鬼神卓「だから嫌いなあんたでいてくれよ。」

KPC:弐乃 銀城(ひろ)
PC:鼓 楽(むつみ)

黒柄エチル様作クトゥルフ神話TRPG「だから嫌いなあんたでいてくれよ。」のネタバレを含みます。
※少々改変してます

導入


[メイン] KP : それでは、これより黒柄エチル様作「だから嫌いなあんたでいてくれよ。」を始めます。

[メイン] KP : 1d10 (1D10) > 4

[メイン] KP : 1d8 (1D8) > 5

[メイン] KP : あなた達はショッピングモールで買い物をする約束をしていた。

[メイン] KP : 昨日はギターの練習が捗り、夜遅くまで練習をしていた、までは記憶にあったのだが。そこから先は曖昧だ。どうやら、途中で寝てしまっていたらしい。

朝…鼓は目を覚ました。
約束の時間の、2時間後に。

[メイン] 鼓 楽 : …やっべ。

[メイン] 鼓 楽 : う゛~ん……ま、いっか銀だし

[メイン] 鼓 楽 : なんならもうちょい遅れよっかな、支度めんどい

[メイン] KP : 鼓がのそのそと準備を始めていると、ふいにインターホンが鳴る。

[メイン] 弐乃 銀城 : おっせぇんだよ!こら!

[メイン] 鼓 楽 : …なんだ、誰かと思ったら銀じゃん。おは~

[メイン] 弐乃 銀城 : お前な、今何時だと思ってんだよ!つーか道端で死んでんかと思ったぞ!!

[メイン] 鼓 楽 : あれ、もしかして心配してた?おれのこと好きね~

[メイン] 弐乃 銀城 : なわけねぇだろ、ばかじゃねぇのかお前!連絡のひとつもよこさねぇで…!

[メイン] 鼓 楽 : だあってさっき起きたんだし~ちょっとくらい許せっての

[メイン] 弐乃 銀城 : はあ?お前時計も確認できねぇのかよ、ちょっとどころじゃねぇだろが

[メイン] 鼓 楽 : ん゛~、うっさい、準備してっからちょっと待ってよ

[メイン] 弐乃 銀城 : くそ、お前のそういうとこ前から嫌いなんだよ…人振り回しやがって…

[メイン] 鼓 楽 : へいへい、良い子にしてなね銀たん

[メイン] 弐乃 銀城 : うるせぇ、ばかにすんなてめぇ…あーいらいらする

[メイン] 鼓 楽 : ありゃ、イライラしてら。

[メイン] 弐乃 銀城 : ……何すましてんだよ、お前のせいだろ!自覚あんのか!?

[メイン] 鼓 楽 : そーねー、そうだとは思うけどもうちょい落ち着いてもいんでねーの。

[メイン] 弐乃 銀城 : おれが落ち着きねぇって言ってんのか?誰のためにここまで来てやったと思ってんだよ

[メイン] 鼓 楽 : ごめんて、おれとの仲じゃん、許してよ。

[メイン] 弐乃 銀城 : 仲良くなった覚えはねぇ!昔から色々とムカつくんだよ!

[メイン] 鼓 楽 : え~?でも仲良くなかったらこうしてデートの約束してないっしょ?

[メイン] 弐乃 銀城 : デ!?ば!ちげぇわ!たまたまお前の予定が空いてたから行ってやってんだろ!

[メイン] 鼓 楽 : あれ、照れてる?たまたまね~(にやにや)

[メイン] 弐乃 銀城 : は、はぁ!?何言ってんのかわかんねぇ!っだー!もういいわ!帰る!!

[メイン] 鼓 楽 : え~待ってよ、もう準備終わんのに

[メイン] 弐乃 銀城 : …もういい、知らん!ばーかばーか!

[メイン] 鼓 楽 : なんそれ、子どもかよ

[メイン] KP : 弐乃はその場から立ち去る。「うるせぇ」と聞こえたが、足音は徐々に遠くなっていくだろう。

[メイン] 鼓 楽 : 帰っちった。

[メイン] KP : 貴方はどのように感じるだろうか。失望、落胆、悲嘆、あるいは憤怒……。いかなる感情を抱えたとて、弍乃は目の前に居ない。もし謝ろうと連絡を取っても、返事はないだろう。

[メイン] KP : 何はともあれ、予定のなくなった鼓は、残りの時間を自宅で過ごしていた。
……ふとしたとき、妙な違和感を感じた。言葉には言い表せない。けれど何かがおかしいのだ。

[メイン] KP : 聞き耳が振れます

[メイン] 鼓 楽 : …ん?

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=80 【聞き耳】 (1D100<=80) > 47 > 成功

[メイン] KP : インターホンと、やけに耳につく断続的な笛の音を聞いた気がした。見渡しても何もない。

[メイン] KP : 次第に違和感は薄れて消えていく。自分は疲れているのかもしれないと思うだろう。

[メイン] 鼓 楽 : ……?なんだろ、へーんなの。

[メイン] KP : やがて夜を迎える。
日中の喧嘩の事は、とりとめのない言い合いのように思えたが、やけに心に残っているような気がする。
ベッドに潜り込んだ貴方の意識は、深い深い眠りに沈んだ。

[メイン] 鼓 楽 : (すや)

[メイン] KP : 意識の浮上。貴方は目を覚ます。
頭は少し重たい。
今日は学校だ。弐乃のことは頭の片隅にあるが自分の生活もこなさなければ。

[メイン] 鼓 楽 : ………ん~…めんど~

[メイン] 鼓 楽 : 今日何限からだっけ…

[メイン] KP : 気持ちとは裏腹に、晴れ渡った空が天に広がっていた。

[メイン] KP : 信号待ち。目の前を行き交う車は残像となって通り過ぎる。
街の喧騒。雑踏。人の声はどこか遠く、水に溶かし込んで薄められたように感じた。
貴方は交差点を渡ろうと足を踏み出す。
だが、それは阻まれる。

[メイン] KP : 貴方の前にひとりの人間が立っていたのだ。それは弍乃だ。

[メイン] 鼓 楽 : 〈…ん?あ、銀だ〉

[メイン] KP : 彼を認識したのと同時。貴方は距離を詰められ、殴りかかられていた。頬を鈍く、強く、殴打される。
脳が揺れて二重にも三重にもなる視界が捉えたのは、弍乃の表情。
その顔に浮かんでいたのは、焼き焦がす憤怒。激情を抑えるどころか身を任せて、弍乃は貴方に言い放つ。

[メイン] 弐乃 銀城 : …楽、全部ぜんぶ、お前のせいだ

[メイン] 弐乃 銀城 : お前のせいで、おれは…あぁ、くそ!

[メイン] 弐乃 銀城 : 誰よりも!お前だけは!ぜってーにゆるさねぇ!!

[メイン] 弐乃 銀城 : …大っ嫌いだ、消えてくれよ、なあ

[メイン] KP : ……弍乃は貴方に拳を向けていた。

[メイン] 鼓 楽 : ……はあ…?一体なんなのさ…

[メイン] 鼓 楽 : てか何?めっちゃ痛いんですけどー…

[メイン] 弐乃 銀城 : 逃げねぇのか?それならありがてぇことだが

[メイン] 弐乃 銀城 : 殺してやるよ、楽!

[メイン] 鼓 楽 : ん~、まず落ち着いてよ。こんなとこで盛んなって

[メイン] 弐乃 銀城 : …いつまで余裕ぶってんだ?

[メイン] 鼓 楽 : 余裕あるわけないじゃん、こっち殴られてんだけど

[メイン] KP : 瞬間、ぱん、と派手な音が響く。音の出どころはひとつしかない。…弐乃の手には拳銃が握られていた。

[メイン] 弐乃 銀城 : …っ音でけぇな、

[メイン] 鼓 楽 : っ……、なーにそれ。どこで拾ってきたの。

[メイン] 弐乃 銀城 : てめぇを殺すために準備したんだよ、これでもまだ余裕ぶるつもりか?

[メイン] 鼓 楽 : …ちょーっとまずいかな~。

[メイン] 鼓 楽 : 流石に死にたくはないからさ、なんで殺そうとしてんのか話してくれん?じゃないと素直に殺されねぇけど

[メイン] 弐乃 銀城 : お前と話す事はねぇ!じゃあな、楽

[メイン] KP : あなたの前に拳銃が突きつけられる。誤ってでも引き金を引けば……自らの死を考えてしまうだろう

[メイン] 鼓 楽 : …聞く耳持ってくれないってわけねぇ……

[メイン] KP : 貴方は弍乃に抵抗する術を持たない。逃走を行う。

追いかけっこ

●追いかけっこルール : 追いかけられている間は、ラウンド制での処理となる。
鼓側から処理を行い、次は弍乃、その次は鼓……と順番に行動順序を回していく。

特殊行動ルールに則って、追いかけっこは進行していく。
鼓、弍乃ともに、1ラウンドにつき1行動が基本原則となる。

●特殊行動ルール : 鼓が可能な行動は以下となる。

◆回避
弍乃の【攻撃】が成功した場合、<回避>判定をする。通常の戦闘ルールに則り、技能に成功すれば回避できるだろう。

◆攻撃
弍乃に対して任意の戦闘技能で【攻撃】を行う。判定に成功した場合、弍乃は何らかの回避行動を行なうかもしれない。

◆探索
探索可能な場所にいるとき、ラウンドを消費して<目星>等で探索行為が行える。

◆逃走
弍乃との<DEX対抗>を行い、成功すれば次のラウンド中は弍乃を撒くことができる。失敗すると逃げ切れない。望むのであれば、同じラウンド中に続けて【隠密】判定をする。

◇◇隠密
<隠れる>や<忍び歩き>、<幸運>など、隠れるにふさわしい技能を用いて成功すれば次の2ラウンド間は隠れ続けることができる。失敗すると探された場合にそのまま見つかる。隠れながら【移動】や【探索】は可能。

◇◇移動
場所を移動するための行動。「移動する」という宣言のみで、一番近い場所に移動できる。既に訪れたことがある場所なら、指定をしても良い。

[情報] 逃走中いつでも可能 : 弐乃に対し
【目星】【聞き耳】【クトゥルフ神話】
が振れます

[メイン] KP 逃走する場合はDEX対抗をお願いします

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 71 > 失敗

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=50 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=50) > 86 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=55 (1D100<=55) > 96 > 致命的失敗

[メイン] KP : 逃げようとするも、足元の石に気づかずつまづく。HP–1

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 16 → 15

[メイン] 鼓 楽 : ったぁ!

[メイン] 弐乃 銀城 : はは、こけてる場合かよ!死んじまうぞ?

[メイン] 鼓 楽 : …それはマジで勘弁かな~

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 5 > 決定的成功

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d8 (1D8) > 1

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 15 → 14

[メイン] 鼓 楽 : っつ~……はぁ?ガチで殺す気…?

[メイン] 鼓 楽 : やっば~おれなんかしたっけ…

[メイン] 弐乃 銀城 : …びびった、まじで当たると思ってなかったわ

[メイン] 弐乃 銀城 : でもこれでお前を殺せる事がわかったぜ!!(銃を構える)

[メイン] 鼓 楽 : あっそ…みすみす死ぬわけには行かないっての

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=60 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=60) > 98 > 致命的失敗

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=40 (1D100<=40) > 77 > 失敗

[メイン] KP : 幼馴染に拳銃を向けられる事による精神的ショックでSAN–1

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 70 → 69

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 35 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : あっぶな!

[メイン] 弐乃 銀城 : あー!動くなっての!

[メイン] 鼓 楽 : 無茶な話!

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 75 > 失敗

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 73 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 25 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 83 > 失敗

交差点

[メイン] KP : 弍乃と遭遇した場所だ。
時刻は午前中。当然人間も周囲には居るわけで。
行き交う人々は貴方たちが追いかけっこを始めれば、何事かと驚いた顔で見てくる。好奇の視線やスマホを向けてくるものもいるかもしれない。

[メイン] 鼓 楽 : 〈野次馬根性凄いな~…〉

[メイン] 鼓 楽 : ……。

[メイン] 鼓 楽 : デート中です~!!!♡

[メイン] 弐乃 銀城 : っふざっけんなばか!!あほ!!殺す!!

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 97 > 致命的失敗

[メイン] KP : 状況は飲み込めないながらも人の多い交差点を抜けると、見えてくるのは繁華街だ。

繁華街

[メイン] KP : 次に貴方が逃げ込んだ先は、ビルの立ち並んだ繁華街だった。昼間であるため、活気は夜ほどではない。

[情報] KP : ◆探索箇所
 通行人、ビル

[メイン] 鼓 楽 : …あは、なんか楽しくなってきたかも

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 14 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 21 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : …っと、撒けたかな?

[メイン] 鼓 楽 : でも追ってきそうなんだよな~…どっか隠れよかな

[メイン] 鼓 楽 : お、丁度良さそうなのが(ビルに近寄る)

[メイン] KP : 走りながら、貴方はビルの窓を見遣った。
そこには貴方と追いかけてくる弍乃の姿が映っている。当然そのはずなのに、実際に目にしたものは何かの映像、幻影だった。

[メイン] ? : 「魔術師という存在には、ごく一握りの、本当に才ある者しか到達出来ない。ゆめゆめ、それを忘れないことだ」

[メイン] KP : 白いローブを纏った人物は、ふたりの子どもにそう言った。
子どもたちは頷き、お互いの顔を見れば笑い合う。
彼らは白ローブの弟子なのだろう。一瞬に垣間見えた相手への信頼は、高め合うライバルのように思えた。

[メイン] KP : ……。
 光景に重ねるように声が響く。

[メイン] ? : 「これこそが真実。美しき思い出」

[メイン] KP : そこで、窓に映った幻影は終わり、自分たちの姿が正しく映った。

[メイン] 鼓 楽 : …なんこれ。

[メイン] 鼓 楽 : んなのはどうでもいいか、追ってきてる

[メイン] 弐乃 銀城 : …ああ?どこ行ったんだあいつ!!

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 22 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : …みっけ

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=50 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=50) > 51 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : やっべ

[メイン] 鼓 楽 : やっほ~銀ちゃん。そしてばーい

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 17 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 57 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : てか、まだ見られてんの?(通行人を見る)

[メイン] KP : 目星を振ってください

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 55 > 成功

[メイン] KP : 通行人たちが驚いているのは理解できる。しかしその顔を見ても目や鼻、口など存在していない。否、あるのかもしれないが貴方には上手く認識できないのだ。
不気味な感覚に、▼SANc(0/1d2)

[メイン] 鼓 楽 : 1d100<=70 【SAN値チェック】 (1D100<=70) > 4 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : なーんで顔ないんかね…?

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=80 【聞き耳】 (1D100<=80) > 25 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 61 > 成功

[メイン] KP : 弍乃の胸元に見慣れないペンダントがある。きらりと輝くそれには、直径5cmほどの黄色い卵型チャームがついていた。

[メイン] KP : かすかにだが周期的に、奇妙な断続的な笛の音が聞こえる。それはどうやら弍乃のつけているペンダントからのようだ。

[メイン] 弐乃 銀城 : …何見てんだてめぇ!

[メイン] 鼓 楽 : いや~、珍しいもんつけてんな~って思って

[メイン] 弐乃 銀城 : 何言ってんのかわかんねぇよ!

[メイン] 鼓 楽 : へぇへぇ、さいでっか

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 9 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d8 (1D8) > 7

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 16 → 9

[メイン] 鼓 楽 : い゛っ、…やべ

[メイン] 弐乃 銀城 : …!血が出てんなあ、やっと本気になってくれたか?

[メイン] 鼓 楽 : そーんな嬉しそうにしちゃって…

[メイン] 鼓 楽 : いつでも本気だっつの

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 27 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 43 > 成功

[メイン] KP : 移動するなら、次に見えてくるのは商店街のようだった。

商店街

[メイン] KP : スーパーや雑貨屋、書店に家電屋などが並ぶ商店街だ。

[情報] KP : ◆探索箇所
 書店、家電屋

[メイン] 鼓 楽 : は~…いって~……

[メイン] 鼓 楽 : とりま隠れたいな、どっか入れそうなの……あ、あそこでいっか。(書店に向かう)

[メイン] KP : 書店に逃げ込めば、入り組んだ作りに弍乃は遅れをとっている。いまのうちなら撒くこともできそうだ。

[メイン] 鼓 楽 : 〈このまんまどうにか撒きたいとこだけど…〉

[メイン] KP : 移動しようとしたとき、オカルト特集のコーナーが目に止まる。あまり足を止めている暇はないのだが、貴方は見本として開かれたページに思わず目が吸い寄せられるだろう。ざっと斜め読みができる。

オカルト雑誌「コラム:さまざまな除霊」 :  霊に憑依されると本人の意思にそぐわない行動を行ってしまうというような、いわゆる「霊障」が発生する。
霊障を解決するには除霊を行うのがいちばん良い。

しかし手段は多種多様だ。今回はこんな方法を読者に紹介しよう。

悪質な霊の中には、そもそも自分が死んだことを忘れてしまったものもいる。そんな存在には、「自分は死んでいる」と教えてやらねばならない。
それを知らしめるに最も望ましいのは「同じ死因をもって、完全なる死を遂げさせる」というプロセスだが、そんなことをすれば霊が取り憑いている被害者もろとも死にかねない。死なない体などでなければ実際問題、実行は不可能だろう。

実行可能な話をするなら「同じ死因で殺すフリをする」などだろうか。そういった狂言を演じれば霊は死の記憶が蘇り、憑依者の体から出ていく。
もしくは、あなたがスピリチュアルのセンスを持っているとする。潜り込んだ夢の中で憑依者もろとも殺してみるというのも、ある意味ロマンがあって面白いだろう。夢はあくまで夢なのだから。

[メイン] 鼓 楽 : 〈…なんこれ。ま、知ってて損はないか。〉

[メイン] 鼓 楽 : ん……銀の足音…隣行くか(家電屋に行く)

[メイン] KP : 店の前を通ったとき、テレビにノイズがかかって何かの映像が映った。

[メイン] KP : 薄暗い室内。大量の本に囲まれて誰かが机に向かっていた。
映像に映る人物は燭台に立てられた蝋燭と分厚い書物を見つめ、懸命に何かを唱える。それは祈るようにすがるように、何度も行われた。

[メイン] KP : 時折、蝋燭の芯にはちかちかと火花が散るが火が灯ることはない。この人物は魔術的な方法で火をつけようとしているようだ。
しかし、詠唱は不意に止まる。

[メイン] 火原 朝日 : 「──上手くいかない」

[メイン] KP : 無力感に苛まれた呟きを吐き出した人物は、乱暴に書物を投げる。そうして机の上に広がる本をも落としてしまおうとしたとき、その手は掴まれた。

[メイン] 落水 小夜 : 「火原、やめないか」

[メイン] 火原 朝日 : 「……落水」

[メイン] KP : 落水、と呼ばれた人物は優しく微笑み、焦燥を浮かべる火原の手から本を抜き取って静かに机に置く。

[メイン] 落水 小夜 : 「火の呪文か。これはね、こうやるんだよ」

[メイン] KP : 歌うような詠唱。直後、目の前の蝋燭にはふわ、と火が灯った。それを皮切りに周囲の書物にも火が燃え移る。赤々と燃え盛る炎。酸素を燃焼して、灼ける室内。
 その中で落水は笑う。

[メイン] 落水 小夜 : 「きっと火原にも出来るから。同じ師を持ち、同じ才能を持つものとして、期待してるよ」

[メイン] 火原 朝日 : 「……あぁ」

[メイン] KP :  火原は力なく笑う。どこか屈辱めいた笑みだった。

[メイン] KP : ……。
光景に重ねるようにふたたび声が響く。

[メイン] ? : 「これこそが真実。悲しき発端」

[メイン] KP : ぷつん、とテレビは切れて映像は消えてしまった。

[メイン] 鼓 楽 : 何だ今の…さっきの続きってやつ?

[メイン] KP : アイデアが振れます

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=85 【アイデア】 (1D100<=85) > 91 > 失敗

[メイン] KP : 落水、と呼ばれた人物の顔に既視感を覚えた。

[メイン] 鼓 楽 : ……?あいつなーんか既視感あるな…?

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 19 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : こんなとこにいたのかよ!ふわっふわしやがって!

[メイン] 鼓 楽 : あら、見つかっちった。

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 94 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : やらかい性格の方がモテるよ~、銀ちゃん

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 74 > 失敗

[メイン] 弐乃 銀城 : はー!?おっ前ぜってぇゆるさねぇ!!

[メイン] 鼓 楽 : …あは、そんな怒っちゃって。

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=50 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=50) > 19 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d3+1d4 【ダメージ判定】 (1D3+1D4) > 3[3]+3[3] > 6

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 9 → 3

[メイン] 鼓 楽 : ……あ、流石にやべーかも

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=16*5 【CON × 5】 (1D100<=80) > 1 > 決定的成功/スペシャル

[メイン] KP : クリティカル処理にてDEX対抗と隠密は自動成功

[メイン] KP : 移動するなら、この先は公園であると分かる。

公園

[メイン] KP : 楽しげな子どもの声が響く。逃げ回る自分の状況とは裏腹に穏やかな場所だ。

[情報] KP : ◆探索箇所
 遊具、水たまり

[メイン] 鼓 楽 : も~…なんなんだよ…

[メイン] 鼓 楽 : 元気ね~…ワンチャン隠れられんかな(遊具のほうに向かう)

[メイン] KP : 遊んでいるふたりの子どもがいる。どうやらごっこ遊びをしているようだ。

[メイン] こども : 「もうゆるさないぞ、お前はおれがたおすんだ!」

[メイン] こども : 「どうせこのせかいはニセモノなのに。たおしたところでいみなんてないよ」

[メイン] こども : 「えー!そんなセリフなかったよー!」

[メイン] こども : 「このほうがおもしろいでしょ?」

[メイン] 母親 : 「こら!全く……こんなところにいたの?もう帰るわよ」

[メイン] KP : そんなやり取りを交わす子どもに母親と思しき女性が声をかける。不服そうな声を漏らしながら子どもたちは連れられていった。

[メイン] 鼓 楽 : rep3 CCB<=40 【応急手当】
#1 (1D100<=40) > 90 > 失敗
#2 (1D100<=40) > 25 > 成功
#3 (1D100<=40) > 38 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : 2d3 (2D3) > 5[3,2] > 5

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 3 → 8

[メイン] 鼓 楽 : …こんなもんかね。

[メイン] 鼓 楽 : 良かった~前本読んでて…

[メイン] KP : 水たまりに近づくが、前日に雨が降っていた覚えはない。ぽつんと出現したような、不自然な水たまりだ。
覗き込むと、何かの映像が見え始めた。

[メイン] KP : 火原のうちにはどす黒く、嫉妬と羨望、さまざまな感情が渦巻いていた。その感情からひとつの考えに至るには想像に容易いだろう。
自分がどうしようもない出来損ないだと自覚させる落水を、陥れる計画。

[メイン] KP : 計画を練ることは難しくなかった。落水が行なう魔術に必要な素材を別のものにすり替える。そうすれば儀式は失敗して、落水は相応の損失をこうむる。

[メイン] KP : 着々と準備は進み、当日。実行にうつした。成功するかどうか、そのあとどうするかなど、火原は考えていなかった。
ただ、落水が地の底に落ちてくれたらそれで良かった。

[メイン] KP : しかし願いは虚しく計画は失敗に終わる。
天才には秀才程度の妨害など小細工でしかなく、障害にすらなり得なかったのだ。
むしろ自分は返り討ちに遭い、肉体的にも精神的にもひどく傷ついた。

[メイン] KP : 悔しい。
どんなに努力したところで、所詮、天才には敵わないというのが世の常なのか。
屈辱に腹わたが、脳が煮える。なんてやりきれないのだろう。あんたのせいで、自分は、自分の人生は。
 ──あぁ。許せないな。

[メイン] KP :  ……。
 重ねて声がする。

[メイン] ? : 「これこそが真実。真実はいつでも残酷だ」

[メイン] KP : 今までの映像と異なり、貴方の内に感情の断片なるものが流れ込む感覚に陥った。自分のものではない激しい屈辱と憎悪に、▼SANc(0/1d2)

[メイン] 鼓 楽 : 1d100<=70 【SAN値チェック】 (1D100<=70) > 71 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : 1d2 (1D2) > 1

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 69 → 68

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=75 【目星】 (1D100<=75) > 41 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : おい、遊んでんじゃねぇぞ!

[メイン] 鼓 楽 : こんな状況で遊べるかっての~…

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 24 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : …ぶね……ホントに殺す気…?

[メイン] 弐乃 銀城 : さっきから言ってんだろうが!ようやく状況つかめてきたかよ?

[メイン] 鼓 楽 : ………。ほんとに?

[メイン] 弐乃 銀城 : …んだよ、本気だって言ってんだろうが

[メイン] 弐乃 銀城 : そんな顔してもムダだぜ?こっちは本気のマジだからな?

[メイン] 鼓 楽 : そっか~おれは殺されたくないんだけどな~…

[メイン] 鼓 楽 : じゃあ殴るわ。

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=60 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=60) > 13 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : 1d3+1d4 【ダメージ判定】 (1D3+1D4) > 1[1]+4[4] > 5

[メイン] system : [ KP ] HP : 0 → -5

[メイン] system : [ 弐乃 銀城 ] HP : 16 → 11

[メイン] 弐乃 銀城 : いってぇな!きたねぇぞてめぇ!!

[メイン] 鼓 楽 : 銃持ってるやつが言うセリフか~?

[メイン] 弐乃 銀城 : あたりまえだろ、殺すんだから武器くらい持ってねぇとなぁ!

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 57 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : あ゛~、らちが明かねぇな、逃げさせてもらうよ銀城。

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=55 (1D100<=55) > 30 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【幸運】 (1D100<=70) > 65 > 成功

[メイン] KP : 再び走り出そうとしたとき、一本の路地にふと目が止まる。
白い光の粒がきらきらと光って、まるで貴方を導いているようだった。

[メイン] KP : 追いかけるなら、貴方と光はどこかへ向かうことができるだろう。その後ろを弍乃が追いかけてくる。

[メイン] 鼓 楽 : 何だあの光。(ついて行く)

屋敷

[メイン] KP : 導かれた先にあったのは、小さな屋敷だった。
弍乃はここには入りたがらない。自分の触れられない領域に逃げる貴方に、弍乃は忌々しげな視線を送る。

[メイン] 弐乃 銀城 : ………

[メイン] 鼓 楽 : …あれ、銀。もう追いかけっこおしまい?

[メイン] 弐乃 銀城 : …ずりぃぞ!出てきやがれ!

[メイン] 鼓 楽 : ………あは、追いかけて来れないなら籠ってやるもんね~

[メイン] 弐乃 銀城 : だー!!くそ!!

[メイン] KP : 鍵は開いており、中に入っても誰も居ない。空き家なのだろうか。
薄暗く、窓から入る明かりだけが中を照らす。けれどやけに小綺麗な邸内に、恐怖や嫌悪感は不思議と湧いてこなかった。

[メイン] KP : ふと、薄暗い廊下に一筋の光が伸びる。光をたどれば、薄く空いた扉から明かりが漏れているのだと理解できる。物音はしない。誰かいるのだろうか。

[メイン] 鼓 楽 : ん…?誰かおるんかな?(扉に近づく)

[メイン] KP : 本棚が大量に置かれている部屋だ。おそらくは書斎なのだろう。  室内はぼんやりと薄明るい。
蝋燭が灯っていた。けれどやはり、誰も居なかった。
しかし窓のカーテンは締め切っているはずなのに揺れ、蝋燭はついさっき灯したと言っても違和感のない長さ。
貴方はここに、誰かが居た名残を感じずにはいられなかった。

[情報] KP : ◆探索箇所
 本棚、椅子、机

[メイン] 鼓 楽 : お、本がいっぱいある。いいね~こういう雰囲気好き。

[メイン] 鼓 楽 : (蝋燭を見つつ)…ん?結構長いな、誰かいたんかね?

[メイン] 鼓 楽 : ま、いいや。何の本があるかな~(本棚に近づく)

[メイン] KP : 魔法、呪術など、日常生活では目にしない単語や異国の言語で書かれた本が大量に置かれている。貴方には理解出来ない代物だろう。

[メイン] KP : 目星が振れます

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 38 > 成功

[メイン] KP : 本の隙間から手書きのメモを見つける。

●メモ - 眠りの大帝
眠りの大帝は、覚醒世界と夢の狭間を支配している。
ひとたび彼を怒らせてしまえば、怒りを受けて姿かたちを歪に変えられてしまうだろう。

[メイン] 鼓 楽 : なーんじゃこりゃ。眠りの大帝?

[メイン] 鼓 楽 : 良く知らんけど、怒らせちゃだめなんね。

[メイン] 鼓 楽 : ん~…他の本も魔術とかばっかか……読めないし、覚えても使えないんでね?

[メイン] 鼓 楽 : つか、誰かいたっぽいしワンチャン机に痕跡残ってたりしないかな。

[メイン] KP : 読めない言語のノートや本があり、どれも綺麗に整頓されている。
一枚のメモと水晶が置かれているのを目にする。このメモは読めるようだ。

●メモ - 真実との接触
真実とはすべての者に平等であり、公的であり、ときに残酷で美しい姿をしている。
あなたが偽りでなく間違いない真実を求めるのなら、水晶が輝く瞬間に呪文を唱えよ。
真実は、あなたが求めるならば味方となろう。

▼呪文《真実との接触》
【コスト】
POW1ポイントとSAN値1d6ポイントを捧げ、下がったPOWから算出される<幸運>の半分をロールする。
この判定が失敗した場合、2回目以降も同様の値のPOWとSAN値を捧げる。2回目以降は<幸運>を半分にせず、下がったPOWから算出される値そのままでロールする。

●水晶
美しく透明な水晶だ。手にすれば不思議な力を感じる。
POWが1点込められている。

[メイン] 鼓 楽 : …お?もしかしてこれ呪文?

[メイン] 鼓 楽 : え、マジ?おれも使えるんだ~スゲ~

[メイン] 鼓 楽 : まぁ使う機会ないと思うけど

[メイン] 鼓 楽 : これもキレイだしもらっとこ。(水晶を手に取る)

[メイン] 鼓 楽 : 次は椅子かな?(見る)

[メイン] KP : 白いローブが置かれている。最初の幻影で見たものに似ていると感じる。
応急手当セットがあるのも見つけられる。
<応急手当>に+30%の補正か、回復値に+1を与えられる。3回使用可能。持ち運びもできるため持ち物に加えて良い。

[メイン] 鼓 楽 : ローブと…お、ラッキー!救急箱じゃん

[メイン] 鼓 楽 : さっきのじゃ心もとないし、もっかいちゃんとしたのでやっとこうかな。

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【応急手当】 (1D100<=70) > 99 > 致命的失敗

[メイン] 鼓 楽 : ん~駄目だ。専門じゃないから無理ね

[メイン] 鼓 楽 : 知識はあるけど実践はしたことないもんな~

[メイン] 鼓 楽 : ただの頭でっかちんには無理って話…

[メイン] 鼓 楽 : ま。また誰かに見てもらお。

[メイン] KP : 書斎から出ると、別の部屋がうっすらと開いて光を一筋漏らしていた。

[メイン] 鼓 楽 : …あれ、さっきついてなかったのに。

[メイン] 鼓 楽 : ………まっさか誘導されてる?物好き~(扉に向かう)

[メイン] KP : 部屋の中は非常に片付いていて、使用された痕跡はあるが物が少ない印象だ。生活感が無い印象である。
机やベッド、本棚がある。

[メイン] KP : 目星が振れます

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 51 > 成功

[メイン] KP : その中から一冊のノートを発見する。

[メイン] 鼓 楽 : なにこれ。(ノートを手に取る)

●ノート - 夢のクリスタライザー
夢のクリスタライザーの近くで眠った者は、みな同じ夢を見る。
通常の睡眠時に見る夢とは異なり、ドリームランドや遠くの次元を見る。破壊されたとき、その夢は終わる。

[メイン] KP : 幸運にも普通のものとは異なるサイズの小さなタイプのクリスタライザーを発見した。これを研究し、特別な夢をコントロールする術を私は会得した。
ペンダント型に加工すれば、誰かに持たせることも可能だろう。

[メイン] KP : 師は真実を歪めるに等しい行為だと罵ったが、私の知ったことではない。何が真実かなど、見る者それぞれで違う。所詮真実も嘘も大差ない。
さて、これであいつにもっと踊ってもらおう。私を呪おうだなんて大した度胸だ。笑わせる。

[メイン] 鼓 楽 : …ふーん?もしかして銀が付けてるのがこれってことなんかな?

[メイン] 鼓 楽 : 師…師ねぇ……さっきから見てる変な映像でも言ってたけど、白いフードの奴がそうなんか?

[メイン] KP : ふと、何か焦げたような匂いがする。屋敷の中にある、廊下に面した扉が揺れ、ぎぃと鳴る。

[メイン] 鼓 楽 : …っ!?(パっと振り返る)

[メイン] KP : 扉が揺れた音。しかし、人の気配はない。匂いはこの部屋からするようだ。

[メイン] 鼓 楽 : ……誰もいないんかい…

[メイン] 鼓 楽 : 次はここに入ればいいってことー?素直に入っちゃうけどさー(部屋に入る)

[メイン] KP : 中に入ると、ひと目で部屋の異様さを理解する。
焼け焦げていたのだ。壁紙も家具も何もかも黒く煤け、まともに人が生活できる様子ではない。
その中で一冊だけ、使い込まれて年季が入っているものの焼失を免れた日記があるのを発見する。

[メイン] 鼓 楽 : うわ、めっちゃ火事跡じゃん…何を見てほしいってワケ……?

[メイン] 鼓 楽 : …あ、これか。(日記を手に取る)

●日記 - 自死の呪い
れっきとした魔術だった。僕の生み出した、たったひとつの魔術。
自死の呪い。

自らの命を贄に、対象を呪う。
呪われた相手は必ず悲惨な最期を遂げる。
準備は完了している。
決行は明日。あのビルが一番いい。ここで最も高いビル。
最後にこの部屋を燃やして、僕の痕跡も消してしまおう。
残っていたらきっと、死んだあともあいつから辱めを受けることになるのだろう。

[メイン] KP : 目星が振れます

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=70 【目星】 (1D100<=70) > 24 > 成功

 ●日記 - 最後のページ
「言霊は一種の魔術だ」と、僕らの師は言っていた。
言葉にしたことはいずれ真実になるのだと。
だから明言を避けたかった。師の言うことはいつも正しい。
けれど、けれど僕は書きつけないと気が済まなかった。
もしかすると、それこそが真実かもしれないのだから。
 自死の呪いが失敗したなら、恐らく僕の精神は砕け散る。
砕け散った精神は……、運が悪ければ誰かの心の中に入り込む。たとえばそれは最期、僕の近くにいた人物だ。入り込んだ精神は僕の強い感情を宿主に植え付けて、悪い影響を与えてしまうかもしれない。
そうなったら僕は死にながら死んでいない存在、いわば悪霊のようになってしまうだろう。そんなのは嫌だ。
それにこれから自殺を選ぶ僕に言う資格などないが、死してなお人に迷惑をかけるなんて……考えたくない。
だからどうか、上手く死ねますように。

[メイン] 鼓 楽 : …はー…なるほど?じゃ、この「僕」がうまく死ねなかったんだ?

[メイン] 鼓 楽 : で、銀に憑りついてると。

[メイン] 鼓 楽 : じゃあ死んでること教えてやんないとねー

[メイン] 鼓 楽 : あ、…「死んでる」ってのを教えるためにさっきの呪文が使うんか?

[メイン] 鼓 楽 : 実際使えるがどうかもわかんないけど、使える機会があるなら使ってもいいな…

[メイン] 鼓 楽 : ま、それは後で考えよ。

[メイン] 鼓 楽 : 銀、はっと……(窓から外を見る)

[メイン] 弐乃 銀城 : …おっせぇな、何してんだよ、ったく…(ぶつぶつ)

[メイン] 弐乃 銀城 : こっから…入れねぇかな…あー、くそ…近づけねぇな…(うろうろ)

[メイン] 鼓 楽 : …あは、犬みたい。

[メイン] 鼓 楽 : 待たせるのも悪いし、そろそろ出てやろ。

[メイン] KP : 家から出ようと、玄関に向かう。
そのとき、玄関に置かれた大きな姿見が目に入る。
案の定とも言うべきか、そこに映像が映った。

 風が吹いていた。
火原は屋上の縁に立ち、遥か下の地上を見つめる。その瞳に映っていたのは底の見えない深淵、純粋な執念だった。

これは、呪いだ。
死によってかかる呪いだ。
火原は地上を見つめていた目を閉じ、呼吸を止める。
風が止まる。
それを合図にして、火原は何もない方向に体重を傾けた。
あっけなく身体は落ちていく。
火原は重力に従って、やがて地に叩きつけられるだろう。
当然の予測を立てて観測を続ける。
火原が地に落ちる、その瞬間。
この自殺を運悪く目の前で見ていた者がいた。
頭上から落ちてきた人間が目の前でひしゃげ、脳漿をぶち撒けながら血を撒き散らして死んだ様を、目の前で見てしまった者がいた。
至極当然のこと。その者は突如降りかかった自殺現場に驚愕し、恐れ、本能的にショックを受けた。表情は強い感情を滲ませて歪む。
恐怖、呆然、萎縮、あるいは嫌悪感。
感情に飲み込まれていく目撃者をよそに周囲は動く。救急車を呼んだりはたまた野次馬として、自殺の現場を取り囲み始めた。

その目撃者は、取り残されたように立ち尽くしていた。

 それは、──弍乃だった。

「これが、これこそが、真実だったのだ」

映像越しだとしても、凄惨な自殺を目にしてしまった。ショックから▼SANc(1/1d4)

[メイン] 鼓 楽 : 1d100<=68 【SAN値チェック】 (1D100<=68) > 45 > 成功

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 68 → 67

[メイン] 鼓 楽 : …銀、やなもん見たんね。

[メイン] 鼓 楽 : あとで慰めてやろ。(外に出る)

[メイン] KP : 外に出れば弍乃が待ち受けている。

[メイン] 鼓 楽 : やっほ~おまたせ

[メイン] 弐乃 銀城 : …あんまり待たせるもんだからそのまま逃げちまうかと思ったぜ

[メイン] 鼓 楽 : やることできたかんね。

[メイン] 弐乃 銀城 : ああ?なんかよくわかんねぇけど、やっとお前を殺せるって事だな!

[メイン] 鼓 楽 : 嬉しそうねぇ…それも憑依されてるからかな~?

[メイン] 弐乃 銀城 : ひょ?なんだそれ、おれがおかしいって言ってんのかよ!

[メイン] 鼓 楽 : あー、銀ちゃんにはわかんないもんねぇ

[メイン] 鼓 楽 : ま、気にしないでいいよ。おれがすぐ戻してやっから。

[メイン] 弐乃 銀城 : うるせぇ、黙れ!その余裕から殺してやるよ!!

[メイン] 鼓 楽 : はいはい、吠えてられんのもいつまでかな?

[メイン] KP : 遠くを見たり高いビルを探すのであれば、このあたりで一番高いビルが目に入る。
逃げながら向かうことは出来そうだ。

[メイン] 鼓 楽 : とりあえずここじゃなんだし…追いかけっこしよっか。

[メイン] 弐乃 銀城 : って逃げるんじゃねぇか!待てこら!

[メイン] 鼓 楽 : ついておいでぎーんくん♡

[メイン] KP : 貴方はビルに向かって走る。そのあとを、弍乃が追う。
続行される奇妙な追いかけっこを見守る者は居ない。もうすぐ夕方に差し掛かるこの大通りを、誰も通っていなかった。
貴方達の足音と、荒い呼吸音のみが耳に届く。

[メイン] KP : アイデア1/2が振れます

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=43 【アイデア】 (1D100<=43) > 44 > 失敗

[メイン] KP : 弍乃の動向は気にしていたはずだ。しかし逃げ続けて蓄積された疲労がここで出てしまったのだろうか。貴方は対応できなかった。
背中が熱い。続いて鋭い痛みが走って、思わず痛苦に声を漏らす。自分の背中や腕、脚が深々と切りつけられている。

[メイン] KP : この痛みをもたらしたのは、弍乃だ。おそらくは何らかの手段で鋭い刃を発生させて、自分を切りつけた。この誰も居ないこの街でそんなことができるのは、自分に敵意を向けている弍乃のみだろう。

[メイン] KP : こんな目に遭う上、なぜ自分は弍乃に怒りを向けられ追われなければならないのだろう。理不尽にもほどがあるじゃないか。そんなことを考えても、痛みは一向に引かない。

[メイン] KP : そんな貴方のことを、弍乃は見つめている。

[メイン] KP : そこに浮かぶ表情は果たして怒りのみ、なのだろうか。

[メイン] 鼓 楽 : はぁ!?おま、んなことも出来んのかよ!くっそいってぇ!

[メイン] 弐乃 銀城 : ははは!殺すための道具はちゃーんとそろえねぇとなあ!?

[メイン] 鼓 楽 : はー、殺意すっごいなー

[メイン] 鼓 楽 : あとで仕返ししてやっからな、覚えとけ

[メイン] KP : ここにもやはり人は居ない。
貴方達の世界には、もはや余計な舞台装置はいらないと言わんばかりだ。

[メイン] 鼓 楽 : ……はぁ、はは、良い舞台でねーの。

[メイン] KP : 辿り着いた屋上。気付けば時刻は夕暮れ時で。目を焼くような色をした空がどこまでも続く。

屋上

[メイン] KP : やがて夜を迎えようとする街並みが、眼下に広がっていた。
夕焼けの向こうから何か巨大なものがゆっくりと迫っていて、貴方は言い知れぬ不安感を抱かずにはいられない。
弍乃はそれをよそに、貴方を見据えて口を開いた。

[メイン] 弐乃 銀城 : …たかがあんな事で、とか思ってんじゃねぇだろうな

[メイン] 弐乃 銀城 : なんでこんなに、怒りに支配されてんのか…っおれもわかんねぇ…!

[メイン] 弐乃 銀城 : でもおれは、お前に怒りをぶつけたくてたまらねぇんだ!!

[メイン] 弐乃 銀城 : …おれにはもう…こうするしか…

[メイン] 弐乃 銀城 : …だから、嫌いなお前でいてくれよ、…っ楽!

[メイン] KP : 差し込む黄昏の光を背に受けて、弍乃は貴方に敵意を向けた。

[メイン] KP : それと同時、夕焼けの向こうから迫っていた巨大な何かも近づきつつあるようだ。未だシルエットすらはっきりとしないが、それが見えてはいけないと直感的に理解する。

[メイン] KP : 残されている時間は少ない。貴方にできることは限られている。しかし指をくわえて見ているだけの、無力な人間ではないことがは確かだ。貴方は自分の足でここまでやってこれたのだから。

[メイン] 鼓 楽 : …あは、どうしちゃおっかな。

[メイン] 鼓 楽 : 目ぇ覚まさせてやるよ銀城!

[メイン] KP : ペンダントを弐乃から奪取するには、STR対抗に成功する必要があります

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=40 (1D100<=40) > 80 > 失敗

[メイン] 弐乃 銀城 : …っそんなに近づいていいのかよ、あたっちまうぞ?

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=50 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=50) > 6 > スペシャル

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d3+1d4 【ダメージ判定】 (1D3+1D4) > 3[3]+1[1] > 4

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 8 → 4

[メイン] 鼓 楽 : …ってぇなぁ

[メイン] 鼓 楽 : 〈…多分おれの考えだと、この世界はニセモンだから、ワンチャン飛び降りりゃ終わるけど〉

[メイン] 鼓 楽 : 〈でも「そうじゃなかった時」が怖いな〉

[メイン] 鼓 楽 : 〈…んや、やってみるしかねぇ〉

[メイン] KP : 殴って来ない鼓に、銀城はやや動揺した様子がみられる。

[メイン] 弐乃 銀城 : 何がしてぇんだよ、てめぇ…殴ればいいだろうが!

[メイン] KP : STR対抗の成功率+20%補正で振れます

[メイン] 鼓 楽 : 殴ってほしかったの?銀ってドMだったっけ。

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=60 (1D100<=60) > 54 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : そうやってよそ見してりゃいいよ。(ペンダントを奪う)

[メイン] 弐乃 銀城 : …!ちっ、それがなんだってんだ!

[メイン] 鼓 楽 : さぁね。返してほしい?(プラプラさせる)

[メイン] 弐乃 銀城 : …んなもんいらねー、お前が死ねばおれは万々歳だからな!

[メイン] 鼓 楽 : ふーん?

[メイン] 鼓 楽 : 銀城はおれを殺したいんだよな。

[メイン] 鼓 楽 : じゃあ、おれが勝手に死ぬのはどう?(縁に近づく)

[メイン] 弐乃 銀城 : おい、勝手な事してんじゃねぇぞ…!

[メイン] 鼓 楽 : 死んでほしいんじゃねぇの?

[メイン] 弐乃 銀城 : おれが!ちゃんと殺してやるって言ってんだろうが!!(楽に近づく)

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=20 (1D100<=20) > 85 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : ……イイ子じゃん。

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=60 (1D100<=60) > 55 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : それ、一緒に死んだ後にしてくれる?(銀城の腕を掴んで飛び降りる)

[メイン] 弐乃 銀城 : …なにして、

[メイン] KP : 弍乃の体もろとも、貴方は屋上から身を投げた。
彼は目を大きく見開いて、貴方の顔を見つめていた。その顔に浮かぶのは驚愕。それから少しの恐怖。

[メイン] KP : 体感時間が引き伸ばされ、ゆっくりと流れる光景のなかで「なぜ、」と口が動いた。
それに返答してやるか否か、貴方が思案した瞬間、三半規管がぐるりと回転する。──重力が反転していた。
貴方たちは空に落ちていく。

漆黒の劇場

[メイン] KP : 重力は天と地をひっくり返して、落下速度は停滞する。
突然のことに思わず目を強く瞑った貴方。足に着地する地面の感触を感じる。
そうしてゆっくりと目を開けば、眼前の光景は様変わりしていた。

[メイン] KP : そこは、劇場。
まるで全てが茶番劇だったと言わんばかりのこの場所は、内装が漆黒で統一されていた。
貴方達は舞台に立っている。

[メイン] 落水 小夜 : まったく、放っておいたら守護者に捕まっていたよ

[メイン] 落水 小夜 : 危ないところだったね

[メイン] KP : ゆるく微笑む男は、優雅に足を組んで客席に座っていた。
鼓、貴方には分かる。いままで見ていた映像に居た者、落水と呼ばれていた人物だ。
落水は笑う。

[メイン] 落水 小夜 : せっかくだからネタバラシをしてあげよう

[メイン] 落水 小夜 : 君たちを夢の世界に招待したのは俺。茶番劇はとても面白かった!

[メイン] 落水 小夜 : ……元凶であるアイツの精神は完全に霧散してしまったみたいだけど

[メイン] 鼓 楽 : …そ。ネタバラシ感謝しようかな?

[メイン] 鼓 楽 : で?夢から覚めるにはどうすりゃいいの。

[メイン] 落水 小夜 : そのペンダントでも壊せばいいんじゃないか?ま、持ち主が怒り狂うかもしれないけどね

[メイン] 鼓 楽 : ふーん。怒らせない方法とかないわけ?

[メイン] 落水 小夜 : そんなの、ある訳ないだろう?俺がどんだけ苦労した事か

[メイン] 鼓 楽 : そっか、ありがと。

[メイン] 鼓 楽 : こいつはアレで元に戻った、って認識でいい?(銀城を横目で見る)

[メイン] 弐乃 銀城 : …こいつとかあれとか何の話してんだよ

[メイン] 落水 小夜 : ああ、もったいない。せっかく面白かったのに

[メイン] 鼓 楽 : 愉快犯かよ…

[メイン] 鼓 楽 : ま、元に戻ってんなら飛び降りて良かったな、銀。

[メイン] 弐乃 銀城 : …まじでビビったんだぞ…!

[メイン] 鼓 楽 : ごめんて。アレが最善だと思ったんだよ。

[メイン] 弐乃 銀城 : ………。

[メイン] 鼓 楽 : おれをまだ殺したいって思う?

[メイン] 弐乃 銀城 : …おもわねぇ。いつも通り憎たらしいけどな

[メイン] 鼓 楽 : 良かった。

[メイン] 鼓 楽 : いや~怖かったわ~

[メイン] 落水 小夜 : …さて、俺も悠長に待ってるわけにはいかないんだけど

[メイン] 鼓 楽 : 永遠に待たせてもいいんだよ?あんたのせいでこうなってるのもあるんだし。

[メイン] 落水 小夜 : へえ、君は俺に少し似ているね。人を小馬鹿にして楽しんでいるところ、とか

[メイン] 鼓 楽 : そりゃどーも。嬉しかないけど。

[メイン] 落水 小夜 : さ、茶番はおしまい。幕を引くならぜひ俺の手でと決めていたんだ

[メイン] 落水 小夜 : 何が真実だろうと、圧倒的力の前では無力さ

[メイン] KP : 落水は愉快でたまらないという表情を浮かべて、す、と手を前に掲げる。
何事かを詠唱している。

[メイン] KP : 貴方達は動こうとしたかもしれない。

[メイン] KP : けれど全てが行われるその前に、事態は動いていくものだ。

[メイン] KP : 「え、」という声が上がる。

[メイン] KP : 同時、落水の手がぐにゃりと歪んだ。
血を吐く程の苦労を知らぬ美しい手は歪で、おぞましく、黒い肉になっていた。

[メイン] KP : 驚く落水を置いて、彼の身体はみるみるうちに黒く醜悪な肉塊へと変貌していった。
肉塊は、ずる、ずると己の姿が変わり果てたことに気づいてか気づかずか、貴方達のもとへ這いずろうとしていた。
▼SANc(1/1d6)

[メイン] 鼓 楽 : 1d100<=67 【SAN値チェック】 (1D100<=67) > 54 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d100<=45 【SAN値チェック】 (1D100<=45) > 58 > 失敗

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 67 → 66

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d6 (1D6) > 5

[メイン] system : [ 弐乃 銀城 ] SAN : 45 → 40

[メイン] KP : 状況は目まぐるしく変わる。
漆黒の劇場は、極彩色に染め上げられていったのだ。

宮殿

[メイン] KP : きらびやかな宮殿だ。
豪華絢爛を体現した宮殿の最奥、玉座に座していたのは異形の者だった。

[メイン] KP : 悪夢のようにおぞましい姿をしたそれは、この空間の支配者だと瞬時に理解できた。視界に入れ続けていれば正気を保つことはできないだろう。そして、人ならざるその姿に、貴方は畏怖の念を抱かずにはいられない。
眠りの大帝、ヒプノスの真の姿は貴方の正気を揺さぶる。
▼SANc(1d6/1d20)

[メイン] 鼓 楽 : 1d100<=66 【SAN値チェック】 (1D100<=66) > 86 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : 1d20 (1D20) > 12

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 66 → 54

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d100<=40 【SAN値チェック】 (1D100<=40) > 10 > 成功

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d6 (1D6) > 2

[メイン] system : [ 弐乃 銀城 ] SAN : 40 → 38

[メイン] 鼓 楽 : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d10 (1D10) > 5

[メイン] 鼓 楽 : 1d6 (1D6) > 6

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d6 (1D6) > 5

鼓は不定の狂気を発症:フェティッシュ(期間6ヶ月)

弐乃は不定の狂気を発症:フェティッシュ(期間5ヶ月)

[メイン] 鼓 楽 : …な、んだ、あれ……銀、銀、大丈夫か…!?(肩を掴む)

[メイン] 弐乃 銀城 : ……な、

[メイン] 弐乃 銀城 : …楽、…ごめ、ごめん…(手を握る)

[メイン] 鼓 楽 : …大丈夫、大丈夫だから……

[メイン] 弐乃 銀城 : …あ、う…ってだめだ!おれ!しっかりしねぇと…!

[メイン] 鼓 楽 : 銀は…無理しなくていいんだよ。おれが……

[メイン] 弐乃 銀城 : …しーーーっぺ!元に戻れ楽!

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 4 → 3

[メイン] KP : 鼓はしっぺを喰らいHP–1。発狂解除。

[メイン] 鼓 楽 : い゛って!!!何すんだよ!!!!

[メイン] 弐乃 銀城 : …お、戻ったか(手は握ったまま)

[メイン] 鼓 楽 : くっそ…今日お前に何回傷つけられればいいワケ…?

[メイン] 鼓 楽 : 仕返しな

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=60 【こぶし(パンチ)】 (1D100<=60) > 60 > 成功

[メイン] 鼓 楽 : 1d3+1d4 【ダメージ判定】 (1D3+1D4) > 1[1]+2[2] > 3

[メイン] system : [ 弐乃 銀城 ] HP : 11 → 8

[メイン] 弐乃 銀城 : いってぇな!仕返しにしちゃ強くねぇか!?

[メイン] 鼓 楽 : おれの身体見りゃまだ楽だと思うだろうよ。

[メイン] 弐乃 銀城 : ………ちっ、そういうとこ嫌いなんだよ(ぶつぶつ)

[メイン] 鼓 楽 : 嫌いでいーよ。おれもお前のガサツなとことか嫌い。

[メイン] 弐乃 銀城 : ……あーあー、それでいいっての!

[メイン] 鼓 楽 : それは置いておいて。この状況、どうする?

[メイン] KP : 眠りの大帝は貴方達を静かに見つめて、厳かに口を開いた。

[メイン] ヒプノス : 覚醒の者たちよ、私の夢のクリスタライザーを持っていったのはお前たちか

[メイン] 鼓 楽 : あー?や、違うけど

[メイン] ヒプノス : …この者が持っていないということは、そのとおりなのであろう

[メイン] KP : ヒプノスは恐らく肉塊を指し示して言う。

[メイン] ヒプノス : 守護者を向かわせたにも関わらずすぐに捉えることも出来ず。ここまで足を踏み入れさせることになるとは。人間風情がよくやるものだ

[メイン] ヒプノス : しかし、どれだけ優れていようとも許しは与えん

[メイン] ヒプノス : 他者の所有物を盗むなど、恥ずべき罪である

[メイン] ヒプノス : 今すぐ返してもらおうか

[メイン] KP : ふと、貴方は持っていた水晶が暖かく光っていることに気づく。もしかすると、使えるのかもしれない。

[メイン] KP : 戦闘開始です

ヒプノスとの戦闘

[メイン] KP : ヒプノスは貴方達を見つめる。ただ、見られているだけで、空間に違和感を感じるだろう。

[メイン] ヒプノス : ……人間風情が

[メイン] ヒプノス : choice[銀城,楽] (choice[銀城,楽]) > 楽

[メイン] ヒプノス : 1d4 (1D4) > 3

[メイン] KP : 異形の神が力を行使すれば、貴方はすぐさま異変に気づくだろう。
ぐにゃりと自分の右脚が歪む。怖気の湧き上がる感覚をよそに、脚はみるみるうちに黒くどろどろとした粘性を持つ気色悪い物質に変貌した。
自分の肉体が異質なものに変形させられたことによる、▼SANc(0/1d3)

[メイン] 鼓 楽 : 1d100<=54 【SAN値チェック】 (1D100<=54) > 96 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 54 → 51

[メイン] 鼓 楽 : んだこれ!きっしょ!

[メイン] 弐乃 銀城 : ……!てめぇ…何もんか知らねぇが…許されねぇぞ

[メイン] 鼓 楽 : 後で戻んだろーなー!?

[メイン] 鼓 楽 : (真実との接触の呪文を唱える)

[メイン] 鼓 楽 : 1d6 (1D6) > 4

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 51 → 47

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=33 (1D100<=33) > 88 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : 銀!お前も手伝え!

[メイン] 鼓 楽 : この呪文を唱えたい、お前でも出来るな!?

[メイン] 弐乃 銀城 : あぁ!?わかんねぇけどやってみるしかねぇだろ!つーかさりげなくばかにすんなばーか!

[メイン] 鼓 楽 : そういうとこだよバーカ!

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d6 (1D6) > 6

[メイン] system : [ 弐乃 銀城 ] SAN : 38 → 32

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB (1D100) > 93

[メイン] ヒプノス : choice[銀,楽]  (choice[銀,楽]) > 楽

[メイン] ヒプノス : choice[右腕,左腕,左脚]  (choice[右腕,左腕,左脚]) > 左腕

[メイン] 鼓 楽 : 次もおれかよ!少しは銀を狙えっての!

[メイン] 弐乃 銀城 : …うるせぇな!…おれだってそうしてほしいって…

[メイン] 鼓 楽 : ……何?おれのこと心配してんの?

[メイン] 弐乃 銀城 : はー!?うるせーーーー!ばーーーーか!!しね!!

[メイン] 鼓 楽 : だから子どもかよ…

[メイン] 鼓 楽 : 1d6 (1D6) > 4

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] SAN : 47 → 43

[メイン] 鼓 楽 : ccb<=60 (1D100<=60) > 18 > 成功

[メイン] KP : 貴方は水晶を握り込み、呪文を詠唱した。
呪文に呼応するように周囲に眩い光が満ち、次第に光は強まっていく。
白光を浴びて、変えられた身体は元に戻るのを目にするだろう。見慣れた体に安堵する。
そして、眠りの大帝はどこか興ざめした声音でその様子を見つめていた。

[メイン] ヒプノス : これは……真実か

[メイン] ヒプノス : 面倒なものに助けを求めたものだな

[メイン] ヒプノス : 私の領域は夢。いかなるものも生み出す夢だ。真実とは相容れぬ

[メイン] ヒプノス : …興が冷めた。それはもうよい

[メイン] KP : その声を最後に、眠りの大帝はこの場所から姿を消した。

[メイン] KP : この空間が再び色を変える。極彩色の宮殿が白く塗り替えられていく。
やがて出来上がったのは、殺風景な白い部屋。

[メイン] KP : 白いテーブルに、白い椅子。あとは空間全てを囲う壁と床。そして、出口と思しき白い扉。
たったそれだけだった。

[メイン] KP : 否、そうではない。空間に馴染むように、顔の見えない白ローブの人物が立っていた。

[メイン] 木森 昼真 : 真実を求めし者よ。この場ではいかなる嘘も貫けぬ。いつわりなき言葉のみが許される

[メイン] 木森 昼真 : あなたたちを助けたのもまた、真実。真実は残酷だが、いつでもあなたに寄り添っている

[メイン] 木森 昼真 : ……今回は巻き込んですまなかった

[メイン] KP : 謝罪した白ローブは貴方の返答を聞く前に、溶けるように消えていった。

白い部屋

[メイン] 鼓 楽 : ……言い逃げしやがって

[メイン] 弐乃 銀城 : ……わけわかんね

[メイン] 鼓 楽 : 後でいくらでも説明してやっから、とりま帰る前に傷直すか。

[メイン] 鼓 楽 : ほら見せろよ。

[メイン] 鼓 楽 : CCB<=40 【応急手当】 (1D100<=40) > 45 > 失敗

[メイン] KP : クリティカルチケットで成功

[メイン] 鼓 楽 : 1d3 (1D3) > 3

[メイン] system : [ 弐乃 銀城 ] HP : 8 → 11

[メイン] 鼓 楽 : お。慣れてきたかな。流石おれ

[メイン] 弐乃 銀城 : …あー…つーかお前の方がひでぇだろ

[メイン] 鼓 楽 : 見てくれんの?んじゃよろしく。

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=70 【応急手当】 (1D100<=70) > 71 > 失敗

[メイン] 弐乃 銀城 : CCB<=70 【応急手当】 (1D100<=70) > 87 > 失敗

[メイン] 鼓 楽 : …下手かよ……

[メイン] 鼓 楽 : これ使えば?少しはやりやすくなるんでない?(救急箱を渡す)

[メイン] KP : 救急箱を使用したため、応急手当は自動成功

[メイン] 弐乃 銀城 : 1d3 (1D3) > 2

[メイン] system : [ 鼓 楽 ] HP : 3 → 5

[メイン] 弐乃 銀城 : …下手で悪かったな。つーか、何だこの部屋

[メイン] 鼓 楽 : 練習すりゃいいんじゃなーい。

[メイン] 鼓 楽 : おれにもこの部屋のことは分からんけど、多分あの扉くぐれば帰れそうではあるかな。

[メイン] 弐乃 銀城 : …あー、じゃあはやく出ようぜ、お前と一緒にいたくねぇし

[メイン] KP : 弐乃がそう言うと、途端に肌がぴりぴりと痛む。

[メイン] 弐乃 銀城 : いってて!何だってんだよ!

[メイン] 鼓 楽 : …あは、おれ分かった。

[メイン] 鼓 楽 : 銀、お前嘘ついたでしょ。

[メイン] 弐乃 銀城 : はあ!?ついてねぇっての!なんでこんな仕打ち…

[メイン] KP : 「嘘は所詮その場しのぎ。身を滅ぼすこととなろう」という文言が壁に浮かぶだろう。

[メイン] 鼓 楽 : ……だってよ?

[メイン] 弐乃 銀城 : …じゃあなんだよ!…しゃべんなきゃいいって事かよ

[メイン] 鼓 楽 : それは困るかな、おれ銀と喋りたいし。

[メイン] 鼓 楽 : まぁどうしてもおれといるのが嫌ってんならすぐ帰ってもいいけど。

[メイン] 弐乃 銀城 : …っ(口をぱくぱくする)

[メイン] 弐乃 銀城 : …いやじゃねぇけど…柄じゃねぇだろうが、こういうの

[メイン] 鼓 楽 : おれは気になんないけど?

[メイン] 鼓 楽 : てかさー、幼馴染なんだし、もうちょっと色々言ってくれてもいいのに。

[メイン] 弐乃 銀城 : …あー、ハイ…

[メイン] 鼓 楽 : ま、今じゃなくてもいいけどな。聞かせてよ、銀のこと。

[メイン] 弐乃 銀城 : ……んー…わかったわかった…あー……うーん……えーっと…

[メイン] 弐乃 銀城 : …お前のこと、嫌いではない。

[メイン] 鼓 楽 : そ。

[メイン] 鼓 楽 : おれも銀のこと好きだよ。一番過ごしてるからか一緒にいて楽だし。

[メイン] 弐乃 銀城 : ………はー、うん。わかってるわそんなん

[メイン] 鼓 楽 : お、伝わってたか。

[メイン] 鼓 楽 : …あー……昔彼女寝取ったのは悪いと思ってるよ。

[メイン] 弐乃 銀城 : っあれは、別に彼女じゃねぇ!…つーか、そんなん根に持っても…しかたねぇし…

[メイン] 鼓 楽 : え、彼女じゃなかったん?

[メイン] 弐乃 銀城 : …ちげぇわ!

[メイン] 鼓 楽 : へー、じゃあ謝り損だったかもな

[メイン] 弐乃 銀城 : 損ではねぇだろ、別に!

[メイン] 鼓 楽 : ちょっと損。プライド削れたわ~

[メイン] 弐乃 銀城 : は〜!?お前のそういうとこ、きらっ……………

[メイン] 弐乃 銀城 : …………

[メイン] 弐乃 銀城 : ………なんでもねぇわ!!

[メイン] 鼓 楽 : えー?続き言ってもいいんだよ~?嘘じゃないなら

[メイン] 弐乃 銀城 : …もういい知らん!!

[メイン] 鼓 楽 : はいはい、ごめんて。機嫌治せよな。

[メイン] 弐乃 銀城 : ……余裕ぶるなっての。そういうとこもき…き…

[メイン] 弐乃 銀城 : …き…きれいなへやだなあ

[メイン] 鼓 楽 : ははは、下手かよ。

[メイン] 弐乃 銀城 : うるせー!ばーか!

[メイン] 鼓 楽 : お前よりは賢いですー

[メイン] 弐乃 銀城 : あーーーーうるせーーわ……もういいだろ…くそ…

[メイン] 鼓 楽 : あは、まぁ確かに十分話したしもういいかもね~

[メイン] 鼓 楽 : …なんか銀とこんな喋ったの久しぶりかもしれないな

[メイン] 弐乃 銀城 : あー、……そうかもな

[メイン] 鼓 楽 : ここ数年はいろいろあったしね。それにお前、おれのこと避けてたし

[メイン] 弐乃 銀城 : ………それはまあ、それなりに理由があるんだよ、こっちにも

[メイン] 鼓 楽 : おれのせい?

[メイン] 弐乃 銀城 : あ?いや…あー、それも、ある。でもおれのせいでもある…

[メイン] 鼓 楽 : ……そっかぁ。なんかそれ聞いて安心したかも。ガチで嫌われてると思ってたから。

[メイン] 鼓 楽 : 幼馴染に嫌われるとか辛いし

[メイン] 弐乃 銀城 : だから、嫌いじゃねぇって…あーなんだ、お前にかなわねぇのが…みじめなんだよ、自分が

[メイン] 鼓 楽 : え、そんなこと思ってたの。なんか…意外。

[メイン] 弐乃 銀城 : 意外ってなんだよ!こんなん話すつもりじゃなかったわ!くそ!忘れろや!

[メイン] 鼓 楽 : 覚えておいてやるよ、せっかくだし。

[メイン] 弐乃 銀城 : …むっかつく…

[メイン] 弐乃 銀城 : …お前はなんか、こう、ねぇのかよ

[メイン] 鼓 楽 : なにが?

[メイン] 弐乃 銀城 : …秘密?みたいな?

[メイン] 鼓 楽 : んー…秘密……秘密ねぇ~…

[メイン] 鼓 楽 : 特にないかも?割とオープンだし

[メイン] 鼓 楽 : てか秘密とか嘘とか苦手だし

[メイン] 弐乃 銀城 : ふーん…つまんねぇの

[メイン] 鼓 楽 : 全部銀に言ってるって。

[メイン] 弐乃 銀城 : …そんなん嬉しくねぇ…ことはねぇ

[メイン] 鼓 楽 : 素直に「嬉しい」って言やいいのに。

[メイン] 弐乃 銀城 : …かゆすぎて死ぬ

[メイン] 鼓 楽 : はは、銀らしい。

[メイン] 鼓 楽 : あ、でも秘密じゃないけど、一つだけあるよ。

[メイン] 鼓 楽 : おれは天才じゃないからな。これでも努力してんの。

[メイン] 弐乃 銀城 : ……それは意外だわ

[メイン] 鼓 楽 : …やっぱお前も思ってたんか。

[メイン] 鼓 楽 : 人にもよると思うけど、人が努力して手に入れた物を勝手に「天才」って片づけられるのおれは嫌。

[メイン] 弐乃 銀城 : ま、そりゃそうか……

[メイン] 弐乃 銀城 : …知れてよかった。

[メイン] 鼓 楽 : ん、知ってくれてありがと。銀だけでも知っててほしかった。

[メイン] 弐乃 銀城 : ……へーへー

[メイン] 鼓 楽 : ご満足いただけましたかね?

[メイン] 弐乃 銀城 : うるせーわ、ばーか

[メイン] 鼓 楽 : なんなんお前……

[メイン] 鼓 楽 : んじゃ、これ以上いてもつまらんし帰ろ。

[メイン] 弐乃 銀城 : ん、そうだな

[メイン] KP : 二人は扉から出る。…途端、意識を失う。

エンディング

[メイン] KP : 貴方は弍乃とともに自室で目を覚ます。

[メイン] KP : あの夢から戻ってこれたのだと理解するだろう。

[メイン] 鼓 楽 : …ん゛~………あ、帰ってこれた。

[メイン] 鼓 楽 : 銀、銀。起きろって。(揺り起こす)

[メイン] 弐乃 銀城 : …んあ?…うわ!!

[メイン] 弐乃 銀城 : なんでお前がいるんだよ!!

[メイン] 鼓 楽 : いやおれの家だし…

[メイン] 弐乃 銀城 : …え!?まじかよ…

[メイン] 鼓 楽 : マジだよ。ほら周り見ろって。

[メイン] 弐乃 銀城 : うわ、………うーわー…(頭を抱える)

[メイン] 鼓 楽 : あは、朝チュンしちゃったねー

[メイン] 弐乃 銀城 : ……え?まじじゃねぇよな?

[メイン] 鼓 楽 : 冗談だけど?

[メイン] 鼓 楽 : てか一緒に寝るのなんて10年ぶり?子どもの時に互いの家泊まった時くらいだよな~(ベッドから下りる)

[メイン] 弐乃 銀城 : そうだな……

[メイン] 鼓 楽 : あ、銀って珈琲派だっけ?今から淹れるけど飲む?

[メイン] 弐乃 銀城 : ……のむ

[メイン] 鼓 楽 : おっけー。んじゃ待ってて~

[メイン] KP : ふと、貴方はテレビがつけっぱなしになっていたことに気がつく。
テレビを見たり、消そうとするなら、ある報道が流れてきたのを耳にする。

[メイン] KP : 「──今日、路上で亡くなっているところを発見された男性の続報です。警察は当初、事故と事件の両面から捜査を続けていましたが先程、事件性は無く自殺だと断定しました。男性の身元確認を急ぐとともに、詳しい事情の調査が急がれます」
「次のニュースです。──」

[メイン] KP : きっと、あの夢で見た火原という人物の報道だ。
貴方は直感的にそう理解する。

[メイン] KP : 火原は落水を呪って死んだ。その事実に偽りは無く、現実のものだった。
それに貴方は何を思うだろうか。思ったとして、現実は変わらない。見知らぬ他人が死んだだけで、自分の日常には何の影響も及ぼさないのだから。

[メイン] 弐乃 銀城 : …おい、楽

[メイン] 鼓 楽 : ん~?なに~(珈琲を淹れつつ)

[メイン] 弐乃 銀城 : …お前に言い忘れてたことがある

[メイン] 鼓 楽 : え、何。急に改まって。

[メイン] 弐乃 銀城 : その、悪かったな、色々。怪我も…させちまったし…

[メイン] 鼓 楽 : ……いーよ。許す。

[メイン] 鼓 楽 : バカな目合っちゃって~今のお前なら壺売ってくる人現れるかもな

[メイン] 弐乃 銀城 : …ああ?なんだそりゃ…意味わかんねぇし…

[メイン] 弐乃 銀城 : つーか、その、なんだ。埋め合わせは、するからよ

[メイン] 弐乃 銀城 : ……見放さないでくれよ

[メイン] 鼓 楽 : ……。

[メイン] 鼓 楽 : どうしちゃおっかな~見放しちゃおうかな~?

[メイン] 弐乃 銀城 : …はあ!?てめ、人がこんなに反省してんのに!

[メイン] 鼓 楽 : 冗談だって、ジョーダン。見放さないよ。

[メイン] 鼓 楽 : ま、次バカなことやったら銀ママに言ってやっからな

[メイン] 弐乃 銀城 : やーめーろー!それなら楽のかあちゃんにもチクるからな!

[メイン] 鼓 楽 : おれの母さんは関係ないだろ…

[メイン] 弐乃 銀城 : はは!昔に戻ったみてぇ

[メイン] 鼓 楽 : ぷっ、はは、確かに。

[メイン] KP : 知らない誰かが死んだところで貴方の日常は変わらない。けれど、貴方が真実を受け止め、何かを探してあがき続けるのなら、その死さえも意味のあるものになるのかもしれない。

[メイン] KP : 真実は残酷だが確かに美しい面も持つ。それをどう受け止めるかは、貴方次第だ。

[メイン] KP : エンド1-B「だけど嫌いになりきれなくて」

[メイン] KP : シナリオクリアです。お疲れ様でした!

[メイン] KP : ◆SAN報酬
 生還:1d10
 KPCを正気に戻した:1d3


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?