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一五一会は他の楽器となにが違うのか?

さて、30分で涙そうそうを弾き語りすることができた私ですが、今までトライして全く駄目だった楽器とは何が違っていたのか?

1.まず、空気を使わなくてよい

リコーダー、鍵盤ハーモニカは管の中に息を吹き込む作業が必要です。
そのため、指の抑えが悪かったりすると、当然変なところから空気が出たりするため、変な音が鳴り、楽器のテストで怒られるわけであります。

一五一会はある意味、ギターに近い楽器なので、息を吹き込む必要がありません。その意味では変な音が出る確率が減り、やりやすかったといえます。


2.弦の数が丁度良い

弦の数を数えてみましょう。
ギターは6弦、自分の片指は何本でしょうか? 5本ですよね。どうやって6本押さえるんだと言う疑問が浮かぶと思います。
逆に三線とか二胡のように、弦の少ないものは、実はギターのようにフレットと言われる印がありません。
いわゆる勘所で弾くために、音符の確定した部分がない故、ドレミファソラシドを覚えにくく、よほど腕の良い師匠につかないと、なかなか覚えられないのも現実です。

振り返って、一五一会はどうかと言うと、4弦で、片手の指の数に収まるはずです。さらにギターのようにフレットが付いているので、勘所ではなく、ある程度きちんとした音符が確定しているので、ギターで挫折したことのある人レベルなら、弾くことは可能なはずです。


3.セーハが楽である&和音になる

はい、ギターで挫折したでピンと来た人。あなたは正しい。
セーハ、ギターで出来ないものが、一五一会でできるのか?
答えは出来ます。セーハはあくまでギターにおいても4弦以上の弦を指一本で押さえることなので、もともと4本弦の一五一会、6本は無理でも4本なら、押さえることはできる。しかも、弦の数が少なければ、ネックも比較して細くなり、指の長さが少々短くても、弦を押さえることが可能。


4.リズム感は?カスタネットでも怒られるんです。

これは、日本の学校教育全般にも言えるのだけど、一糸乱れずを良しとする文化が、カスタネットの1音さえずれることも許さない教育になって、音楽を楽しいと思えない人が増えるとおもうのよ。
音痴さんも一糸乱れずをぶち壊す存在とされ、合唱コンクールからハブられたり、完璧完璧求め過ぎ!
クラス35人(今はそのくらい?)
全員同じ声が出る人間(極端な話をすれば全員稲葉浩志さん[推しをこんな形では使いたくはないが])ばかりでコンクール出たらそれは優勝間違いなしだけど、ある種の気持ち悪さを感じるし。

一五一会ですか?いいんです。カラオケのように点数出ないし、自分の気持ちいいように歌いながら弾くのが基本だから、少しずれても気にしなーい。
外れた声と外した音が不思議にアクセントにすらなる楽器。

つまり、4つの自分が抱えていたウィークポイントをクリアしていたお陰で、一五一会は楽器としては初めて、我が相棒として、おうちに受け入れてあげられたのです。

でも、これで終わりではないですよ。
これからは、私の一五一会生活10年間の足跡を辿っていく旅の始まりです。

遠い目標に向かって少しずつ、1話1年くらい、3日に1回の更新ペースで進む予定です。どうぞ宜しくお願いします。

ちなみに本日の写真は最初に迎え入れた一五一会・奏生(かない)です。

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