぁと思いました

FPS系のゲーミング用途にも十分使えます
Noraneko52Rを使ってFortniteでビクロイいただきました~

以上、Noraneko52Rのビルドログでした
最後までご覧いただきありがとうございます


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